2011年秋 香川・高知・祖谷温泉旅行記
2011年10月30日〜11月2日
今年の11月に主人の弟が還暦を迎えます。そこで還暦を祝う温泉旅行に行こうという事で・・・計画されたのが今回の旅行でした。
1日目:2011年10月30日 岡山〜善通寺・金毘羅さん
ちょっと曇り空の朝、散歩と朝食を済ませたさくらを預け先の従業員のお宅まで車で旦那が連れて行きました。 私はその間に旅行の準備を・・・寒いやら暑いやらよくわかんないので着るものがどうしても多くなってしまいます。もっとも車で行くので多くても困らないのですが。 車の中で履くスリッパ、濡らして絞ったお手拭、おやつに飲み物etc、etc 10:30の新幹線で着く弟夫婦を迎えに岡山駅に・・・ 駅前の駐車場に車に入れて、新幹線の出口に二人で迎えに。 さてここから3泊4日の旅の始まりです。 桃太郎の像が見送ってくれました。 |
先ず最初に立ち寄ったのは与島です。 倉敷の早島インターから高速に乗り瀬戸大橋を走り・・・ここから望む海の風景はほんとうに綺麗。海に大小の島々が浮かぶ姿は他では見られないものです。ただ橋の上で停まるわけにいかないので運転してる人は残念ですが・・・諦めてね。 写真は与島から眺めた瀬戸大橋です。 小雨で四国(たぶん坂出)が霧にかすんでしまってるのがちょっと惜しいです。 小雨の中みんなで記念撮影をして、さぁ、出発です。 |
香川、讃岐と言ったら・・・うどん!ですよね。 勿論、旦那に手抜かりはございません。 お昼は『讃岐うどん』です。 12時丁度に着いたところは「岸川うどん」 すでに20数人の方が小雨の中並んで待っていました。 写真ではわかりにくいですが、ビニールハウスで営業中なのです。お店はきれいとは言い難いですがお味は保証付きです。 私が頂いたのはネギに玉子を載せて醤油をかけて頂くぶっかけでしたが・・・もうムチャクチャ美味しかった!コシガあってむっちりとして・・・みんな大満足でした。 近いのでまた是非食べに来たいです。 |
腹ごしらえができたので、みんな張り切って善通寺へ。 左の写真は門を潜るとすぐに見えてくる五重塔。 右の写真は境内にそびえたつ天然記念物の巨大な楠。 樹齢1000年以上ですって。 間近で見ると迫力があります。この楠の下で見上げると神々しく清々しい気持ちになります。 ちなみに「善通寺」は弘法大師・空海を開祖とする真言宗善通寺派の総本山だそうです。 |
善通寺を後にして向かったのは、今日のメインになる金毘羅さんへ。 ここでびっくりしたのは駐車場です。とにかく土地がないので専用の駐車場がないのです。旦那がガイドブックで調べてみても遠い駐車場がないって・・・ 行ってみて道理です。客引きがいるんですよ。お店でいくら以上買うとタダで金毘羅さんに近い駐車場に止めさせてくれるって。(こういう仕組みになってるんですねぇ) 大門に近いお土産物屋さんの駐車場に停めてテクテクと歩き始めたんですが、左の写真のところに佇んで見上げたら・・・ハッキリ言って『戦意消失!』です。 とにかくあの石段が天まで続いてるのかと・・・ とにかく杖を片手にゆっくりと登り始めました。 義妹は少し足が悪いので、駕籠もあるよと言ったのですが、、、降りてくる駕籠と乗ってるおばあちゃまを見たら・・・やめた方が無難な感じでした・・・というか駕籠の方が怖い。 |
マイペースで登り始めた石段ですが、義妹は247段でギブアップ。 お土産物屋さんで休憩させてもらうことに・・・ 私はもう少し、もう少しと頑張って登ったのですが、書院の前までで戻ることにしました。 まだ大丈夫かもと思ったのですが、意外に降りるときの方が足に来るのでと用心しました。 写真は書院の前から琴平の街をカシャ! 晴れていたらもっとくっきりととれたと思うのですが・・・これも一興。 旦那と義弟は御本宮まで歩き通して帰ってきました。二人は小さいころに母方の祖父たちに連れられてお参りに来たことがあるってことで、二人で思い出話をしながら登っていました。子供の時この石段を見上げて登るのをやめたら、あとでお腹が痛いと言ったとき「金毘羅さんにお参りしなかったからだ」と言われたのが今でも忘れられないと・・・リベンジできてうれしそうでした。 降りて、かのお土産屋さんでしっかり買いこんで・・・今夜のお宿へ。 しかし、足がつりそうよ・・・マジで。 |
初日の泊まりはビレッジ美合。 露天ぶろ付きのコテージだったのですが・・・雨。 残念ながらお部屋の露天風呂はぬるくなりすぎて楽しめませんが・・・私は雨がひどくなる前に入っていたのでラッキー!・・・内風呂も温泉なので充分でした。 コテージなんですが本館から坂道を登ったところに建ってるんですが、金毘羅さんの石段がここにきて祟りましてきつかったです。 左の写真はホテルの玄関。 右の写真は女性の露天風呂(男性と日替わり)から眺めた滝です。二段になった滝で爽快感いっぱいです。 |
2日目:2011年10月31日 高知、祖谷温泉へ
昨晩は、ナ、ン、ト、9時半過ぎには夢の国に・・・で今朝は5時頃から目が覚めてしまって、まず部屋の内風呂に。(目覚めた時にはすでに旦那は入浴済みでした・・・早っ!) そして6時から入れる本館の大浴場と露天風呂にも入って温泉を堪能してから、出発です。 最初に向かったのは、ホテルのロビーで会ったカメラが趣味という方のお奨めの「日本一の大杉」です。 美合からさほど遠くない高知の大豊町というところにあるそうなので、高知に行く前に寄って行くことに。 見に行くのに500円払ったのですが・・・最初は、「え?お金いるの?こんなところで?」と思ったのですが、いやいや一見の価値ありの大杉で、カメラ向けてもてっぺんなんて写せません。とにかくスクスク天にも届くかというくらいの高さなのです。なんでも屋久杉より高いそうで樹齢は3000年にも及ぶとか。 これを維持していくには、やはりお金が掛るんだりうなぁと500円にも納得した次第です。 |
この大杉のお隣にあるのが「大杉の苑」・・・ここには美空ひばりの遺影碑と歌碑が並んでいます。 なんでも9歳の頃、大杉の近くでバス転落事故にあいながらも九死に一生を得、日本一の歌手になれるように大杉に祈願して夢が成ったことからできた碑とのことでした。 遺影碑のスイッチを押すと「川の流れのように」などの曲が流れます。 私たちがいた間にもず〜〜っと流れていて・・・私たちは2回しか押してないですよ・・・ご近所の方々は煩いだろうなぁとご同情申し上げます。 |
大杉を見学した後はひたすら高速を走って高知へ。 しかし翌日には11月だというのに・・・ムチャ暑い! ハッキリ言って高知に入った途端、陽射しが違って強いです。 長袖なんて着てらんないわって感じなんですが、義弟以外は持って来てないのよ。まさかここまで暑いなんて予想外でした。暑い暑いとぼやきながらも高知に入って、まず見学したのは、土佐神社です。ここには「龍馬伝」でロケがあった場所があってお札所の巫女さんがその当時のお話を聞かせてくださいました。福山くんと広末さんがあってるシーンだと思いますが・・・たぶんあの場面だなと思いながら境内を歩いてきました。 |
続いて訪れたのは、高知城です。こちらは結構石段があって、それもなんか歩きにくいの。 前日の筋肉痛が残ってる私にはちときつかったですね。 今回高知を旅のコースに入れたのには理由がありまして、義弟の同級生が高知にいるんですよ。そしてその奥方が同じ同級生で尚且つ部活も一緒。つまり奥方は私や旦那のクラブの後輩という事になり・・・懐かしい人と相成ります。あっ、義妹もクラブの後輩なのでみんな何やかにやで顔見知りなわけです。 義弟が「会えるなら高知に寄ろうと思うけど」って連絡したら「是非!」ってことで、彼が暇になる1時頃に逢うことに。 それまでの時間つぶしというわけではありませんが、丁度ランチタイムですしと近くの喫茶店でお昼をしてからお友達のお宅にお邪魔しました。 2時間ほどおしゃべりして・・・祖谷に着くのが暗くなると心配だからとお暇して・・・祖谷へ。 「はりまや橋」この辺にあるはずだけどという男たちの言葉を頼りに、目を皿のようにして車の窓越しに探しましたが、見つけることができずに残念でした。 |
高知から大歩危小歩危へ向かってひた走り・・・だったのですが、大歩危駅に犬の副駅長さんがいると話題になっているTV番組を見ていた旦那が是非寄って会って行こうというので駅に寄ったのですが・・・残念!副駅長さんは土曜と日曜しか出勤しないんですって。 で、そこであったのがタクシーの運転手さん。車のドアに『民謡タクシー』とか書いてあるのですがいろいろと観光地を紹介してくださいました。この親切な運転手さんにはこの後何度もお目に掛ることになります。 さて今夜の泊まりは蕎麦で有名な「祖谷美人」さんです。 写真はその玄関ですが、右手にはお食事処があります。 |
祖谷美人さんは和室のお部屋に最新式のマッサージチェアーが置いてある板の間。 そしてその向こうに温泉かけ流しのお風呂です。お風呂は祖谷の渓谷に向かって作られているので窓の向こうは秋の山です。少々紅葉には早かったのですが本当に気持ちがいい。 ガラス戸の上半分は網戸とガラスなので半露天の風情で、お風呂にいつまでも浸かっていられて・・・幸せだわぁ〜 |
左は囲炉裏でいただいた夕食。囲炉裏端で焼いた魚や汁物、そして次々と供されるご馳走でお腹いっぱいに。 右の写真は翌朝にお隣のお食事処で頂いたサービスのコーヒを飲んだ後に、祖谷渓谷にせり出したテラスから絶景を写真に収めました。 |
3日目: 2011年11月1日 かずら橋を渡ってみよう!
かの有名な祖谷渓谷に渡してあるかずら橋です。 行く前は、渡るとかいやだとかかしましかったのですが、結局4人ともおっかなびっくりながら渡り切りました。渡り賃一人500円なり。 そりゃぁ、しっかりかずらを買ってちゃんと手入れしていただかないといけませんものね。 みなさん、かずら橋の端っこをへっぴり腰で渡っていました。 右の写真は揺れる足元を怖々とカメラを向けて撮ってみましたが、片手でカメラ、片手はかずらなのでシャッターが押しにくいことと言ったら。 |
今夜の泊まりのホテル祖谷温泉はチェックインが14:00なので早めに着いて温泉を堪能しようと、右手に山、左手には渓谷を見下ろす崖・・・の狭い道路をくねくねと走って・・・見つけた風景がこの写真です。 「えーー!渓谷に針がした崖っぷちに家が建ってるぅ!」 よーく見てみるとケーブルカーが見えるよ・・・え?これがホテルなの? もうびっくりでした。 お昼はこちらのホテルのレストランでお蕎麦を頂きました。時間があるのでまずはと、近くにある「小便小僧」を見学に。狭い道路のカーブで突き出た絶壁に立つ子供の像。私の胸あたりの高さの手すりがあるので乗り出して谷底を見下ろせますが・・・すごい高さです。 どこかの叔母様が今にも手すりを乗り越えそうにカメラを向けていらしたのには・・・怖かったです。 |
部屋から見下ろしたケーブルカーの線路です。谷底まで5分、距離で170mしたの渓谷に下って渓谷を眺めながら楽しめる露天風呂に到着します。 お湯は100%の温泉かけ流しだそうで、ホントにツルツル、すべすべのお湯です。お湯がぬるい上に風が涼しいのでいつまでも入っていられます。お湯から出ている肩がちょっと寒いなぁって感じがします。 で、私は30分も浸かっていましたが・・・温まっているのかどうかわからなかったのですが、お風呂から出てびっくりです。 なんと汗が噴き出して止まらないのです。 なんともいい温泉でした。 日帰り湯でもあるのですが、ケーブルカーで降りるせいだと思いますが1500円かかります。 |
こちらは私たちが泊まったお部屋についているお風呂です。勿論源泉かけ流し。 渓谷に向いた窓はガラスではなくオープンになっていて半露天ですのでゆっくりといつまでも入っていられます。 そしてその窓から見下ろした渓谷の風景です。 このお風呂に私は5回も入ってしまいました。 もうお肌はツルツル・・・入れば入るほどツルツルになる気がして。 |
4日目: 2011年11月2日 帰路
早朝6時には目が覚めてまずお風呂に。旦那は散歩に出かけるしすることもないのでTVを見ながら帰る準備を。
そして朝食前にもう一風呂。旦那が汗をかいて帰ってきてお風呂に入り・・・と温泉を堪能してホテルを後にしました。
帰りはひたすら高速を走り、お昼には岡山駅に到着。
弟たちは新幹線で・・・私たちはさくらを迎えに。
そして、日常に舞い戻ってきました。