先日長隆先生から市立病院の在り方につきコメントが届きました
先般、東日本税理士法人の岸野氏と、高梁市内すべての診療所を歩きましたが、
そのレポートを踏まえてのコメントです。
@成羽病院の現状について
全国最低の財政状況である高梁市一般会計に対して、病院特別会計は20億円以上のキャッシュを有し、医師をはじめスタッフにも恵まれ、大変しっかりと経営されている。
A高梁市の病院改築計画について
建物は古いが動線が大変良く、構造としてもしっかりしている。もし、以前断念した約30億円の建築をしたら、キャッシュを失った上に借金を背負う。今の一般会計は、もうこれ以上わずかでも借金に耐えられる状況にない。
やるなら平屋またはせいぜい二階建てで、一部だけ建替えがいいだろう。必要病床数をよく絞って考えないと、今後の資金難と医師離散の原因を作ることとなる。
B成羽病院の理想像について
市内に14ある診療所、出張所が有効に機能しており、かつ市内の民間基幹病院との連携が取れるならば、現況の136床も、予定されていた92床も必要がないと考えられる。
規模よりも、大切なのはこうした診療所に対する支援ができる病院であるか、民間ではできない部分をサポートする機能を有しているか、という点である。この点が留意されていれば、規模は最低限であったほうがいい。
C市民に一言
まだこれだけの人数の医師が残っているのは非常に良いことであり、また全国の自治体病院の経営が崩れている中で、いまの成羽病院は大変健闘されている。建替え構想もあるようだが、ぜひ平屋または2階建てで、4、5億円の超低コストで行われるように、また今ある20億円の貯金が有効に活用されるように、監視して欲しい。
そして、必要な受療が必要なときに受けられるように、まずは地域の診療所などのかかりつけ医に通って欲しい。そういう小さなことが、病院の医療を守っていくのです。