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星の丘より


呼び込み!

ソリステラ(火星)では、正常人(ノーマル)の個体寿命は年々増加するも、出生率は著しく減少。一方、テレパシーを持たないミュータント人口の増加に頭をいためていた。そんな中、待ち望まれた王家の嫡子、アスランもまたミュータントとして生を受けるが...

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売り。まず、内容から。ふるきよきSF路線の作品と言われますが、よくあった「一般社会における超人の孤独」といった状況がひっくり返っています。前文の正常人とは、ミュータントとか、超人と言われる類の人々ですね。普通の人間が、超人の社会でくらすとどうなるか?やっぱり、こういう奇妙な社会設定は、佐藤さん独特でおもしろいです。
次に、作者の思い入れ。これは、別冊少女コミックへの投稿作品で、佳作入選した作品です。デビュー後、増刊号に掲載されるのですが、「デビュー作が載ったより嬉しかった」そうです。実際上のデビュー作的思い入れはあるでしょう。「春を夢見し」の解説ではデビュー−1作と読んでらしゃるしね。
更に、これは、名作「夢みる惑星」の前史であります。「夢みる惑星」には後史もありますが、話のつながりの上では、前史の方がよほど強い。「夢みる惑星」読んだら読みたい作品だよね〜
3冊の本に掲載されてますが、いずれも見つけずらいのが難点です。「夢みる惑星」の文庫には入れて欲しかった(;_;)


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この作品の書誌事項へのリンク
コミックス(奇想天外社版) | 画集再録 | コミックス(新潮社版) | 掲載雑誌


<Alert>以下の文章は、既読者を対象にしています。ネタバレ注意!


参照−佐藤さんがこの作品について語っている書籍−

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初出雑誌のコメント
81年 フュージョンプロダクト創刊号
81年 SF COMICS リュウ 11月号 VOL.14
82年 COMICBOX 創刊一号 金星樹(新潮社版)後書き
竜の夢その他の夢


D−51、ブラックホール...佐藤史生

 この作品、デビュー前後のエピソードの絡んだり、「夢みる惑星」の前史であったり、私の筆は、マニアさん的楽しみが先行してしまうのですが、内容としては、リリエンスール!やっぱり、リリエンスールでしょう!彼は、アスラン王子をミュータントにおとしめた実行者でありながら、彼の実質上の父親役でもありますよね。ミュータント社会自体を一本立ちさせるために。
 「無慈悲なかただが……理はとおっている」お人の系譜ともうしましょうか…ライジアもイリスの父親役でありながら、多くの人の苦痛を救うためには、イリスを大神官に据えてしまう。イリスも自分の大神官としての使命全うのために、幻視者を皆殺しにしてるしな〜。アスランの旅立ちの時、リリエンスールが王子はすべてを知っていたんではないかと察するシーンのリリエンスールの表情が何とも好きなのでした。


タウリの根城B1F−続編もある−


タウリの根城B2F−構想は10年−


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