FM-7 エミュレータ VM7
機能説明
VM7はFUJITSUの8bit機、FM-7またはAVシリーズをエミュレートします。特徴としてイメージファイルを使用しません。実FDをTOWNSにセットしてVM7を起動するだけで、まるで実機のように操作できます。
速度はFMTOWNSII HR+ODP(486DX2 40MHz相当)でFM77AV40低速モードの75%程度です。ただし、4096色,26万色モードはソフトにもよりますが、それより遅くなります。また、速度調整機能は付いていないので速いマシンだと速すぎる場合があります。
前準備
ROMデータの抜き出しにFM-7または77,AVシリーズが必要です。ROMの抜き出しには、同じくFM-7エミュレータのEM-7、XM7付属ツールを使用するか自力で抜き出して下さい。ファイル名はXM7と同じです。
FM-7のROM
FBASIC30.ROM | $38000~$3FBFF | 31,744byte | F-BASIC V3.0 ROM |
BOOT_BAS.ROM | $3FE00~$3FFFF | 512byte | BOOT ROM(BASICモード) |
SUBSYS_C.ROM | $1D800~$1FFFF | 10,240byte | キャラクタROM, サブモニタROM |
AVシリーズのROM
INITIATE.ROM | $36000~$37FFF | 8,192byte | イニシエータROM |
SUBSYSCG.ROM | $1D800~$1DFFF | 8,192byte | キャラクタROM, サブモニタROM1,2 |
SUBSYS_A.ROM | $1E000~$1FFFF | 8,192byte | サブモニタROM3(タイプA) |
SUBSYS_B.ROM | $1E000~$1FFFF | 8,192byte | サブモニタROM3(タイプB) |
AV40のROM
DICROM.ROM | $2E000~$2EFFF | 262,144byte | 辞書ROM(64バンク) |
AVシリーズのROMが無くてもエミュレータは動作しますがイニシエータ、サブモニタは切り替わりません。なお、AVシリーズの機能は使用可能です。
対応機種
FM-TOWNS全機種 RAM4MB以上
ただし、FMV-TOWNS、親指シフトキーボードは不可
変更履歴
*** => V0.31 ***
+ CPU で未定義命令、部分の追加
(一部、XM7のソースを参考にさせて頂きました)
*** => V0.3 ***
+ EXG,TFR 命令で未定義の組み合わせ(8bit<=>16bit)を追加
+ PSH,PUL 命令でダミーリードを追加
+ ブート選択スイッチステータスがDOSになっていたバグを修正
+ VM7起動時に初期化されていないFM音源レジスタがあったバグを修正
+ ウィンドウオフセットレジスタが初期化されていないバグを修正
+ スキャンコードの9bit目が1になっていた問題を修正
+ 音源割り込みの要因解除方法が違っていた問題を修正
+ PSG音源で再生部分の見直し
+ FDCで読み書き部分の見直し
+ 論理演算、直線補間の見直し
+ 400ラインモード対応
+ 26万色モード対応
*** => V0.2 ***
+ FDC の読み取り速度の改善
+ 論理演算、直線補間、エンコーダの実装
+ 4096 色モードの実装
ダウンロード
エミュレータ本体
VM7 V0.31(19,440byte)
VM7 V0.3(19,046byte)
VM7 V0.2(17,010byte)
VM7 V0.1a(14,276byte)
VM7 試作版(9,616byte)
エミュレータソース
VM7 V0.31(62,119byte)