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岡山ラーメン学会誌 第30号
2004,10,11
不定期刊

1,第2回自作オフ開催


第2回自作オフ開催

 2004年10月10日、岡山ラーメン学会第2回自作オフが開催されました。
 岡山市のとある公民館。なべ、ボール、固形物の入ったターパー、そして何やら色のついた液体入りのペットボトル・・・思い思いに車に満載した面々が集合したのです。
 次々と調理台にならぶ物体。「これはー、うんうん、旨い。前回からまた腕を上げたね。」
「これ、ワイン煮したけど失敗しちゃった。」早くもお互いに端からつまんで味見の面々。
 「これは○○のスープ、こっちは老鶏を煮込み中なの。」「おっつ、湯が沸いたちょっと作ろうか?。」
 「うわー、この細めん、よく合うわ、旨い!。」「うん、旨い旨い。」1つのどんぶりに周りから箸が。思い思いにとった小鉢で早くも先発陣の試食会です。

 「こんにちはー。」お昼時が近づくと『食べ専門』の面々も勢ぞろいです。
 まずはクロさん自慢のスープに、自作派さんの細麺、やじさんのチャーシューが乗ります。  「うわー、旨いうまい。」「老鶏ってこんなのだ。えっ、何羽?」「このチャーシュー、何と言えばいいのか、味が深いのか、水分が適度に残って・・」「この麺いい。こう何というか、小麦の香りが香る?」ダブルな表現も相次ぐ試食会開始でした。
 このチャーシュー、最後まで「ちょっと」とつまむやからが後を絶たない逸品でした。あー、ビールがビールが???

 

 「あ、これはこれは。またまた・・」みんなが楽しみにしていたカクテキさんの逸品も到着。ラーメンを食べながらのこのキムチ一夜漬け、最高なのです。そして今日は何と休憩用にご自慢のコーヒーまで。ブルマン、etc・・この日は数回ミルの音も響きわたり、上品な香りがラーメンの香りにまじったのでした。

「誰でも出来る?麺作り教室」開講

 この日のハイライトはなんと言っても、自作派さんの「誰でも出来る?麺作り教室」開講です。それでは写真を入れながらHP上公開を。

粉に水を入れて(加水率32%)あれっ、潮干狩りかな?まだまだソボロ状1時間ほど寝かせます。
踏んで踏んですごい!製麺機の登場です。自作台もそろそろ圧延開始巻きつけて!
はい、バンクーヘン??まだまだ押さえてないと、酷使される製麺機何度目かなー?、でもきれいになりました。
おや、何時の間に切刃が?出来上がり!

 予報にはなかった突然の驟雨。麺作りをながめる人々の思いが雷神様を喜ばせたのか、それともラーメンの怪しい匂いに思わず駆け寄ってきた竜神様が窓に取り付いたのでしょうか?そのような大雨がしばし続きました。

 最後は、西車さんの苦心の作。「うーーん、このスープがなー。」会場の片隅で一人もくもくと味を調えておられました。そして最後まで悩みながらのご提供です。
 でも、食い意地張った面々にかかってはひとたまりもありません。たちまち10数本の箸が周りから集まり、あっという間に「えっ、もうないの・・」状態です。
 胃袋におさまった麺は『もうちょっとゆっくり味わってよー』と言ったかどうだか。

 

 アンコールというわけではないのですが、もうひとつ「岡山下品系醤油ラーメン」の登場です。もちろん自作派さん。ペットボトルからうつされた白濁スープに、醤油のみのたれ・・「どう、みなさん、懐かしい味でしょう?。」
 「うーん。もうおなかいっぱい。」と言っていた面麺?、あっさりとそれを撤回し「うん、これもいけるじゃない!。」とは。
 何とデザートまで出たこの日。終わったあとのけだるい空間。思い思いのラーメン話にしばし帰る気もうせた麺麺、あいや面々でした。(2004,10)