ビアンキ ドマーニ

ビアンキとは?

イタリアの名門自転車メーカーで、チェレステカラーと呼ばれるターコイズの様な色が有名です。

クルマとはアウトビアンキとの繋がりで、同社の自転車製造部門がビアンキ社です。

こんな色です

フレームだけではなくサドル、ペダル、グリップ、タイヤ、スタンドまでしつこいほど同じ色に塗られています。ちょっとやりすぎ。

ビアンキ ドマーニとは?

700Cタイヤを装着したいわゆる「クロスバイク」です。

クロスバイクは各自転車メーカーが必ずラインアップにあげていますが、このドマーニの最大の特徴は「自動変速機」にあります。シマノ製の内装4速自動変速機はママチャリなどにも使用されているようですがクロスバイクではビアンキが唯一の装着例と思われます。

変速機の心臓部。内部にカメラ用電池が入ってます

内装4速変速機

スピード検知センサー

オートマ」を誇示する?「トマト」ステッカー

オートマのシステムはこれらのコンポーネントで成り立っています。ギアの選択は車速とチェーンの張りで制御され、例えば登り坂で徐々にスピードが落ちると1段ずつシフトダウン、逆に平地でスピードが上がるとシフトアップしてくれます。停止時は必ず1速になっているので発進は確実に軽い。

「D」と「Ds」モードはクルマのようにシフトチェンジのタイミングを変えており、「Ds」だと早めにシフトアップします(すなわち漕ぎが重い)。また「手動」を選択すると三角ボタンで任意のギアに(シーケンシャルに)変速することができます。

乗り心地

700Cの大径スリックタイヤで舗装路は軽やかに走ります。ショボイながらもフロントサス付きが好ポイント。

勝手に変速してくれるのは最初は妙な感じですが、慣れるとラクチン。いちいちシフトチェンジをしなくちゃならない従来の自転車が古くさく思えてしまいます。時にシフトチェンジのタイミングが漕ぎ手の意志とずれることもありますが自動車のオートマより賢い印象です。

内装式なのでチェーンカバーがついており、ズボンの裾の巻き込みを心配しなくてよく、あとは灯火類をセットするだけで通勤快足の出来上り!基本的に雨の日は乗らないので不粋なフェンダーは付けていません。

その後のドマーニ

私が購入したのが最終年式らしく最近のビアンキのカタログからは姿を消しています。ドマーニも稀少車の仲間入り?