KLXの’01モデルのアイドルギアを
・神奈川の櫻井さんの情報によると「’01KLXとシェルパはクラッチアウタ(ハウジング)が共通」。
・という点から、アイドルギアを流用出来るかどうかについて調べてみました。
・ただ、櫻井さんから「アイドルギアの取り付け穴が大きくなっているのでそのままでは×」
との追加情報も頂いていました。
・で、櫻井さんからの情報とカワサキのオンラインパーツカタログ(これも櫻井さんに教えていただきました)によると
’01KLXも以前のものもキックギアは共通なのです。
・アイドルギアの外径を適当に削って異音が無くなった点と考え合わせると
「’01KLXのアイドルギアをつけるか、外径を同じにすればOKなのではないか」
という安易な結論になります。
・しかし、調べられることは調べてみようということで(今回のキック取り付けで少しだけ学習)
いくつかの点を調べてみました。
・外径と外観
・しかし、この2種のギアは外観も違っています。
・旧ギアは銀色に輝く美しいもの、新ギアは真っ黒い「わたしはただの鉄です」みたいなやつです。
(ブレーキクリーナーで脱脂したら錆びてきました)
・さらに旧ギアは取り付け部にメタル風のブッシュが入ってちょっと凝ってます。
新ギアはただのギアです。
・直径は下記のとおりです。
(旧ギアは私がいいかげんに削っているのでオリジナルの大きさではありません。)
|
歯の頭 |
同底 |
旧 |
67.10 |
58.27 |
新 |
66.60 |
58.50 |
(当然mmです)(’02/03/17タイプミス修正)
こんな機械で測定(表示は1/1000mmまで出ますが、私はそんな精度で測定できません。)
※素人の測定ですので上記の数値は「目安か話の種」程度の精度です。
・私の加工は直径で0.5mmほど大きかったようです。
(といってもこれで半シーズン(?)走ってきましたが..)
・ギアの厚みなどにスラスト方向に関しては「なんとでもなる」と思っているので未測定。
・関係無いですが、ギアをはずすときにケースカバーの裏に「手作りマヨネーズ」が貼りついているのを発見。
愕然とする。(でもオイルは何とも無いのです)
・外形(?)
・さて、ギアの形ですが。
25倍(およそ)に拡大したビデオ画像を取り込み、
旧型を色反転、新型の画像と重ね合わせ。
・見たところ、「ま、いいか」と思いました。(←いいかげんモードに戻る)
・以上のような点から「とりあえず旧ギア(適当加工済み)の外径を新ギアにあわせよう」
てな結論に達しました。
・直径で0.5mm程度ですから無駄な気もしますが
これで今回のキックネタは終わりにしようということで
工作所にて切削してもらうことにしました。
・加工はT工作所、離れたところにあるので師匠に取次ぎを依頼。
外径を落とすつもりで依頼したのですが、師匠に「おまかせ」モードでお願いしました。
・ただ単に新ギアを取りつけるのであれば
シェルパのアイドルギアの取り付け部についているカラーを加工するのが一番安価でしょう。
ただ取り付け部は回転していますから多少なりとも潤滑を考慮し
取り付け部はオリジナルを尊重し旧ギアの外径落としを考えています。
・2002/4/21
・4/16にギアが帰って来ました、外径を落とせたようです。
直径は実測66.63mmでした。師匠ありがとうございました。
・ギアの頭にカエリ(?)が出ているのでちょっとあたってから組みます。
・乗ってみましたが以前とは特に変わりが無いようです(当たり前か...)。
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