Kamaka HB-2D
米のオークションにて2006年10月ごろ購入。
材質、装飾の点で世界に1本しかない特別仕様のケリーコンサート。

このケリーはヘッドのロゴとマークのインレイがとても美しいブルーの貝で、
形作られており、ボディもメイプルとその内側はアバロン貝という
バインディングが施されていた。
そして何よりその材質がサイドとバックがマンゴー、ネックはマホガニー
そしてトップはフープパインというウクレレにはかなり珍しい材質で
作られていたところが特徴であった。
音はちょっと高音質でよく響く感じ。
ただ、ネックが太くて指差し板も幅が広く、自分にとっては
少しだけ押えにくいウクレレだった。
弦はAquila弦であったのをWorthのブラウン弦に変更した。

大変貴重なウクレレだったが、あまり弾く機会がなかったので
可哀想になってヤフオクで養子に出した。
譲り先は東京にお住いのほとんどプロといっても過言ではない方だが、
かなりこのケリーを気に入ってもらって、
いまやピックアップを装着しライブで大活躍している様子に
養子に出してよかったと思っている。
この方のケリーの評価を見て、この楽器の素晴らしさを逆に教わったが、
前の持ち主に感謝とまで書いていただいており恐縮の至り。

手放すことで幸せになれたウクレレ。