●●●CAT COMIC●●●
ここでは私の持っている猫漫画を紹介いたします。
評価基準は次の3点です
・猫出現率
・作者の世界観(個性)があらわれているか
・ストーリーのおもしろさ
総合評価は肉球(1〜5)であらわします。


『アタゴオル』@〜I
ますむらひろし

メディアファクトリー文庫
私のバイブル。
月や音楽をテーマとした猫達のファンタジー。アタゴオルというユートピアで主人公(猫)ヒデヨシとその仲間達が話を繰り広げる。大食らいヒデヨシの底抜けの明るさが痛快。お気に入りは一年中夜が明けない星街の話(5巻)。私も一度星降る夜に銀河コーヒーを飲んでみたい。
もう何百回と読んだが、泣きたくなるぐらいすばらしい。
(無限大) 猫率:100%
『ギルドマ』
ますむらひろし
朝日ソノラマ社
『アタゴオル』の番外編。ヒデヨシが「ギルドマ」という地で、世界征服を企む植物女王と対決する。植物女王の描写はイマイチ。しかし自我や、生に対する思いなど作者のメッセージが隠されている。クールなギルバルスがかっこいい。
猫率:100%
『コスモス楽園記』@〜D
ますむらひろし
扶桑社文庫
『アタゴオル』に現実感をプラスしたような話。ヒデヨシによく似た文太という猫が主人公。こちらは人間の少年と文太の猫の島での生活が描かれている。ほとんどが一話完結。ゴッホの絵や日本文化がテーマとなる話も多数ある。『アタゴオル』よりは生活感が増すが、こちらも感性に響くような毎回のエンディングが魅力的。
猫率:100%
『風の又三郎』
ますむらひろし/原作・宮沢賢治
扶桑社文庫
宮沢賢治の名作を漫画化。活字の作品は映像にするとよさを失うというが、これは逆にますむらひろしの作品として完成された漫画である。登場人物を全て猫に置き換えても何ら遜色はない。又三郎がマントをなびかせ飛び立つシーンは圧巻。他に『雪渡り』『十力の金剛石』も収録。
猫率:100%
(『雪渡り』は0%)
『銀河鉄道の夜』
ますむらひろし/原作・宮沢賢治
扶桑社文庫
宮沢賢治の名作を漫画化。映画化もされている。ここでも猫を得意とするますむらワールドが表れている。原作に忠実でありながら個性を失っていない。宮沢賢治の宇宙的感覚は『アタゴオル』などのますむら作品にも通じている。どこかノスタルジックで切ない輝きを放っている。他に初期形である『銀河鉄道の夜・ブルカニロ博士編』も収録。両者を読み比べるのも面白い。
猫率:100%
『グスコーブドリの伝記』
ますむらひろし/原作・宮沢賢治
扶桑社文庫
宮沢賢治の名作を漫画化。グスコーブドリが妹と生き別れ農業に献身する一生を描いている。自己犠牲を決意したブドリの目が凛々しい。他に『猫の事務所』『どんぐりと山猫』を収録。猫の事務所で、いじめにあうかま猫が涙を流すシーンは心にグッとくる。
猫率:100%
(『どんぐりと山猫は20%』)
『新編・性悪猫』
やまだ紫
ちくま文庫
やまだ紫の詩的ワールド。
絵はラフスケッチのようである。決して万人向けの作品ではないが、大人の女性に読んでほしい感性豊かな作品。私はこれを母にプレゼントした。
猫率:100%
『What's Michael?』@〜G
小林まこと
講談社文庫
某柔道漫画でも有名。したがって登場人物のキャラはクセが強く好みが分かれる。ダンスを踊る猫マイケルやデブ猫ニャジラを中心としたコメディー。テレビ化もされブームになったことも。猫の行動など特徴をよくとらえている。
猫率:90%
『What's Michael?9巻め』
小林まこと
講談社
マイケルのその後の話。ホワッツマイケル8巻まで出てからブランクがあるため、ストーリー設定も時間的隔たりがある。本誌は大判で漫画にしてはかなり高いが、オールカラーのため買う価値は十分にあると思う。カラーで見るマイケルやニャジラは一層かわいい。
猫率:90%
『夢見森のモーリス』
MAYZON
小学館
古本屋で入手。書店に置いてないため絶版になったと思われる。現実とあの世の境にある「夢見森」でのファンタジー。猫のモーリスは死んだ後「夢見森」に行く。そこでの個性豊かな仲間達との出来事を描く。極小の黒猫ブラッキーがかわいい。同収録の「海猫」は海猫の起源を描いた悲しい昔話。
猫率:100%
『夢見森・猫地区の御神木』
MAYZON
小学館(プチフラワーコミックス)
上記の続編。モーリスは夢見森の「(生まれ変わったら)人間になりたい地区」で生活しているが、魔界生物などが現れ周囲に異変が起き始める。ドラゴンや妖精王など、よりマニアックになった上に人物画もアクが強いため読者を選ぶ作品。しかし外国の物語の挿し絵のような描写は、常人離れして美しい。特に猫の描写は卓越している。
猫率:75%
『ゾッチャの日常』@〜
生藤由美
集英社(マーガレットコミックス)
猫の描写はかわいいし現実に忠実である。しかし中途半端に猫社会に少女漫画的要素を加えているため、猫としての魅力に欠ける。また主人公の飼い主も、猫嫌いで感情の起伏の激しい女性であるため愛猫家としては全く共感できない。作品自体のストーリー構成も個性に乏しい。現在連載中のため今後に期待したい。
猫率:95%
『小さなお茶会』@〜A
猫十字社
白泉社文庫
プリン奥さんと旦那のモップ、仲むつまじい二人(猫)の日常を描いたほのぼのストーリー。二人の会話や生活態度に作者の感性がにじみでている。生き急がない二人が、日常のちょっとしたことを心温まるものにしてくれる。
猫率:100%
『CAT SHIT ONE』@〜B
小林源文
ソフトバンクパブリッシング
タイトルにつられて買ってしまったのだが、猫とは無関係。ベトナム戦争時の米軍特殊部隊の話。アメリカ人は兎に、フランス人は豚に、ロシア人は熊に、中国人はパンダに、そして日本人は猿に置き換えられているのがとてもアイロニックで面白い。ちなみにベトナム人は猫で描かれている。ミリタリーマニアな知識を盛り込み、ベトナム戦争をかわいい動物でストレートに表現しているところが良い。
猫率:10%
『バーニーの絵日記』
MINECO
竹書房
表紙の絵が可愛くて買ってしまった。内容は、海辺に暮らす少年が学校の友達や周囲の人を通して様々なことを学んでいく話。黒人は黒猫に日本人は三毛猫にと、人種を猫の毛色で表現している。絵柄は繊細でかわいらしいが、内容は淡々としていて盛り上がりに欠ける。もっと主人公の少年の内面に迫ってもいいんじゃないかと思う。
猫率:100%
『ふくふくふにゃ〜ん』@〜
こなみかなた
講談社
三毛猫ふくふくとおばあさんのほのぼのストーリー。猫の一日の様子などを格言になぞらえて描いている。猫のやわらかな描線を見事に表現している。ふくふくのだらっとした小憎らしい表情がすばらしい。ただ猫の行動を描いているだけなのでストーリー的にはややマンネリぎみ。
猫率:100%
『CAT』@〜D
カン・ヒョンジュン
ソウル文化社
韓国で買ったマンガ。異国の地にて珠玉の珍品発見。ハングルはさっぱり読めないが、絵だけでも何となく内容がわかる。絵は少女漫画っぽいが猫はリアルでかわいい。ライバルの犬もおもしろい。
→サンプル
猫率:90%
『P女子寮のネコ』@〜E
とみさわ千夏
集英社(SCオールマン)
女子寮で買われているスケベでおばかなシャム猫が主人公。猫の視点で、寮の女の子の私生活を覗こうとするが、いつもドジばかり。スケベ猫友達にペルシャ猫のじんべー、白黒猫の七三、子猫のチビなどがいる。絵はリアル系猫だがエロギャグ漫画。非常に面白い。15歳未満は見るべからず。
猫率:95%
『P女子寮のネコである』@〜D
とみさわ千夏
集英社(ヤングジャンプコミックス)
「P女子寮のネコ」の続編。といっても、私のお気に入りキャラだったじんべーやチビは出てこず、登場猫はシャムだけ。猫を中心とした前作とは違い、女子寮の女の子達を中心としてキャラを打ち出してる。エロギャグ路線は変わらず。17歳未満は見るべからず。
猫率:80%


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この他にもオススメの猫漫画があればゼヒ教えて下さい!