本物主義・源泉主義
湯原温泉は、15の泉源がありその総噴出量は、調査済みの泉源だけで毎分3,120リットルです。未調査分を合わせると毎分6,000リットルあります。一日に湧く湯量は8640000リットル、家庭のお風呂とほぼ同じ容量のドラム缶に換算すると4万3千2百本。湯原(湯ノ原)と呼ばれる所以です。自然状態で直接利用(砂噴き湯など露天風呂や真賀、郷緑等の温泉)している泉源が10ヵ所、残りの5ヵ所の泉源(毎分1,718リットル)を湯原町が管理して宿泊施設や病院に配湯(魚骨方式=尾の部分で捨てる)しています。この湯量は、大変な量で利用者一人当たりに換算すると約12トン(総噴出量÷年間宿泊者数:より算出)。まさしく「湯水のことく」贅沢に利用出来る湯量です。温度も適温の為、加温加水の必要がほとんどなく無色透明ながらその温泉成分は濃厚です。温泉には新鮮さが重要です。湧き出たお湯を直接利用した温泉を是非、ご経験ください。(一部には公衆浴場法によりやもなく低循環塩素消毒を行う浴場を併設した施設もあります。同じ施設内でも全ての浴槽が掛け流しでない事をご理解下さい。)ご利用の際は、各施設にお尋ね下さい。

【温泉の利用法には、1.新湯都度張替 2.掛け流し 3.低循環 4.高循環 等があります】

露天風呂「砂湯=砂噴き湯」や当かじか荘の全ての浴槽は、源泉100%、加温加水無しの本物温泉。お風呂は、すべて掛け流しです。

温泉利用方法についての表示規制: 公取委の公式報道発表(pdf)読売新聞ニュース

15の泉源を代表して利用者の一番多い湯原温泉の泉源の温泉分析書を掲載します。尚、下湯原、足、真賀、郷緑の各泉源ともそれぞれ成分、噴出量、温度とも微妙に異なります。
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湯原町史及び真庭郡史を参考にしました。
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国民保養温泉地指定
数多くの温泉地のうちでも、温泉利用の効果が十分期待されかつ健全な温泉地としてすぐれた条件を備えている地域を、国(環境庁)は「国民保養温泉地」として指定してきました。

 その条件とは・・
     1.温泉の効能が顕著であること
     2.付近の景観がすぐれていること
     3.環境衛生的条件が良好であること
     4.気候学的に休養地に適していること
     5.温泉顧問医が設置されていること
     6.災害に対して安全であること
                       ・・などがあげられます。

湯原温泉は、昭和31年に国民保養温泉の指定を受けました。

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