[懶惰]
【天使と悪魔】
|監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス,ユアン・マクレガー |
「ダヴィンチ・コード」の続編。
今作はとにかく次々と『このヒントは‥‥あの場所を示している!』と言って
せわしなく動き回り気がついたらラスト,という感じなので,個人的には
前作の落ち着いて考えるシーンがあるほうが好きかもしれませんが,
今作も十分面白いと思います。
殺人の実行犯を止められそうで止められないのにはヤキモキしますが‥‥まぁそういう
演出だからしょうがないけど。
【ウォッチメン】
|監督:ザック・スナイダー 出演:マリン・アッカーマン |
往年のヒーローたちが次々と殺されてゆく!
果たして犯人とその目的は‥‥?!的なヒーロー・サスペンス・ムービー。
設定も見せ方もなかなか面白い。
純粋にサスペンスに徹するのかなと思ったら,ヒーローの中でも全能っぽいやつ
(格闘ゲーム・ストリートファイター4のラスボスに酷似‥どちらが先なのか元ネタあるのか)も
出てきてSF色ありでオモロでした。
ちなみにヒーローといっても予算の関係でスパイディとかバットマンとかは無理だったらしく,
誰コレ?的なアメリカンクラシックヒーローみたいなのが出てきます。
実在なのかパロディっぽい創作なのか区別つかん‥‥。
【地球が静止する日】
|監督:スコット・デリクソン 出演:キアヌ・リーヴス,ジェニファー・コネリー |
※ネタバレ注意!※
静止しません。
オリジナル版では,宇宙人が自分たちの力を地球人に見せ付けるために少しの間地球の自転を止めてみせる
という設定だったらしいですけどね‥‥それにしても今年度の「予告編だけで内容がすべて判る」部門ぶっちぎりの
暫定1位です。
【SAW5】
|監督:デヴィッド・ハックル 出演:トビン・ベル,コスタス・マンディロア,スコット・パターソン |
人気シリーズの第5作。
しかし今回,観ている最中から,む?む?これはどういう視点なのか?犯人や仕掛けを,観客にわからせまいとしているのか?
それとも倒叙形式に切り替えたのか?という点がいまいち判らなくて,ちょっと混乱してしまいました。
まぁ結局最後はある意味そのまんまで,実質,6へ続くつなぎ作品のような色合いが濃かったように思います。
こういう続き物で次回作まで待たされるのはちょっとヤキモキしますが‥‥まぁ楽しみが残ってて良いかなぁ。
ちなみにジグソウ役のトビン・ベルは第6作目までの契約が済んでるとかなんとか。
【レッドクリフ PartII】
|監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン,金城武,チャン・フォンイー,中村獅童 |
ということで,すべてが想定の範囲内の安心作品でしたので安心して視聴できました。
ありがとう三国志!
【レッドクリフ PartI】
|監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン,金城武,チャン・フォンイー,中村獅童 |
三国志における赤壁の戦いの映画化。
大人数の軍隊の戦いはそれだけで見ごたえアリ。
「蒼天航路」のイメージが強いせいか,劉備のキャラがちょっと弱い気はしたけど,
それぞれキャラがあって,美しい女性(周愈の嫁)もでてきて見ごたえアリ。
とりあえずPartU待ちってことで。
【アイアンマン】
|監督:ジョン・ファヴロー 出演:ロバート・ダウニー・JR. |
スカっと爽快,子供の夢を具現化するSFアクション。
いやーーー良いす。難しいこと抜き,機械で強くなる!敵倒す!ムービー。
アイアンマンは他のヒーローと違って,完全に身に着ける機械のおかげで強くなるパターンです。
唯一無二の天才科学者っていう設定も好きだし,自分が作ったプロトタイプと戦うことになる
っていうもの面白い。次回作も楽しみです。
あと,確かに映像技術の進歩がないとこの映画は作れなかったと思う。空想漫画を具現化する映像力はホントすごいなと
感心。
映画通は,ハリウッド映画って映像ばかりに凝って中身が薄いって批判するけど,単純に
イメージを映像化する技術の進歩っていう面での評価は,あっていいと思う。
【ウォンテッド】
|監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:ジェームズ・マカヴォイ,アンジェリーナ・ジョリー ,モーガン・フリーマン |
自称・世界の秩序を守るための暗殺集団に誘われた会社員の話。
まぁまぁ,かな。でも後から考えると展開が結構たくさんあって,そこはよかったかも。
同姓同名の人はどーすんだろうってツッコミは禁止ですか。やっぱそーですか。
【崖の上のポニョ】
|監督:宮崎駿 声出演:所ジョージ |
ご多分にもれず観てしまいました。
己は無邪気に『ポ〜ニョポ〜ニョポニョ♪』と楽しんで終わりだったのですが,
あとでネット見ると作品の深い考察があって,それが妙に怖くて面白かった。
確かに,途中なーんかひっかかるというか強調してるような描写はいくつかあるなと思ったけど,
死生観も含めた成長物語とか,宮崎作品で初めてアチラの世界との境界線を明確に越えた
作品だとか(確かにナウシカは原作でも映画でも最後はコチラの世界に戻ってくる),
やっぱよく考える人は考えるなぁと感心。
でも何も考えずに観ても面白かったです。
宮崎作品は次作もあるのかしらん。
【ハンコック】
|監督:ピーター・バーグ 出演:ウィル・スミス |
久々の,アメコミ原作ではないオリジナル・ヒーローもの。
超人的力を身につけた主人公ハンコックは正義の味方になりきれず酒びたりの荒れた日々を送っていたが‥‥ってな話。
んーむ,やっぱりSFヒーローものは面白い。
途中からちょっとタルい展開になっていくけど,まぁ十分楽しめました,
少年漫画とかと一緒で,完全無敵の能力を最後まで持ってるとバランス保持が難しいから,
やっぱりある程度の補正が必要になると思うけど(スーパーマンのクリプトなんとかや,少年漫画の
『この技は身体に負担がかかりすぎる‥‥あと2発が限度‥!』など),最後まで
最強で押し通す作品というのもたまには観てみたいす。
そして続編の雰囲気むんむん。
【ドラゴン・キングダム】
|監督:ロブ・ミンコフ 出演:ジャッキー・チェン,ジェット・リー |
ジャッキーとジェット・リーがついに共演した話題作。
初めて出会う場面では二人が戦うし,最後は共闘するしで楽しめました。
ジェット・リーはなんか仏門に入った(入ってる?)影響で,人と戦ったり傷つけたりするアクションからは
引退するって記事を数年前に読んだような気がするけど,どうやら現役続けるようですね。
ジャッキーは中国大地震の被害に同情して,大地震を題材にした映画を作るって言ってたらしいけど,
そういうのは他の人に任せて,アクション作品作って欲しいなぁ‥‥。
【ハプニング】
|監督:M・ナイト・シャマラン 出演:マーク・ウォールバーグ |
大都会の公園を発端に,人々が次々と自殺しだすという怪現象が広がり始め,その範囲は
どんどん広がっていき‥‥という作品。
うーーーーーーーーむ。
なんだかんだいってシャマラン作品楽しみだし,昔みたいに大ドンデン返し!みたいの無くても
別にかまわないと思ってはいるのだけど,今作品については,設定はとても独特で
面白いなぁと思えたものの,それをもっともっと料理して欲しかったという思いが残って
しまったのでした。
別に論理的な解決を望むわけじゃないし,中途半端でもいいと思う。でも,もう一歩,なにか
展開を付け加えて,『だから何?』という感想を持ってしまわない流れだったら,
もっと良かったのになぁ,と思う。
劇場で観る,ということなら緊張感があっていいと思う。
でもビデオで観ることを考えると,中途半端感は否めない。
惜しい。また次回!
【インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国】
|監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:ハリソン・フォード |
考えるよりまず動け!って感じの前時代的アクションがこれでもかというくらい楽しめて,
懐かしくて新しい気分になれる作品です。
もうご老体と呼んでいいほどのハリソンが,さすがにハードなスタントはこなしていないだろうけど,
十分に体を張って演じているのがスゲー。
しかしもうさすがに続編はキツイだろうな・・・。
ラストの展開には『こういうことするからハリウッド映画はダメって言われるんじゃないか・・』と
思いましたがそれまで十分楽しませてもらったので黙認ということで・・。
しかしなんでアメリカ人ってアレが好きなのかねぇ・・。
【ザ・マジックアワー】
|監督:三谷幸喜 出演:佐藤浩市,妻夫木聡,西田敏行,深津絵里 |
佐藤浩市が2流俳優の役をを演じており,それがさらにマフィアのボスを騙すために
1流殺し屋の演技をして‥‥という裏の裏みたいな設定になってます。
わざとクサい演技をするのもなかなか難しいだろうとは思いますが,本人たちが大真面目にやってるのを
観客として傍から見ると笑いを誘うという,まさにコメディといった作風が面白い。
マフィアのボス役の西田敏行は,相手を殺すぞという迫力に欠ける部分はあるものの,
シリアスなやり取りが一転して笑える展開になる,という部分では適役だと思う。
ほんとに二転三転する展開が飽きさせなくて,三谷幸喜は今まで数多の作品を作っててよくまたこんな
アイデアが出てくるなぁと感心します。
実は「有頂天ホテル」観ないままコレ観てしまったのよね‥‥早めに観ておかねば。
【ランボー 最後の戦場】
|監督:シルベスター・スタローン 出演:シルベスター・スタローン |
これは良いスプラッタ映画ですね。
もーとにかく残虐残虐残虐三昧。
スタローンは熱烈なスプラッタマニアだったんだ!と思ってしまうほど手がもげた足がもげた首が飛んだの
オンパレードです。
また,ストーリーはシュワちゃんの「コマンドー」なみに単純なので純粋にアクションを楽しめます。
やっぱ弓矢がえぇですなぁ。
R−15とはいえあまりに残酷物語なので,2つ隣に座ってたおばさん大丈夫かなぁと思って上映中に
チラッと見たら,目まん丸にして口ポカーンと開けて観てました。
熟女にはキツいぜ‥‥!
【ミスト】
|監督:フランク・ダラボン 出演: トーマス・ジェーン |
原作はスティーブン・キング。
最初,怪物の描写(CG)が「グリード」や「ドリーム・キャッチャー」ばりにアレだったため
『またB級かよ!』と思いましたが,ラスト,終わり方にやられました。
いやーー,『なんじゃそりゃ』っていう人も多いでしょうが,個人的にはあの救いの無さが
ツボにきました。
普段から心のどこかで『こんなシチュエーションはひでーな』と思っているのが
映像化されたちゅーか,ファッキンハッピーエンド!的なメッセージに
負の爽快感を感じてしまったのでした。
んでやっぱり一番恐ろしいのは人間‥‥と。
ホラーの新しい伝統であります。
【NEXT ネクスト】
|監督:リー・タマホリ 出演:ニコラス・ケイジ,ジュリアン・ムーア |
「2分先の未来が見える」というケイジは平穏な暮らしを望んでしがないマジシャンとして生活していたが,
ひょんなことからテロリストの盗んだ核弾頭を探すことに‥‥的SF映画。
好きです。すげー好きですこのテのSF。
能力の設定も良いし,それを使いこなす描写も面白い。
最後のあたりのワケわからんよーになる感じもたまりません。
原作は巨匠ディックの短編で,やっぱりこういうショート・ショート的なのは良い。
これからもまだまだ映画化されそうだなー,ディック。
【ノーカントリー】
|監督:ジョエル・コーエン,イーサン・コーエン 出演:トミー・リー・ジョーンズ,ハビエル・バルデム |
正直に言うと最初は『これがアカデミー賞とるのか。うーん。』という感想でしたが,
確かに,あの異様な圧迫感と緊張感(劇場で観ると特に)は他と較べても独特だし,
あとで見かけた感想で「常識では理解しがたい物に対する恐怖をシガーというモンスターに変えて
描いた」云々を見て『なるほどなぁ』と思い,ちょっと評価が上がった作品。
この手の社会派(?)がストライクゾーンでない割には楽しめました。
淡々と殺す様がビートたけしの映画っぽかったな。
【クローバーフィールド HAKAISHA】
|監督:マット・リーヴス 出演:マイク・ヴォーゲル |
つまり,やろうとしたことは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のクリーチャーパニック版,
ということでしょうか。
ブレア〜と同じく,『えっまさか最後までこのハンディカメラ的映像?』と思ったら全くその通りで
人によっては酔うんだろうな〜と思いつつ。
映像の目的が明確なので,敵の情報や存在理由が最後まで明かされないこととか,展開(ストーリー)についての
細かいこととか,そんなに気にならなかったです。
どうせ,置き去りなんだろうなと思っていた分,ガッカリ感がなかったというか。
んーーただこういう映画がまた出てきたときに観るかっていうと,微妙だなぁ〜〜。
とりあえず映画館での居心地が悪いというのはマイナス点。
【ジャンパー】
|監督:ダグ・リーマン 出演:ヘイデン・クリステンセン,サミュエル・L・ジャクソン |
ある日突然,主人公がテレポーテーション能力に目覚めて‥‥という,
要するにハリウッド版「エスパー魔美」と思っていただければ概ね間違いではない映画。
ただしサイコキネシスなどは出てこず,すべてテレポーテーションのみです。
こういうSFは好きなので,個人的には映像化しているのを観るだけで楽しめました。
ただストーリーが簡素なのと終わり方が中途半端という点には,不満な意見もあるようで,
それはその通りでしょう。
まぁ今作は,次回先への導入編かなぁと思っとります。