わが町倉敷も、古い町並みなどは
残して美観を保ってはいますが、
一歩郊外へでるとそれはもう現代の
姿です。
高山市はその澄んだ空気や山に
囲まれた雰囲気と町そのものの風情が
ぴったりあって農民や町人の庶民の
生活の様子がその空気からまさに
伝わってくるような気がします。
早寝早起き、山の自然の食べ物と
おいしい水。
スケールの面でも住人の気質の面でも
当時の匂いが立ちこもっているような
気がしました。
家自体も非常につやつやした漆黒の木材で、 頑丈そうでなおかつ暖かみがあるのですが、 軒先にはわせているツタや飾ってある花が またその風情に彩りを加えています。 夏の朝はおすすめです。朝顔がなんとなく 涼しげに軒先に花広げている様は、 まさしく庶民の”風流”そのものです。 冬は岐阜から通ったせせらぎ街道は雪で 封鎖になるそうですが、四季のいろいろな 風情をまた味わいに来たい高山の町でした。 |