アルピーヌV6ターボメインテナンス日記(2002年)

2002年7月

購入。走行4.3万km(?)、欧州仕様(並行車)、車検2003年2月まで残有。

友人の修理工場に搬送され、本格的に車輌チェック。

不良箇所:

 外装;左前ウインカー亀裂、右前ヘッドライトカバー亀裂、前後フォグランプ点灯せず、右前バンパー塗装剥がれ、ワイパーゴム断裂、リアタイヤ山無し、左後アルミホイール擦り傷

 内装;タコメーター照明切れ、燃料残量計不正確、トリップメーターリセットできず、助手席開閉用電気モーター不良、室内ファンを最強のポジション(3段階)にすると風が止まる

 機関;ベルト断裂寸前

前オーナーの改良箇所:

 ラジエター下部整流板切除、ウルトラハイテンションコード、SAMCO製ラジエターホース一式、SONY製1DINサイズCDチューナー

2002年7月

  車庫証明 2,600円

  自動車税 33,000円

  ナンバープレート交付代金 1,580円

  名変手数料 10,000円

  ファン(ウオーターポンプ)ベルト(国産汎用品) 5,800円

  クーラーベルト(国産汎用品) 1,200円

  リアタイヤ交換(ダンロップSP9000 225/50-15×2本) 40,000円

  ワイパーゴム2本 2,400円

  エンジンオイル(ワコーズSJ規格10W-40)8リットル 10,400円

  オイルフィルター 1,400円

  ラジエターキャップ(予備)2個 4,200円

  電球2個 2,200円

  上記工賃一式 15,000円

  消費税 4,620円

  合計 126,980円

2002年7月

 アルピーヌBBSで知り合ったA氏にドアモーター、送風ファンスイッチを分けていただく。また、パーツの個人輸入先としてsimon(独)を教えていただき、さっそくカタログ請求。

  ドアモーター 4,600円

  送風ファンスイッチ 2,800円

  simonカタログ 10.00ユーロ(1,192円)

2002年7月

 30-40分連続走行すると突如エンジンストールに見舞われるという現象が起こる。エンジン停止後、セルを回せば容易に再始動する。こののち、この症状解決に苦しむことになる。

 まず電気系を疑いsimonにデスビキャップ他発注

  デストリビューターキャップ 48.00ユーロ

  デスビローター 19.00ユーロ

  イグニッションコイル 98.00ユーロ

  オイルフィルター2個 16.00ユーロ

  ペダルゴム2個 8.00ユーロ

  アルピーヌキーホルダー 8.62ユーロ

  アルピーヌキャップ(おまけ)

  送料 31.00ユーロ

  合計 228.62ユーロ(26,992円)

2002年8月

 デスビキャップ・ローター、コイルの交換でエンジンストールは改善せず。

 燃料系を疑いsimonに発注

  燃料ポンプ(前) 117.00ユーロ

  燃料ポンプ(後) 145.00ユーロ

  燃料フィルター(前) 21.00ユーロ

  燃料フィルター(後) 36.00ユーロ

  送料 29.50ユーロ

  合計 348.50ユーロ(41,502円)

2002年8月

  タコメーター、スピードメーター照明電球 180円×2=360円

  助手席ドアモーター交換・電球交換工賃 7,000円

  デスビキャップ・ローター交換工賃 5,000円

  燃料ポンプ・フィルター交換(前後)交換工賃 10,000円

  フロントバンパー塗装・ナンバー取付け穴パテ埋め塗装及びナンバープレート移設 35,000円

  ブランクキー(スペアキー) 2,300円

  消費税 2,983円

  合計 62,643円

2002年8月

 燃料フィルターを交換すると前側フィルターより澱のような沈殿物が排出される。この不純物によりエンジンが不調だったのかと思いきや、燃料フィルター・ポンプを交換してもエンジンストールは解消せず。

 そこでバッテリーを30分ほど外してCPU初期化。この作業により何故か燃料残量計が正確に作動(満タンで71リットルを表示)するようになる。

 またリアハッチを開けてエンジンに上方から扇風機をあててやるとエンジンストールは発生しないことを確認。センサー類の異常か?

 エンジン上方に位置する外気温センサー、水温センサーなどの接続を取り外しエンジンストールが再現されるか試すが症状変わらず。油温センサーを外しても変わらず。ブロアファンスイッチを殺しても変わらず。しかし一応センサー類は交換することとし部品発注。

 simonに発注

  O2センサー 44.00ユーロ

  水温センサー 51.00ユーロ

  クランク角センサー 29.00ユーロ

  燃圧レギュレーターA 132.60ユーロ

  燃圧レギュレーターB 103.60ユーロ

  送料 33.00ユーロ

  合計 393.20ユーロ

2002年9月

 突然、セルは回るがエンジンがかからない症状が出現。不動状態。バッテリーを脱着してCPU初期化しても効果なし。

そこでクランク角センサーを交換することによりエンジン再始動する。

熱がこもるとストールする症状は変わらず。

  クランク角センサー交換工賃(出張修理)  10,000円

2002年9月

 O2センサー、110℃温度センサー、水温センサー、燃圧レギュレーター一対を交換するも症状に変化なし。

  上記交換工賃  8,000円

2002年10月

 エンジンオイルの粘度が低すぎるのではないかという指摘を受け自宅でオイル交換・オイルフィルター交換。これにより水温上昇の速度は遅くなったが根本的な解決にいたらず。

  エンジンオイルBP Visco Zeta 10W-60 SJ 100%化学合成 9,800円/4リットル×2=19,600円

  消費税 980円

  オイルフィルター手持ち分

  合計 20,580円

2002年10月

 シロッコファンから送風される空気の温度が高い(外気温度+10℃)。シロッコファン送風口を貫通してタービンを冷却する冷却水ホースをバイパスさせる。またタービン冷却ホースの詰まりを発見。タービンからリターンの部分で水垢・錆等で冷却水がまったく回っておらず。ホースを外して高圧洗浄水で水垢をとばす。

2002年10月

 エンジンストールの原因が燃料ポンプの電圧低下によるものと疑われた為バッテリーより直接燃料ポンプを駆動する。しかしエンジンストールは解消せず。

2002年10月

 エンジンコンピューターをGBS(仏)から購入

  エンジンコンピューター  564.81ユーロ

  送料  50.50ユーロ

  合計  615.31ユーロ

 上記交換してもエンジンストールは解消せず。

2002年11月

 燃料リターン側パイプが詰まっているのを発見される。GBS(仏)に燃料パイプ発注する。

ビンゴ!交換によりエンジンストール症状は消失。やっと長時間走行可能になる。

エアコンも快調。オーバーヒートも無し!!!

その後

雨天走行時にワイパーが飛んでいったり、パワーウインドウが不良になったりと細かなトラブルはいつまでも続く。

クラッチの切れが徐々に悪くなり、2速のシンクロもヘタリ気味。

クラッチ、ミッション系のOHも予想されるためこの辺りで乗換えを決意した。