デュアロジック (08.11.03)
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シフトパネル |
ステアリング裏にパドルがある。 |
ミッションは「デュアロジック」と呼ばれる5速セミAT。アルファロメオで「セレスピード」と呼ばれていた物と同じなのかな? 原理としてはMTのギアボックス+機械式クラッチというところ。
レバーを左側に倒すとマニュアルモードとオートモードの切り替えが可能。一度切り替えるとその状態が維持される。
マニュアルモードでは、レバーを引いてシフトアップ、押してシフトダウン。速度が落ちると、シフトダウンはオートで行われる。停止時は1速に入ったままだがクリープ現象はない。
シフトアップは人間の動作(クラッチを切る→シフトアップ→クラッチをつなぐ)よりは速いのだろうけど、その間の動作がない分、若干のタイムラグがある。慣れれば気になるほどではないけど。
シフトダウンは、一度アクセルをあおり回転を上げてクラッチをつなぐという動作を自動で行う。少なくとも私のシフトダウンよりは上手い(笑)。
オートモードは、通常のATだと思うと、相当に違和感があるかも。シフトアップの度にクラッチを切り、回転が落ちてしまうので、つんのめるような動きをしてしまう。シフトアップのタイミングを見計らってアクセルをちょっと抜いてやれば、挙動は安定する。オートの状態でも、レバーやパドルでギアチェンジは可能。
パドルシフトは、適度な大きさと、クリック感があって使いやすい。カチカチとシフトアップしていると、気分だけはF1ドライバー(笑)
個人的な結論としては、基本はマニュアル操作で、あくまでもオートモードは補助的なシステムという印象。雑誌やネットでは賛否両論ってところですが、「デュアロジック」を「AT」だと考えれば不満が出るけど、「クラッチレスMT」と考えれば十分に満足できるんじゃないかな。
あと、特筆すべきは1.4エンジン搭載車に装備されている「SPORTスイッチ」。これを押すと低速からトルクが出て、エンジンの回り方、シフトチェンジのタイミング、ハンドルの重さまで変わるというもの。「カリオストロの城」のルパン三世の500に付いてたスーパーチャージャーって訳にはいかないけど、結構そんな気分が味わえる。要するにコンピューターのマッピングが2種類あって、それを切り替えているんだろうけど、スイッチONの状態が、この車の本来の姿で、OFFの状態がエコノミーモードってところなのかな。燃費の違いはまだわかりません。
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