ゴアガジャの花売り
孤高の老婆とは対照的な、エネルギッシュ婆さん。祭壇に供える生花や小物を売っている。
写真を撮ろうとするとすぐポーズをとり満面の笑顔を作る。写真を撮った。すると、急に真顔になり手を差し出す。
「金をおくれ。」
「いやだね。」
彼女はとてもむくれた。
が、すぐ屈託のない表情で、
「ったく、しょうがないね。商売の邪魔だよっ。」
と言わんばかりに手で私たちを追い払った。
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