日記より。
このころよく読んでたなぁー(笑)
2000.1〜12


2000.1

「陀吉尼の紡ぐ糸」 /藤木稟/
  ぱらぱらとしているうちに引き込まれ・・気がついたらすでに夜中。
 活字倶楽部などで評判だけは読んでいたので、はずれではないのは確信していましたが、
 ミステリ的には実はソコまでのカタルシス(?)のないストーリィでした。
 うへえ!というような・・。
  しかしキャラクタと「吉原」という舞台背景・昭和初期と言う時代、が魅力的で物語として読むなら
 十分面白かったデスね☆
 やっと <盲目の麗人探偵(いま命名・笑)>朱雀十五氏に会えたし♪
  京極堂シリーズを先に読んでなければもっとハマったかも。
 前評判通りかっこ良くて萌え萌え〜〜☆
 やはり美形がでてこないと話になりませんて(にっこり)!

「さかさ髑髏は三度唄う」 /司凍季/
  久々に読む一尺屋 遙さん。
 前ほどのキレがなかったカンジ。
 もっとこう、破天荒で女に手が早くなくっちゃねェ♪
  さすが、気味悪い舞台は良かったし最後の意外性、主人公と犯人の関係なんか悲しくも残りました。

2000.2

「ステップ・ファザー・ステップ」 /宮部みゆき/
  双子がかわいいんですよ〜。コミカルで。
 宮部さんの文章は初めて読んだのですが固くなく柔らかくなく。
 一人称がかわいくてスキかも。

2000.3

「魔界都市ブル―ス・緋の天使」 /菊地秀行/
  相変わらずせつらは女の子に優しいし、メフィストはせつらに大甘(笑)
 最近、切にパシリっぽくなってしまった夜香ちゃん、なんかとっても不憫でした。
 一回殺されちゃうし。まぁ生き返ったから良かったけど、
 菊地さん案外主要キャラでも殺しちゃうからね―…って田中芳樹氏ほどではないと思いますが(爆)

「どすこい(仮)」/京極夏彦(?)/
  ふはッ、ってカンジ。パラサイト・デブとか(笑
 くぷぷ〜おデブちゃんがいっぱい〜おちゅもうさんがいっぱい〜(と言うふうに壊れる。読んでたら。)
 バカ小説って案外難しいんでしょうが・・やっぱり京極節が感じられますねぇ〜♪
 ウロボロスがかなり面白かったのでごわす。

2000.4

「BATTLE ROYALE」/高見高春 
  前評判はスゴイ,と言うのだけ聞いてあまし内容にタッチせずに(楽しみに取って置いた)のですが、
 読み応えは十分。
 学校に悪い思いしかない人はぜひ,良い思いでのある方も,まぁ試しに読んで欲しい本です。
  大雑把に説明すると、とある国のとある中学生1クラスが突然政府によって選び出され、
 最後の一人になるまで殺し合うように仕向けられる――と言う内容。
 次々と殺され,隣人は殺人鬼状態の閉鎖空間で、主人公はどう生き残っていく為にクラスメートを殺していくか,信頼していくか。
  学生に近ければ近いほど引きこまれる作品だと思います。
 もちろん遠のいていても十分楽しめますし。
 読み終わったあとは結構さわやかな感触が残ると言うことが良かったですね。
 あと味悪いのも期待していたけれど(笑)
 とりあえずやっぱり,のお約束通りに終ってくれた事に安心しました。と。
  ってーか。なにがニヤリとさせられるかって、その殺人プログラムを指揮している'先生'の名前が「坂○金○」って―ことですわよ――。 

「萬月療法」/花村萬月
  あとで読もうと思うと読めなくなるので早速萬月さんのは読みました。
 エッセイです。いや,ちょっと怖いんすけど・・なところもある人ですが、
 思っていることはざくっとしててよかったです。
 他の著書も読みたくなりました。(芥川賞作家)
 んー。エッセイって人柄がわかるから面白いですよね。

「月の砂漠をさばさばと」/北村薫


2000.5

「MANZAI」/あさのあつこ 
  とても面白かったデス♪
 あいかわらずツボな関係をさわやかに書いてくれるデスな‐‐‐。
 転校生の主人公をいきなり漫才の相方にさそって、文化祭の『漫才番・ロミオとジュリエット』をやるまでという話しデス。

「でりばりぃAge」/梨屋アリエ

「ちょー魔王(下)」/野梨原花南 
  野梨原さん、最初よりすっごく表現方法がうまくなってる気がします。
 なんだか端々で泣きそうになるような一言を書くのがうまいのよ−。
 …主に「永遠の仔」(ドラマ)を見ながら読んでたんですが、めっちゃくちゃ逆で面白かったデス。
 ちょー〜は、家族・周囲の人すべてから祝福されているのに,贄(にえ)の運命を背負わされてしまっている子の話で、
 永遠〜は家族から疎まれて、拒絶されて育った子の話。

2000.6

「ウロボロスの偽書」/竹本健治
 5章くらい進んだところのアヤツジさんにめろめろ〜〜かわいい〜〜☆

「バッテリーV」/あさのあつこ
  毎回毎回、なんてカワイイ男の子達を描ける人なのでしょう。
 生意気で、高飛車なくせに妙にカワイイ!
 そこらのヤングアダルト小説なんかより、よっぽどわくわくしますよ、絶対。

「英国庭園の謎」/有栖川有栖/
  短編集。
 有栖川さんらしいテンポが良くて景色のきれいなミステリでした。
 謎、と言うかコトバマヨイ、と言うかそんなカンジ。
 ‘ジャバウォッキー’は前評判より秀でてて良かったとは思えなかったですけど、スピード感が受けたのかな…?

2000.7

「銀の檻を溶かして」 高里椎奈/ 
  メフィスト賞〜講談社ノベルス、とかではなくて、
 電撃とか、その辺で出ていたらすごく楽しめたと思うのですが、
 ちょっと柔らかすぎ。解説の大森さんの文章が、すごく的を得ていて、納得しました。
  まぁ――作りはナンとしても、キャラはウケそうなのばっかりなので(私も好きではある♪) 
 楽しみなのはこれから、といった感じ。もっと奥行きのある世界観を求めたいです。

「そして二人だけになった」 森博嗣/
  なんという転がされ方!視点が崩れるし、キリングメッセージは気が効いてるしで、すごく面白かったです!
 これを読んだあと、A海峡大橋を見上げられる位置に行きたいものです〜。 

2000.8

「まどろみ消去」 森博嗣/
  短編集で、どれもスパイシーなミステリなので、森さんをぜんぜん知らなくても、
 ちょっと試しに読んでみるには すごくイイ作品だと思います。
  もちろんシリーズものの話も入ってるのし、森さんの人柄を知ってる方が
 先入観があって面白いものもあるので、
 それまでの作品を読んでいるのに、こした事はありませんヨ☆

「毎日は笑わない工学博士」 森博嗣/
  森博嗣さんのHPでの日記を、活字にしたものの第2弾。
 (1弾は「すべてがEになる」)まだ、森博嗣の存在を知らなかった頃の日記なので、
 じっくり楽しめました♪
(もちろんWeb上でも読める事は読める。本で買うメリットはつけてありますけど) 

「ショート・トリップ」 森絵都/
  スパ!っと終るよみやすくてかわいい短編集です。
 フルーツ・ドロップス(缶入り)みたい。
 きらきらおいしくて・いろんな味があって。
 ときたまハッカがクールで。
 ああ、立ち読みにも適してるかも(笑) 

2000.9

「空中の城1 魔法使いハウルと火の悪魔」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/
  ハウルがエノさん(※)みたいでかっこよかった★
 しかし空中の城、は見かけだけで城の中は2LDKくらいなのが笑えます。
 ヒロインがいきなり老婆にされるってのも意表をついてますよね。
 最後はちゃんとくっついてハッピーエンドです〜〜♪
(※京極堂シリーズの榎木津氏)

2000.10

「空中の城2 アブダラと空飛ぶ絨毯」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/
  イキオイで読んじゃいました。
 1巻で出てきたハウルさんが、いつ出てくるのかどきどきして待ってたらなんと…!
 面白いトリックで驚きました☆
 やっぱり結婚してても、子供作ってても(笑)ハウルさんかっこよいぞぉ。

「イスカンダルと伝説の庭園」 ジョン・マヌエル・ジズベルト/
  べつに銀河の彼方〜にあるわけではなくて(笑)
 人の名前です。王の名前を後世に伝えるために、きらびやかな庭園を造ることを任された職人、イスカンダル。
 その庭園が完成すると王はこれ以上のものを作らせない為に…と言う話でした。
 詩人がかっこ良い兄ちゃんだったなぁ…(そう言う目か) 

「ハリー・ポッターと賢者の石」 J・K・ローリング/
  ようやく読みました。
 今出まわっているのは2の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」です。
 ハリーくんかわいい@でもロンのほうが萌え〜かな♪
 日本のアニメでは既にもうありまくったような、両親を交通事故でなくして、おじさんに引き取られた、
 いじめられっこの小学生の主人公が、いきなり魔法の世界に招待されて、
 しかもじつは両親は大魔法使いで。
  ある日、邪悪な魔法使いに殺されたことを聞かされる。
 そして少年は両親を殺した相手に立ち向かうことになるーーーと言う話。
  うん、こうして書くとホント、ありがちですね(笑)
 イギリスファンタジーらしく古典的な魔法の世界(箒とか、ヒキガエルとかね)と、
 お子様向けハリウッド映画にありがちな、外国のお子様の発想、ドタバタ冒険劇、が混ぜてあります。
 小学生とか、中学生のうちに読んでたらめちゃくちゃハマったことでしょう。


「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 J・K・ローリング/
  自分ブームのうちに読んでしまいます(笑)
 前回入学した魔法学校、2年生となったハリーくんです。
 あの邪悪な存在と戦って勝った、とは思えないほど退屈な人間会での夏休み(※外国モノなので、夏休みは日本で言う春休みの感覚。新学期の前の長い休み。)
 そこからまた魔法学校に行って次々を起こる怪事件に巻き込まれ、最後はやっぱり悪を倒す、と言うお話。
  作り的に簡単なので…と言う感想を1巻のときに書きましたが、その簡単でお約束な展開の中で、
 はらはらどきどきさせる仕掛けを作り、魅力的なキャラクタを動かすのって大変なのかも。
 これからまだ5巻ほど続きますが、巻を追うごとにシリアス度も高くなるだろうし、
 大完結しなければならないので、次がやっぱりすごく読みたいものですね!
 (魔法学校が7年制だから、7巻、7年かけて出るそうです。)
 そして思ったコト。ハリポタって、ワタルみたい〜☆(敵もドアクダーみたいなもんだしね。)←(ぇ


「日帰りクエスト1〜4(完結)」 神坂一/
 なんて軽快に読める文体なんでしょう…。
しかも結構マジなことも滑りこませてるんですよね〜大好きでス!


2000.11

「フリークス」 綾辻行人/
  精神科病棟の話で、アヤツジテイストの効いた、
 揺らめく気持ち悪さの残る小説で楽しめました★
  奇形とかね〜。

「夏と冬の奏鳴曲」/麻耶雄嵩 
  絶海の孤島で起きる連続殺人事件。
 しかも真夏だと言うのに首なし死体の発見された朝は、一面雪で銀世界を作っていた…というモノ。
 ぜんぜん一筋縄では謎は解かれない本でした。
 謎はそのまま捨て置かれた状態で終ったし、探偵は出てきたと思ったら最後だけで、推理なんてしてないし。
 次回作に続いてるのか。ほとんどわからないまま終ってしまいました。
  まぁ…メルの名文句をみられたから良いかな…
 「月の光は、愛のメッセージ」byメルカトル鮎。


「ハートボイス」/青木和雄 
  このひとの書く本は、泣かされるもんか!と思うほど”なき”のシーンがあるにも関わらず、
 油断してる所にほろっと来るようなセリフを置いてたりするので、
 また今回もやられてしまいました…
  すこし心理カウンセラをやってるという肩書きのとおり、
 自分のところに来た子達の経験の形を変えて出してきてるところが多くて、リアリティがある。
 ちょっとクサかったり、おおげさなところもありましたが。

2000.12

「痾」/麻耶雄嵩
  1週間前に読んだ「夏と冬の奏鳴曲」の続きなんですが、
 その主人公が冒頭で、バナナの皮で滑ってこけて記憶喪失になってしまうという、
 お約束にも程がある状態でので、謎の続きは未解決のまま、今回の謎へ。
 連続放火+連続殺人。起こるべくして起こったのか、やったのは自分なのか…
 と、なんか目隠しのまま物語が進んだ感じですが、その目隠しを取られたからと言って
 すっきりしたわけでもなかったような…。
  メルはメルでさっさと探偵業を伝授して(しかも一方的に…)逝ってしまうしなぁ。
 でもやっぱり麻耶さんてすき〜。