[懶惰]



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【スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐】
|監督:ジョージ・ルーカス  出演:ユアン・マクレガー 、ナタリー・ポートマン 、ヘイデン・クリステンセン |

エピソード4に繋がるだけあってストーリー的には特にびっくりするようなことはない のですが、それでもやっぱり面白かったです。

こういう世界観というか、作品の質感が好きなんだろうな。CGとかをバリバリ使ってても、 空想的なことを真面目に映像化しようとしてるという、どこか前時代的なところが。

ちなみに某シーンで『いや、とどめさしてやれよ』と思ったのと、ベイダーがなんで そう考えちゃうわけ?いう意見ではぶちょー氏と一致しました。
あれもダークサイドマジックなのかしらん。





【ハサミ男】
|監督:池田敏春  出演:豊川悦治、麻生久美子、阿部寛 |

これまた映像化は無理だと誰もが(己も)思っていた殊能将之原作の同名小説を、 映像化してしまったチャレンジングな映画。
豊川悦治(私生活でもあんな話し方してそう)と麻生久美子(私生活でも煙草吸ってそう)が 繰り広げる、奇妙な二人芝居にも似た殺人劇。

うん、これはこれで、面白い。
原作を知ってるから、あのことに関する驚きってのは無いけど、どうやって表現するのか、 どうやって処理するのか?という部分については、興味深く楽しく観られました。
結果的に某映画とちょっぴりネタがかぶり気味ではあるけど‥‥まぁそれはしょーがないです。

不満点を挙げるとすれば、原作の無機質な感じが好き・良かったって人にとっては、 ラスト10分は蛇足だったかも。己もそう思う一人かな。
ただし映画化するにあたって何もアレンジ要素がないっていうのも寂しいかも知れないから、 あってもべつにかまわないとは思う。

それにしても‥‥原作、ホントに秀逸だよなぁ。
またもう一回、読もうかなっと。





【姑獲鳥の夏】
|監督:実相寺昭雄  出演:堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世、田中麗奈 |

とても映像化できないと思われた(己もそう思っていた)、京極夏彦作の原作を本当に 映像化してしまったチャレンジャーな作品。

全体の感想としては、まぁ、めちゃくちゃな作品にもならず、そこそこにまとまっているかな という感じです。
個別に気になるところでは、京極堂がちょっと早口すぎるかなというところ。ただこれは、 あれだけのセリフ量をゆったりした口調で喋ってたら4時間くらいの映画になっちゃうなと 思って、半ば強制的に慣れました。

それから、木場がねぇ‥‥宮迫博之が演じてるんですが、上手い下手は抜きにして、 やっぱり見た目が若いなってのと、”薄汚さ”が足りないなと思いました。
自分の中では木場ってヨレッヨレの背広着てるようなイメージがあるんだよねぇ。
今作では役どころもそんな重要じゃないし、まぁいいんだけど、もしも「魍魎の匣」が 映画化されたら、ちょっとつらいなぁ‥‥。

あと印象に残ったのは、いしだあゆみが怖すぎるのと、 やっぱり水木しげる先生へのリスペクトも忘れないって とこでしょうか。
京極自身も出演してます(エンドクレジットみるまで気づかんかった‥)。が、 だいぶ太ったネ。そろそろダイエットの時期かナ?

あーそうそう、全体に漂うB級の雰囲気は、やっぱりわざとなのかなぁ‥‥?
これはこれで、アリなのかもだけど。





【宇宙戦争】
|監督:スティーブン・スピルバーグ  出演:トム・クルーズ |

親子愛うんぬんの話はおいといて、単にパニックムービーもしくは宇宙人モノとしては、 最新の映像技術によるかなりの臨場感を楽しめます。
そういう意味では満足です。

ドラマとしては‥‥どうかなぁ、あんまり面白くない。以上。






【LOVERS】
|監督:チャン・イーモウ  出演:チャン・ツィイー、金城武、アンディ・ラウ |

とにかくチャン・ツィイーが激烈に可愛いということと、アクションとエロの壮絶な繰り返し ということしか記憶に残っていません。
でも面白かった‥‥と思う。単純なアクションと演出でいえば前作の方が好きかもだけど。





【マッハ!】
|監督:ピンゲーオ  出演:トニー・ジャー |

織田裕二と石野卓球を足して2で割ったような顔の主人公が、CG・ワイヤー・スタント・早回し などの技法をすべて封印して、ガチンコでアクションに挑む快作。
良いよ、この映画。

これタイの映画なんですが、カンフー等のアクションに様々な表現技法が発達した昨今、 あえてそれを封印し、生身の人間が演じている迫力、それを観る面白さみたいなものの 原点に立ち返り、なおかつそれをよりクオリティの高い作品に仕上げているってのが、 あぁ、逆に新しいな、と素直に感心させてくれたのでした。

ストーリーからして、ただ盗まれた仏像を取り返しに行くだけ という単純さが潔い。本当にそれだけ。
人対人のアクション以外にも、さすが監督・役者ともにジャッキー・チェンをリスペクトしてる だけあるなっていう部分が感じられて、町中のいろんなオブジェを使ったアクションも アイデアが盛り込まれてて楽しめます。

ん〜〜む、久々に、見応えのあるアクションだったなぁ。
こういう映画がもっと作られるといいなと思うのです。

あと、あのポスターは秀逸でした。「5つの誓い」。
ポスターみてあれだけ映画観に行きたくなったのは久しぶりです!


*NG集‥‥あり





【リディック】
|監督:デヴィッド・トゥーヒー  出演:ヴィン・ディーゼル、タンディ・ニュートン |

ダークなテイストとこれぞSFという設定とプロレス(?)が融合した、スターウォーズ以来と 謳われるSF映画であります。

素直に、面白かったです。
まずこういういかにもSFな世界観が好きだし、わりと見せ方が斬新で格好良いアクションも スカっと楽しめてマル。

もうちょっと超能力じみた世界なのかな?と思ってたけど、それほど超能力学園Zでもなくて、 特に主人公リディックは改造した眼が何の役に立っているのかよく判らないけれど、 バックブリーカーなどの力わざで敵を倒したりしちゃうあたり、肉弾的で良いです。

少し意外というか残念だったのは、予告編などのコピーでは「悪が悪を倒す!」みたいな 売りで、今までの勧善懲悪とはちょっと違うぞっていう方向性だったのだけど、 実際は、たしかに悪なんだけど根っこの部分ではちょっと良い奴、みたいな感じになってて、 そのへん徹底してるともっと印象違ったかなっていう気はします。

んまでも、面白かった。
次作に期待です。





【キング・アーサー】
|監督:アントワーン・フークア  出演:クライヴ・オーウェン、スティーヴン・ディレイン |

歴史モノが好きでもなんでもないというかむしろ苦手なのに、同じ日に観た「リディック」の 上映まで時間があったので観たら、『あぁやっぱ己、歴史モノ好きじゃないわ』と 再認識できただけでも価値があったと思いこまないととってもアレになっちゃうよね、 ぐらいの映画でした。
英雄譚とかは、わりかし好きなはずなんだけどなぁ‥‥。

あ、あと、思い出しました今作の見どころ。
投石機
(またか!)






【ハリー・ポッターとアズカバンの囚人】
|監督:アルフォンソ・キュアロン  出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン |

ハー (中略)

なんだかもう特に説明の必要もないような映画です。
今作も原作を上手く映像化しており、というか原作読んでからかなり時間が経っていたので 『あれ?これで終わりだっけ?』と思っていたらもう一悶着あってな〜るほど〜!と 一粒で二度美味しい状態なのでした。

今回、出演役者が成長して大人びてきてるってののが事前にも話題になってましたが、ホントに その通りで、特定個人にカーソルを合わせると話が妄想にそれるのでやめておきますが、 次回作の時にはもっと大人になってんだろうな〜と思うのでした。

あぁそれにしてもファンタジーだ。

あ、それと。
これだけ凝ったエンドクレジットは初めてでした。
細部まで手を抜かない作り。偉い。





【メダリオン】
|監督:ゴードン・チャン  出演:ジャッキー・チェン、クレア・フォラーニ |

ジャッキー50歳&日本公開作50本目の記念となる作品。
今作は、他の作品とはちょっと趣が違って、生身ではなくメダリオンの力によって スーパーパワーを手に入れたジャッキーが、ハジけた勢いで暴れまくるという設定なのです。

ん〜〜これは、コメディ色の強いアクション、と割り切って観たほうがいいかもしれません。
もともとメダリオンの超パワーがテーマになっているので、生身対生身のガチンコ勝負は ちょっと影を潜めて、それでも様々なアイテムを使ったジャッキーアクションは 楽しめるものの、他作品のような「闘い」の面白さは半減していると云わざるを得ない かもしれません。

コメディとアクションどっちの色合いを強調するのかっていうのもあるだろうし、 CGやワイヤーアクションをどの程度使っていくのか?という問題も、 この50作目を境に、地球市民全員で考えて行かねばならないテーマなのではないかと 思うのであります。

コメディも良いけど、自作はガチンコのアクションを期待。
んでもハリウッド制作じゃちょっと難しいかなぁ‥‥。


*NG集‥‥あり





【スパイダーマン2】
|監督:サム・ライミ  出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト |

手首から糸を出したり出さなかったりするヒーローの映画第2作目。

主人公のいろんな苦悩やら恋愛やら使命感やらも描かれたりしてますが、そういうことは スッポリ忘れたとしても単純なアクション作品として楽しめる程度のクオリティには なってると思います。

それにしても‥‥主人公とヒロイン(?)のグダグダした関係には、 さすがの温厚なわたくしミョージも『もう尻軽でもなんでもいいよ!好きにしろよ!』と スクリーンに向かって叫んだとか叫ばないとか。
いやもうホント好きにして下さい。わたしゃもう飽食です。

で、3も製作決定してるらしいです。
観に行くかどうかビミョゥだなぁぁ。あぁんっと。





【キル・ビル Vol.2】
|監督:クエンティン・タランティーノ  出演:ユマ・サーマン |

1のほうが面白い。
以上。





【イノセンス】
|監督:押井守  出演(声):大塚明夫、山寺宏一、田中敦子 |

士郎正宗原作で映画化された「攻殻機動隊」の続編。
完全オリジナルかと思ってたら、コミックス1巻の内容でした。

いやぁ‥‥しかし、あり得ないクオリティですね、これね。映像も、話も。
映像は3DCGも織り交ぜてこれ以上ないっていうくらいの美麗さ・世界観の再現度だし、 話自体も、原作が何年も前の作品とは思えないくらい先を行った話で、己は 原作を何度も読んでるから大まかな流れと大体の技術的な話はなんとか理解できるっていう レベルなんだけど、『ちょっと面白そうだから観に行ってみよう』って全く予備知識無しで 観た人はほとんど意味ワカメなんじゃなかろーかと思いますがいかがでしょーか。

ところでストーリーは、少佐がアレした関係で原作とはちょっと異なったつくりになってるようです。
やっぱり、できれば少佐がでてきてバリバリやってほしかったというのも少しあるかな。
あとなぜか映画(1作目含め)にはフチコマがでてこないんだよねぇ‥‥。まぁでてきたら ストーリーを組み立てにくくなるのと、シリアスに出来ないから、なんでしょうか。

それから、これ観に行く前に1作目をもう一回観ておこうと思って観たら、おいおいこれが数年前の クオリティかよ?!とビックリでした。水準高すぎ。
やっぱアニメに関しては日本が世界一なのだな、と、声を大にして云えるかどうかは別として、 再認識した次第です。いやホントすごいわ。

それにしても原作の2巻は何回読んでも難解っす‥‥。





【ペイチェック】
|監督:ジョン・ウー  出演:ベン・アフレック、アーロン・エッカート、ユマ・サーマン |

企業秘密の漏洩を防ぐため、製品の研究開発に携わった期間の記憶を消去するかわりに 多額の報酬を受け取っていた主人公は、3年間という長期のプロジェクトに取り組むが、 終わった後に受け取ったのは「自分」が報酬を放棄したという知らせと、「自分」から 送られた19個のガラクタだった‥‥てな話。

基本的にこういうジャンルとかテーマが好きなので面白かった。
19個のガラクタが何を意味しているのか?という謎解き的な部分から、タイムパラドックス的な 話に移行し、ラストはそれまでの伏線を活かしつつ冒険活劇的な展開になって、 それぞれに面白味があって良かったです。

謎解き部分は、純粋論理というよりはバイオハザード的な感じ。アイテムを使いながら 窮地をしのいで次の展開へ‥‥って感じです。
あと「タイムスリップは不可能だが未来を見ることが理論的に可能なのはアインシュタインも 認めている」というのは面白かった。こういうあたりがSFっぽくて好き。

それにしても‥‥ユマ・サーマンって、ぜんっっぜん綺麗でも魅力的でもないですな(苦笑)。
確かに個性的な顔はしてると思うんですけども、今回みたいな、うわっ一目見て好きに なっちゃった胸キュン刑事‥‥ってのは全く主人公に心情を同一化できないです。
よもや某映画の悪影響なんだろうか‥‥?(w





【ラストサムライ】
|監督:エドワード・ズウィック  出演:トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪 |

想像していたより良かった、面白かった、というのが正直な感想です。

まず、トム・クルーズの出演する映画(昔のはよく知らないが少なくともここ最近)って、 良くできているなァ、と思う。
もちろん脚本がとかそういう部分もあるのだけど、なんというか全体的な雰囲気において、 B級の匂いが全くしない。内容の是非は別にして、とにかくしっかりと造られているってのが 印象的。

この前「キル・ビル」観た時に、レビュで日本人が観て違和感のない日本像は外国人には つくれない、って書いたんだけど、それを取り消そうかってくらい、日本の時代劇っぽい 時代劇に仕上がってたのでちょっと驚いたくらいです。
もちろん舞台が現代じゃなくて明治維新のあたりだからってのもあるでしょう。しかし それを差し引いても良くできてたな、というのが正直なところ。

ただ全部が全部完璧というわけでは当然なくて、ところどころ妙だなと思うところ (土下座とか)もあります。外国人は日本人の土下座に対してちょっと妙な意識を持ってる んだろうなぁ‥‥。まぁそのへんはご愛敬ってとこでしょうか。

『結局トムがアレしてナニして最後は死ぬか生きるかして終わるんだろうな』が そのまんまだったのは当然といえば当然(そりゃ死ぬか生きるかどっちかだわ)なので べつにストーリー自体は可もなく不可もないですが、作品全体の完成度は けっこう高い作品だと思ったですよ。
アメリカ人から見た日本人、日本人から見たアメリカ人。戦争。天皇。武士道。

「キル・ビル」はやっぱりギャグだっ(以下略





【タイムライン】
|監督:リチャード・ドナー  出演:ポール・ウォーカー、フランシス・オコナー、ジェラルド・バトラー |

過去にタイムスリップできるマシンが実は既に完成していたので考古学者の先生がそのマシンで 過去に行ったらちょっと戻れなくなったので発掘チームが遺跡に残されたメッセージから それを察知して過去に救助に向かうが様々な困難が待ち受けていて大変だヨ、という話。

とりあえずストーリーは後から考えてみるとそのまんまちゅーか、あまりヒネリのない感じでは ありまして、そこはまぁ娯楽作品なのでいいんじゃないかなと。
城攻めのシーンのあたりではどっちの軍がどっちの城でどっちを攻めて守ってるのかわけワカメに なって上映中そればっかり考えていたのですがそこはソレです。

しかしとにかくこの映画で云えるのは、投石機マンセーってことですよ。
RORにハマっていた者としては非常に見応えがありました。おぉ錬金術の研究後(攻撃力+1) かよ! みたいな。
そんなこんなでそこそこ楽しめた模様。斧戦士最強伝説。





【ミスティック・リバー】
|監督:クリント・イーストウッド  出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン |

3人の男の子が路上で遊んでいたところ、その内の1人がやってきた2人組の男に連れ去られ、 監禁され暴行を受けるという事件が発生した。
男の子は数日後に保護されたが心に大きなトラウマを抱える。やがて月日は過ぎ去り、 別の一人の娘が殺害されるという事件が起こり、捜査の過程で3人を結ぶ線は絡まって いく‥‥ってな筋。

ドラマです。
3人それぞれの視点から、不安と哀しみを軸に展開する切なめのストーリー。
イーストウッド自身は今回出演していませんが、なぜか音楽を担当していたりと、 老いてますます盛んという感じです。

もう歳だから出演しないのかなぁ‥‥とちょっと心配。





【フォーンブース】
|監督:ジョエル・シューマーカー  出演:コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカー |

ある男がいつも利用している電話ボックスに、何故か着信音が。受話器を取った男の耳に 『おまえをライフルで狙っている。電話を切ると殺す』と正体不明の声‥‥。
いまノリにノッているコリン・ファレルが、受話器片手に独り演技力炸裂で 緊迫空間発生のワンショットもの。

こういう映画、好きです。
変にメロドラマティックになるでもなく、とにかくシナリオと演技力だけで緊迫感を演出しようと いう試みが潔いし、観た後で『映画館で観て良かった』と素直に思えるのがマル。
コリン・ファレルの演技力はもとより、フォーンブースから離れられない状況に 観ている側も共感して場面に入り込ませるシナリオが巧みで、飽きるようで飽きさせない 作品になってると思います。

ん。面白い。





【マトリックス レボリューションズ】
|監督:ウォシャウスキー兄弟  出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン |

「新しい」もので有り続けることは、かくも難しい。

一抹の寂しさとともに。





【シャンハイ・ナイト】
|監督:デヴィッド・ドブキン  出演:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン |

待ちに待ったジャッキー最新作。
アクション、ギャグ、エロ、ドラマ、チャイニーズスピリット、ナンセンス、すべてにおいて パワーアップし、見どころ満載で、すこぶる楽しめる娯楽作品に仕上がっております。
宣伝文句に違わぬ、ジャッキーアクションの集大成的な作品。

僕は非常に満足だったのですが、一部の保守本流派(ジャッキー至上主義者:ジャッキスト)から、 『既存のアクションの焼き直しが多かったのが残念』と、非常に辛口の評価が提出されていたことも 付記しておきます。
常に新しいギミックを創造していくか、もしくは既存の物をとことん突き詰めていくか‥‥ まぁそのへんは個人の趣向にもよるところだし、どっちが良いっていう話でも無いと思います。
今後にますます期待。

それにしても、やっぱ、エネルギッシュだよな〜〜。

*NG集‥‥あり





【地獄甲子園】
|監督:山口雄大  出演:坂口拓、伊藤淳史 |

バカ。


それ以外に、表現するべき言葉が見つからない。





【キル・ビル】
|監督:クエンティン・タランティーノ  出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、千葉真一、栗山千明 |

やろうとしたことは解るんです。
ただそれをタランティーノがやる必要があったのか?という疑問も当然出てくるし、これまでの タランティーノ作品と同系列のテイストを求めていた安定志向のの願望と、かといって まったく同じ路線の繰り返しだけではつまらないという意見の間に奇妙なジレンマが 生じて、どっちつかずの思考に陥りながらも、そんなことは何処吹く風と場内に爆音で 鳴り渡る演歌が非常にシュールな空間を醸し出すのでした。

いや‥‥ホント‥‥非常に評価しにくい作品だ(苦笑)。
「全くのギャグとして観るのが正しい」とか「殺陣とか良くできてるし、斬新なアクションもある」 とか、いろんな声が聴かれますが‥‥とりあえず云えるのは、やっぱり、日本人が観て 違和感のない「日本観」を外国人が演出するのは不可能だなってことです。

タランティーノは雑誌のインタビューで、「ブラック・レイン」の日本描写を例に挙げて 『あんなものは日本じゃない』と云っていたけれど、「キル・ビル」の描いている日本は もうほとんどギャグの領域に突入しており、登場人物(ヒロインとライバル女)が カタコトの日本語で言葉を交わし合うシーンなどは違和感満点でとても 場面がシマっていないんですこれが。

エンドクレジット後に「Vol.2 製作快調!」の報が流れた瞬間、場内に脱力感にも似た 笑いが多数わき起こったのを聴いて、あぁ、みんな、そういう印象なのね、と納得 した次第であります。
とりあず僕は2も観に行く予定ですが、行かない人、多いんだろうなぁ‥‥(苦笑)。

あと、サニー千葉、噛みすぎだYO!





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