美しい風景と島の人々

犬島自然の家の人

 今年は1:00の定期船に乗り遅れて1:45のにした。

 歩いて自然の家へ行くと、「迎えに行けないでごめんなさい。」

 と言われてとまどった。到着時間など知らせてはいなかったのに。

 そういえば、去年1:00ので行くと荷物を作業車で運んで下さった。

 犬島は狭いので自動車はない。「ねこぐるま」(一輪車)をよく使う。

 この島では「いぬぐるま」と呼んだ方がいいのでは・・・?

島食堂

 扇風機だけの島食堂はビールがうまい!!

           (私は悔しいが下戸。そばで飲んでいる人があまりにもおいしそうだった。)

大漁旗で飾られた店の奥で、汗をふきふき、3人の看板娘のひとり「さかえちゃん」が、さっき獲れたばかりの

鯵のたたきを作ってくれている。写真を撮るのも忘れて食べちゃったので、姿づくりの写真なし。残念。

写真左隅にはすでにできた、天ぷら、鯵のフライ、なすと鱸の子の煮付け、キュウリの酢の物、

鱸の吸い物が並んでいる。1500円で予約しておいたが、この日の鯵は買ったのではなく

看板娘の夫が釣ってきたのでと、夕食は850円ですとのこと!!鯵の刺身が大好物の私には、

物も言えぬほどの感動だった。右の写真は450円?の朝食。

島食堂の人はほがらかで、優しかった。

アートとしての島で働く人

二日目朝食をご一緒したのは、精錬所跡地を所有するB社から遺跡の管理を依頼されているAさん

だ。Aさんはいろんな芸術集団のイベントに関する仕事をしているようである。(推測・憶測・未確認)

昨日から遺跡へ来ている撮影隊のようすを見に行くついでに、美しい景色の穴場を案内して

くださった。飼っている2匹の愛犬「チビ」「タマ」といっしょに・・・・。(私は犬が大好き♪)

この島へ来て、路地でネコには沢山出会った。でも犬に会ったのはこれが初めてだ。

島の人が 「ネコは500匹ぐらいおるかのう。」

「えっ世帯数48、人口80人なのに!!」

「人間ももう今は、80人もいないでしょう。」 「犬は・・(指おりながら)7匹かなあ。」

  もう完全に「ネコ島」じゃん!!

 上中央 煙突は六角形と円形があり、六角形の方が古く200年を経ている。だから傷みが激しい。このまま置くとどんどん朽ち果てる

 ↓下は日野皓正(トランペット)のライブが企画されているという怪しくも美しい雰囲気の建物

 世界的建築家 安藤忠雄さんは、B社とともに直島で古民家の再生と新進芸術家の作品展示(家プジェクト)に取り組んだり直島コンテンポラリーアートミュージアムを建設した。

 犬島でも精錬所跡地をB社が買い取り、安藤さんたちとこの遺跡群の保存と再生に取り組むらしい(Aさんの話のうら覚え推測・憶測・未確認)

この美しい遺跡の保存と芸術に利用するのは素晴らしい気がする、反面、いろいろなハコモノが建設され人々が押し寄せるとしたら、・・・もう穴場ではなくなってしまう。・・・淋しい。

 

 朽ち果てていく途中の姿、そのはかなさが

         美しいのかも知れないね。

 それが、創作意欲をかきたてるんだ!

 

 帰りはAさんが船で送って下さった。

ありがとう。さようなら、チビ、タマ、そしてAさん、島の人々!  

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