音の世界♪不思議と魅力! 「音」は不思議なものです。音楽によって気分が盛り上がったり癒されたり。いろいろな楽器の音も神秘的ですね。たったひとつの音が妙に心に響いたりもします。楽器そのものの「音」からオーディオまで,「音」に関する蘊蓄は限りなく語られています。でも,その中には素人に理解できない「特殊な感性」(?)に支配されているような世界もありますね。そこで,高級品とは一線を画して素人にも手を出せる程度のものにひと工夫加えてみたり,手軽な装置を利用して「感性」に頼らず「測定」を試みたりしてみます。あくまでも「素人レベル」ですから,何かのヒントになれば・・・という程度ですが。 |
Guitar
お手軽楽器の代表格?である「ギター」。エレキ全盛時代から,最近ではアコースティックギターのブームがやってきてような感じですね。アコギはナマ音で勝負!ラインを通さなければエフェクターも関係なし。そこで,ほどほどのギターにひと工夫&細工して,ナマ音をよくしてやろうというわけです。でも,あまりマニアックな細工はできませんから,あくまで簡単なもので。コンセプトは,「弦の振動をできるだけ無駄なくボディーに伝えること」により,「音量」と「倍音」を引き出してみよう,というものです。さて,効果は?参考に各弦の音を記録したスペクトルを載せます。 |
これらは,YAMAHA L-10Tと,MB-1の各弦の音響スペクトルです。 L-10T:数年前は記録を残す事など想定していなかったので,細工前と後の比較はできていませんが,現時点でかなり高音まで倍音が伸びていると思います。このギターの弦ゲージ指定はミディアムなのですが,このときの弦はMartin社のフォスファー・ブロンズ,ライトゲージを使っています。張り替えてかれこれ2ヶ月になろうとする時点での記録ですから,高音部はかなり落ちてきていると思います。ちなみに,測定にはPCに付属していたちゃちなマイクを使っていますが,グラフを見る限りではこれでも充分の性能を持っているようです。 MB-1:出力を直接PCに入力して測定しています。ジャンクで買ったときに張ってあった弦をそのまま使っていますから,高域の響きは期待できないと思います。基音より倍音成分がかなり強い感じがするのですが,アンプとスピーカを通してもこのような割合になるものでしょうか。 |
(L10-T 6弦E) |
(L10-T 5弦A) |
(L10-T 4弦D) |
|
(L10-T 3弦G) |
(L10-T 2弦B) |
(L10-T 1弦E) |
(測定系ノイズ) |
(MB-1 4弦E) |
(MB-1 3弦A) |
(MB-1 2弦D) |
(MB-1 1弦G) |
Audio (Speaker)
Timedomain (Speaker)
気になるスピーカ,「Timedomain mini」 (Fujitsu製OEM)を入手できたので,内部を調べたり特性を他のスピーカやヘッドホンと比たりしてみました。測定では諸条件をすべて揃えることはできないので,傾向がわかるという程度ですが,興味深い発見がたくさんありました。 |
楽器など