*これは、自作派さんが2002年8月に岡山ラーメン学会の掲示板にアップされたものです。年末のOFF会でみんなでその作品(麺)を賞味させていただきました。これを機会にご本人の了解を得て、ここにアップします。(花嵐)
小生 今、中華麺の自作に 取り組んでいます。 先日
やっとの思いで 第1号が完成しました ガッツと食い応えのある
太麺を 制作してみたいと思います。
なぜなら お店では 回転率を
上げるために 昨今 やたら細い麺の使用が目立っているでしょう
細くともそれなりのものが有りますが ラーメンは元々麺料理
スープではないのです
小麦粉は 強力粉に薄力粉をブレンドしたものを使用します。粉については
市販の物です。
凝った物を使おうと思えば 特上強力粉(中華麺用)たとえば
日清製粉のナンバー1 とかが有名ですが 別段そこまでは凝る必要はないと
思います。
鹹水ですがこれについては ナトリュウム塩を2種類以上含む物
ですから 以前 蒟蒻を作ったとき使用した 炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
の混合された物を使っています。 それにつなぎとして 卵(全卵)を使
います。
注)こののレシピは 加水率 40~42%の 中華麺です。 たぶんですが ボロボロのまま なかなかそぼろがまとまってくれないと思います。 故に 厚めのビニール袋(漬物用)に入れて 足で踏んだ方が 1次捏ねは 楽かと思います。
- 1,1次捏ねがすんだら 生地をビニール袋に入れて 5時間から10時間ねかします。保管ですが、常温が良いようです。
生地の表面に 艶が出てきたところで 2次捏ねを始めます。
要領は、1次と一緒で ビニール袋(漬物用)に入れ 延ばしては折りたたみ また延ばしては 折りたたみます。
途中 生地の弾力が無くなってきますから その時は だいたい20分くらい中断して 作業を続けてください それを10回繰り返します。 終わったら又生地をビニール袋に入れ5~10時間ねかします。
- 2,表面に艶が出てきたら圧延に移ります。圧延の作業は、麺台 麺棒で最後まで十分行えますが、私は パスタマシーンを仕上げに使います。
まず、生地に打ち粉をしパスタマシーンのローラーを通るくらいの厚さに麺棒と麺台を使用して延ばします。
だいたい10~5ミリ の厚さが良いようです。のばし終えたら生地を3等分に分けます。
生地は 水(70g) 卵(55g)粉(300g) の合計ですから 約325gです。 中華麺1人前100g~130gですから 生地を3等分にしたら丁度3人前の中華麺が取れる計算になります。
3等分したら 1枚ずつパスタマシーンのローラに入れて延ばします。最小は一番厚いところから同じ厚みを2から3回繰り返しながら 徐々に薄くしていきます
急激に 延ばしてしまうと 生地に粘りが無くなりますから注意を!
だいたい レベル6位 私の使っている アトラスのパスタマシーンは圧延の目盛りに数字が打ってあります その数字で6を目安で延ばします。 のばし終えた生地は 多めの打ち粉をふって 重ねてビニール袋の中に入れて又、ねかします。
10分~20分ねかすと生地は完成です。
今 まだまだ研究段階ですから、ここで
みなさんと一緒に研究していきたいと思います。今は、手打ち麺は
加水率が高いために 非常に熱に弱い すなわちラーメンの適温の研究
中です。
どのくらいの温度が食べるために適温なのか 温度が低かったらスープ
が死んでしまうし、熱かったら麺が死んでしまう この一番具合の良い
温度を研究しているところです。
みなさん又よろしくご指導お願いします。(2002、12)