しめ縄

 

 

私達の地区の氏神様として阿津田神社(あつた)があります。このお宮は宇佐八幡宮の霊を移し、美作介藤原貞道(みまさかのすけふじわらのさだみち)がお祭をしたのが始まりで、その後三星城主後藤基兼が、阿津田神宮の霊を迎え合わせて祭ったことから阿津田大明神といいました。天文13年に社殿を焼失したが、同年後藤摂津守の命により両者を合わせて、阿津田正一位長社(あつたまさにいつのくらいのおさのやしろ)と名を改めました。そして明治6年から阿津田神社と言はれ現在に至っています。このお宮のしめ縄を各地区の宮総代が寄って作りました。出雲大社程ではないですが、全長4.5メートル・一番太いところ20センチぐらいでかなり大きなものでその出来るまでを紹介します。

稲わらを槌でよくたたきしなやかにする。
わらの根と先を交後において作りたい太さに束ねて、その中心を紐で縛り3等分したと物のうち、先に2本を真ん中から先のほうに縄を綯(な)うように左綯いに綯っていく。
藁もそう長くは無いので、継ぎ足しは丁寧に包み込むようにして継いでいく。
2本が綯えると、残りの1つとあわせて行く。
半分できた状態。残りも同じ要領で綯っていく。
綯い上がると丁寧にへらで起きている藁を1本づつ差込み、後をはさみなりで切っていき、槌でたたいて形を整えて藁で磨いて完成です。