映画時代


今、映画の時代かと言えば、興業的にも決してそうではありません。しかし、ビデオソフトの急速な広がりは映画(夢)に対するあこがれや共感が決して一握りの人のものではないこと、そして、新しい映像の時代を予感させていると言えます。

 一方、これほど多くのメディアで映画が語られ、批評されている時代もありません。しかし、残念ながら、その多くは作品にも私たちにも迫ってくるものではありません。そして、そのことは日本映画に関してみても一部の試みを除き、映画と批評の衰弱した関係に代表されています。我々は面白い映画を見たい、面白い批評を読みたいと思っています。

 そんな誰にでも映画が語れる、雑誌が作れる時代にあえて、批評誌を発刊することは、多分危険なことなのだと思います。

 その意味で私達の雑誌と批評は、作家や多くの方の反論や批評にさらされなければならないのだと思います。そして、なお、映画と時代を語りたい。映画の批評で日本中をおおいたい。

 私達は今再び、新しい雑誌づくりを目指します

映画時代 no2

1992.5発行

A5版 168ページ

800円 残部僅少

特集 ウンタマギルー

批評 浪人街 恋のゆくえ 夢

    フィールドオブドリームス他

連載 大林宣彦論

映画時代 no3

1994.1発行

A5版 208ページ

900円

特集 映画批評をめくって

   クーリンチェ少年殺人事件

批評 大誘拐 櫻の園 ふたり

    シコふんじゃった 他

映画多元化宣言 高嶺剛

  

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