棚ぼた式の儲かる話
昨今の酪農情勢につきましては今更説明するまでもなく酪農家の皆様がたには大変なご苦労の連続であり、また終着点の見えない酪農状況の中での不安、疑心といったものには相当な精神的ストレスをこうむっているのが現実かと思っております。
しかし、(他産業の雲行き等と照らし合わせて)発想の転換なり、細かい計算なりしてみれば、まだまだ利益の確保は充分に可能だと考えられます。
当社では酪農家の皆様方に{いかに儲けていただくか}ということに焦点を絞って営業活動を展開してまいります。
まず、その第一弾として繋ぎ牛舎用自動給餌機の特別販売キャンペ−ンを実施いたします。
1.当面の酪農技術の中の最重要課題として次のことが考えられます。
暑熱時のヒ−トストレス対策
初産牛にいかに食い込ませるか
多回給餌のための労力確保
乳成分をいかに安定させるか
・これらの問題を解決する最強の切り札として自動給餌機の設置があります。
上図は配合飼料を1日に2回に分けて給与した場合と14回に分けて給与した場合の第1胃内のPH値を測定したものです。
PH値の急激な低下がもたらす諸疾病はすでに酪農家の皆様はいやというほど御経験されていることと思います。
上図は1日分種々の給与方法がミルク生産にどのように影響するかを示してあります。
A−同量の飼料を10%の誤差(多すぎたり少なすぎたり)で2回給与
B−同量の飼料を正確に計量して2回給与
C−同量の飼料を正確に計量して4回給与
AとCの差が10%もあります。あなたはどのタイプですか?
2.自動給餌機の経済性 (現在の牛群平均能力8,000kg/30頭と仮定する)
機械代4,000,000円(工事費込み 牛舎構造により変動あり)
リ−ス対応で5年償却/年間支払い800,000円/1日当たり2,192円
正確な濃厚飼料給与により現在の1日26kg乳量が4kg 増えて30kgにな
ると仮定すると乳牛の飼料利用効率が上がるので個体間の差はでますが、全体で
は濃厚飼料の使用量は変わりません。
4kg(1頭当たりの増えた乳量)*85円=340円*30頭=10,200円
1日当たり増えた乳量代金10,200円−リ−ス料2,192円=8,008円
乳量が増えた分全体の乾物摂取量も増えますのでここでは乾物1kgの増として
乾物1日1kg当たり増し分50円 *30頭=1,500円
8,008円−1,500円=6,500円
年間6,500円*365日=2,372,500円 の収入増
その他プラスアルフア−として乳質の向上、病気の激減、受胎率の飛躍的向上、
特に第4胃変位の発生低下には目を見張るものがあります。
今の時代に規模拡大をしないで年間200万円以上収入が増える話があるとは驚き
ではありませんか!
まさに現代版 棚からぼた餅ならぬ箱からぼた餅の本当の儲かる話です。
20頭規模でも同様の計算式を当てはめますと100万円以上の収入増が見込め
ます。
また、泌乳後半の乳牛に対しては人間が温情主義で濃厚飼料を給与するよりも
計算に基づいた冷静な機械給与の方が後々の疾病対策にも、経済性にもより効果
的であることは十分ご理解いただけるものとおもいます。
3.ト−タルソフトサ−ビスについて
いうまでもなく今の自動給餌機は濃厚飼料の自動給餌であって粗飼料は自動給餌
ではありませんので飼料設計、アフタ−サ−ビス等は機械メ−カ−、ホクラク、
全酪、雪印等の協力をお願いして万全の体制を整えておりますので、自動給餌機
に興味をお持ちの方は、ぜひとも西日本興農へご一報下さい。