旅の終り・・・あるいは 次の旅のはじまり・・・。
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あ〜ぁ・・・ 「旅を続ける小物たち」でも紹介し 今のTOPの詩?で
無くしかけたと書いた Zippoのライターを、
今回の旅の終り「道の駅 かきのきむら」で本当に無くしてしまった。
私の次に 私のことと 私の旅「野生のメロン」を知っていた 唯一の物である。
もう13〜4年は 愛用していただろうか。
書店に勤めていた頃からなので、「野生のメロン」の
ずいぶん前から、私の 笑い、泣き、怒り、驚き、あせり、
困り、喜び、迷い、楽しんだ 様々の場面にあったライターである。
北は宗谷岬・礼文島から南は沖縄、そして韓国まで
私とともに、たくさんの場所、たくさんの場面を見て・経験してきたライターでもある。
ガソリンストーブに火をつけるのも このライターだった。
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柿木温泉の営業開始時間よりずいぶん早く来てしまったので、
近くの「道の駅 かきのきむら」に 時間つぶしに立ち寄り、休憩所で最後の一服をした。
その後、あちこち車で移動した後 約3時間後、柿木温泉へ行き、
「風呂上がりのジュースと一服」をと用意をしていて
無いのに気がつき、戻って探して見たがもう無くなっていた。
届けられてもいなかった。
いつもなら 発つとき、忘れ物が無いか 振りかえって
確認するのだが この時は、なぜかしていなかった。
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ライターを無くしたこともショックだが、めったにしない
忘れ物をしたことも、かなりのショックだった。
(なぜだろう?)
今までのようなスタイルの旅は もうやめてしまえと 言うことなのだろうか?
あまり「物」に こだわり過ぎるのも良くないと思うが
ひとつの魂が私の手から離れていった。
そんな喪失感だけが残っている。とても残念だ・・・。
・・・せめてもの願いは あのZippoを手にした人が
粗末に扱わず、あいつを愛用してほしいということだ。
なにか一言いただけると うれしいカモ。