Kamaka HB-2D
2006年5月、米のオークションで落札し、
テキサス州からやってきた個人所有のウクレレ。

地元テキサスのFM局のCMの録音に数回使用され、
その後はほとんど使われることなく、
たまに使っても大事に荒っぽい演奏をすることなく、
保管しているときは弦を緩めて保管していたとのことで、
背面の擦れ傷とうっすらスクラッチ傷がある程度で
大変状態の良いウクレレだった。
チューナーの形状(プラスティック象牙色、ダイアモンド形)から
1950代初期のものと思われる。

話に聞くマーチンの甘い音とはどんなものなのだろうかと
かなり期待をしていたが、確かに音はよく出るし、
他のウクレレとは音色も違っていたけれど、
それほどのものじゃないっていうのが正直な感想。
音の変化を期待して最初に張られていた黒弦から
無謀にもAquilaのLow-G弦を張ってみたりもしたが、
全然合わなくて、すぐMartin弦に換えたらクリアな音色にかわった。

あまり弾く機会もなく、ただ所有しているだけの状態になり、
楽器として可哀想と思い始め2007年5月にオークションに出品。
大阪の堺市へ養子にいった。
しかしコレクター心理としては、後で考えたら楽器の状態もよかったし、
やはり持っていればよかったとちょっと後悔している。

縁遠かったウクレレ