漏斗胸手術について 3

  ***  まあちゃんの手術メモより ***

 

  胸骨翻転術感染部形成手術  

 

14年8月26日 入院 手術の説明を受ける
レントゲンで見たところ突出している胸骨の下部に
軟骨の固まりが出来ているので それを切り離す事
で高さが下がってくればそのままで縫合 下がらな
い様子ならば胸骨に切り目を入れる等の処置をした
後にワイヤーで固定する
手術時間は4〜5時間 入院期間は1ヶ月間の予定
胸部レントゲン
14年8月27日 手術前日 歯科へ行き ぐらついている歯を抜いてもらう
整形外科へ行き気管内装管が可能か環軸椎回旋位
固定の現状を検査してもらう
(口を開けた状態など レントゲン5枚を撮る)
結果 症状は出ていないが現在もずれはある状態で
ある為に手術時は充分注意の上装管するしかないと
いう話  継続して経過観察をする
頸部レントゲン
14年8月28日 手術当日 食事は朝食1/2 水分は午前9時まで可能
午前10時 浣腸
午後1時30分 術前座薬
午後2時45分 術前注射
午後3時30分 手術開始〜午後9時すぎ 終了

術後の説明
切り離す予定の軟骨と胸骨か強力な繊維質によって
一体化されていたために切除は困難ということになり
急遽肋骨を全てはずして形成した後に糸で繋ぎ付け替
える『胸骨翻転術』に変更
その際 胸骨の裏と心臓の膜のバーが入っていた部分
に癒着がありそぎ離す処置中に出血し穴があく
縫合部は筋肉を内部で寄せて合わせているために乳
首の位置がずれている
『胸骨翻転術』の場合切り離した肋骨には血液が通わ
なくなるために骨自体は死んでしまうのだがそれを取り
まく繊維状の物が肋骨の代わりをするようになる
一ヶ月間はベッドで上向きのまま過ごす 2年後くらい
にはスポーツも可能になる

腹部ドレン

点滴

おしっこの管

酸素モニター

心拍モニター

硬膜外麻酔

酸素投与

14年8月29日 術後1日目 水分の摂取の許可
右側の肺が膨らまない
痰が絡み呼吸が苦しい
耳垂れが出始める
採血
吸入(3/1日)
14年8月30日 術後2日目 昼過ぎから発熱38.5度 夜39.6度
右肺が白くなってきている
普通食 開始
胸部レントゲン
心臓エコー
採血(反応7)
14年8月31日 術後3日目 39度前後の熱が続く
MRSA感染を起こす
座薬 レントゲン
14年9月 1日 術後4日目 肺に水が貯まり始める 咳がひどい 胸部レントゲン
14年9月 2日 術後5日目 40度をすぎる熱
傷口が赤くなってきている
胸部レントゲン
採血
14年9月 3日 術後6日目 右肺の影が薄くなる 水も少なくなってくる
硬膜外麻酔をはずす 熱は40度
採血 
14年9月 4日 術後7日目 40度を過ぎる熱
傷口の炎症部が感染している 抗生剤を変更する
感染部の洗浄
14年9月 5日 術後8日目 炎症反応が上がる
熱は37度台に下がってくる
洗浄 1日2回
採血(反応14)
14年9月 9日 術後12日目 夕方から発熱 38.5度
育成医療の申請許可通知が届く
洗浄 1日2回
14年9月10日 術後13日目 傷口が落ち着いてきたので洗浄を1日1回にする
39度前後の発熱だか 炎症反応は0.8
採血
尿検査
14年9月11日 術後14日目 尿の管がはずれる
肺のたまった水が消える 影はまだ少し残っている
胸部レントゲン
14年9月12日 術後15日目 熱は38.5度前後だが 機嫌は良い
洗浄の後 傷口に人工の皮膚を張り付ける
 
14年9月13日 術後16日目 張り付けた人工皮膚の具合が良いので洗浄は中止  
14年9月15日 術後18日目 酸素がはずれる 平熱になってくる  
14年9月18日 術後21日目 腹部のドレンチューブがはずれる
60度までのベッドアップの許可
 
14年9月24日 術後27日目 吸入が終わる  
14年9月25日 術後28日目 自立座位の許可
点滴がはずれる 血液検査の結果は良い
採血
14年9月26日 術後29日目 室内歩行の許可が出て立って見るが力が入らない  
14年9月28日 術後31日目 なんとか歩けるようになる 筋肉痛  
14年10月1日 術後34日目 通院を治療をすることが条件で回診の後退院する  
       
14年10月2日   退院後1日目
昼間発熱し 夜感染部から浸出液が出る
夜中に病院へ行き 再入院となる
点滴開始
培養検査
採血
14年10月3日   病棟内の歩行は許可される
洗浄 1日2回
 
14年10月5日   洗浄 1日1回  
14年10月10日   血液検査 炎症反応マイナス
抗生剤中止 点滴が取れる
 
14年10月15日   傷口の形成手術をするという話を受ける  
14年10月19日   洗浄 中止   傷口が深く潜行し軟骨が浮いてくる  
14年10月21日   洗浄 再開   10/25の手術が決まる  
14年10月23日   術前処置 抗生剤を含ませたガーゼを傷口に埋める

手術前の説明をまあちゃんと一緒に聞く
感染が起きたために 深く穴があいてしまい軟骨が浮
き上がって来ているので 軟骨を取り除き陥没部分を
筋肉を寄せて被うという説明を受ける

胸部レントゲン
採血 培養検査
14年10月24日   抗生剤ガーゼの交換 1日3回行う
食事は夕食まで 明け方5時まで摂取可能
午後9時 浣腸
浣腸
14年10月25日 形成手術

 当日

午前7時 術前座薬
午前8時30分  術前注射
午前9時 手術開始〜午後1時手術終了

手術後の説明
浮いてきていた軟骨は全て取り去り感染を起こしていた
皮膚を取り除き陥没部の肉芽を取り除き洗浄する
腹部内で陥没部は空洞状態だがいづれは筋肉が盛っ
て来るのを待つ
陥没部はなんとか筋肉を寄せて縫い合わすことができ
たがはずれてしまう可能性もあるので2週間はベット上
で寝たまま過ごす
感染を起こさないように 初めから抗生剤を使い調子が
良ければ1ヶ月位で退院出来る

腹部ドレンチューブ

酸素モニター

心拍モニター

酸素吸入

硬膜外麻酔

14年10月26日 術後1日目 38.5度前後の発熱
夕食から食事開始 おもゆ
 
14年10月27日 術後2日目 平熱に落ち着く
患部の感染もなし
急におしっこが出なくなり 尿管を入れてもらう
 
14年10月28日 術後3日目 硬膜外麻酔がはずれる
三分粥になる ベットアップ30度まで許可
 
14年10月29日 術後4日目 尿管がはずれる
硬膜外麻酔の作用で排便排尿困難が起こる事がある
 
14年10月31日 術後6日目 ベッドアップ60度まで許可  
14年11月 1日 術後7日目 心拍 酸素モニターがはずれる 採血(反応−)
14年11月 2日 術後8日目 ベッドアップ90度まで許可  
14年11月 5日 術後11日目 半分抜糸をして様子を見る 腹部ドレンはずれる 胸部レントゲン
14年11月 8日 術後14日目 点滴がはずれる 採血(反応−)
14年11月11日 術後17日目 全抜糸  外泊許可が出る  
14年11月12日 術後18日目 約2ヶ月半ぶりのシャワー  外泊  シャワー許可
14年11月15日 術後21日目 検査と診察の為に病院へ戻る  外泊 採血 
胸部レントゲン
14年11月18日 術後24日目 外泊から病院へ戻る 採血
14年11月20日   心エコー検査 胸部レントゲン
採血
14年11月21日   退院