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岡山ラーメン学会誌 第13号
2000,2,15
不定期刊

1、山陽放送TV Voice21へ再びラーメン学会が
2、第2回ラーメン店人気投票開始


山陽放送TV Voice21へ再びラーメン学会が

 ほぼ1年2カ月ぶりに、山陽放送TV、Voice21 という番組で「ラーメン特集」が組まれ、岡山ラーメン学会」が再登場しました。昨年は「ラーメン学会」という団体の珍しさもあって、OFF会を開いて取材ということでしたが、今年は情報提供と、会長の杉原(学会では「花嵐」というハンドルネームを使っているのですが)へのインタビューとなりました。

 放送は、2000年2月3日(木)、19時から約1時間の番組。

 番組のほうは、岡山ラーメンの歴史に迫るというテーマが色濃く、これまでにない力作でした。ラーメン店紹介は、いままであまり取り上げられていない店で、隠れた名店や将来姓ある新店をという趣旨のようでした。

 プロローグを兼ねた第1コーナーではいくつかの店が登場したあと、私、杉原へのインタビューでしたが、「岡山にラーメン好きや美味しい店を増やしたい」なんて月並な発言になってしまいました。

「歴史コーナー・戦前編」

 次の第2コーナーでは、いよいよ「歴史コーナー・戦前編」。岡山ラーメンの戦前に光をあてたのは、昨年末のわが岡山ラーメン学会が初めてであり、TVではこの日の「Voice21」が初めてとなりました。大正14年創業の「広珍軒」がまず岡山で最初に中華そばを始めた中華料理店として紹介されました。(
岡山の中華そばは、大正14年からー岡山市新西大寺町「廣珍軒」参照)。
 続いて、岡山の最初の中華そば屋として「百万元」を紹介。(六高生の定番コース・元祖岡山ラーメンは『百万元』・岡山表町参照)
 第2コーナーでの「隠れたる名店」は、岡山市長岡の「北京」でした。北京はなんと無農薬の自家栽培野菜を使用していたのです。

戦後編と新進の名店編

 第3コーナーは「歴史コーナー・戦後編」。岡山市奉還町の「浅月」、「冨士屋」両店が戦後の岡山ラーメンの源流の2店としてとりあげられました。浅月の創業のおばあさんは、元気なお姿でインタビューに答えられていました。ここでの「隠れた名店」は岡山市妹尾の「玉ちゃん」。そして戦後すぐからという歴史を誇る、香川県琴平町の「まあちゃん」でした。

 最後のコーナーでは、新見市の「山金」が取り上げられました。この店は戦前からの食堂なのですが、戦後すぐに中華そば専門店として再出発したそうです。香川県坂出市の「らの家」は、長浜や喜多方の製麺機を作っているという製麺機メーカーがはじめたというラーメン屋さんでした。最後に 「岡山ラーメン学会で人気急上昇の店」として登場したのが、「あかり@玉島」「采采ラーメン」でした。あかりでは27歳といううら若い美人店主へのインタビューがさわやかでしたし、采采では建設不況で転職したという若い夫婦の真面目な姿が好意的にとらえられていました。

そして視聴率は19%

 そして、この日の放送の視聴率は、な、なんと19%にもなったのです。2月6日(日)の再放送も9、4%でした。あくまで計算上ですが、山陽放送のエリアの岡山香川を300万人としますと、延べにして約90万人がこの番組を見たということになるようです。

  
2、第2回ラーメン店人気投票開始

 昨年に続き「第2回ラーメン店人気投票」を開始しました。今回は1ヵ月半と期間を長くし、多くの方々から投票してもらおうと、取組を強めることにしています。みなさま、よろしくお願いします。