日記より。
枕は必要。


2004.1

13歳のハローワーク」/村上龍 
職業案内の本なんですが、ふつーにみても面白いので、みかけたらちょこっと立ち読みしてはどうでしょう。今あなたが好きなコトを、職業にする方法が書いてあります。机上の空論なところもあるのかもしれないけど、そこはまだ13歳。、がんばれば届く範囲。


2004.2

上海少年」/長野まゆみ 
です。短編集でどれも極上。珍しく女の子視点の話が入っています。凛とした雪を感じたと思ったら上海の暑さがあり、早春の小川に足をつけたり夕暮れの小道で迷ったり。久々にのんびり情景を思いながら読書できましたv




 「ダレンシャン外伝」/DarrenShan 
短編で,脇役視点の話で。どれもタッチが違うから面白いんですが、その分一気に読む引力がなくて。短編のよさって、長期間読みができることですよねぇー(言い訳)

著者近影がちょっと邪魔(失礼)だけど、コメントはまさにダレン(少年の方)が書いてるカンジで
おもしろいですね。各短編も。あ、〜の恋の話は小学生とかにウケるのか理解できるのか、心配です。
だって私も面白くなかったもん!(爆)
ハーキャットの話は、UPされた当初に読めてたらよかったでしょうね。
…がんばって自主翻訳しながらだけど…。
写真は風景だけ、コメントは少なめ、で、もうすこし話がたくさん載ってたらよかったのになーと
贅沢な文句を言ってみたりして。シャンタクロスは最後が素敵です。妹もかわいい!


2004.4

光とともに」 /戸部けいこ
自閉症の子、光君のお母さんがいろんな壁にぶつかりながら、光君をあたたかく強く育てていく話。
職場にあったし、うちの職場では話題になってるし、パパがかわいいし(笑)でドラマも見続けてます。
これ、原作のほうのマンガ書いてる人、絶対もとJrファンだったんだよー、というシーンが多々あります。
(しかもたぶん97〜99ごろの)(笑)うちわとかね。
おもしろいし原作のほうが感動するし、ぜひチェックをしてみてはいかがでしょう。

2004.5

李歐」/高村薫
 3月の旅行のお供に持っていきました。桜のころが合うかなーと思っただけでしたが、
(コノ前「高村薫の本」買ってブームだったし) 
奇妙に舞台(※詳しくはaffictionへ)の内容と呼応した感じになって、なかなかいい相乗効果でした。
で、やっと5月になって読み終わったわけですが。
は、ハッピーエンドだ!!と叫ぶくらいびっくりハッピーエンド。
「我が手に〜」はこんなにハッピーだったかしら?と思って本棚を見たのですが、手元にありませんでした。
買ってなかったのね…(涙)
(※「わが手に拳銃を」を全面書き直ししたものが「李歐」です。)
 とにかくリオウと一彰が再会したシーンはホントに涙がにじむほど嬉しいものでした。
なんせ15…いや20年くらい(体感時間)待たされてますから。


ダレンシャン10」/DarrenShan 
読みました〜!今回はちょっと毛色が変わって、ファンタジちっくでした。
まぁなんとも次から次へと試練が来て戦うよね…とつぶやきたくなるようなダレンシリーズですが。
猛獣と戦い、異形の者たちと戦い。
そして真実はパラドクスを力技で封じてるというスゴものでした(笑)
 偏見じゃないんだけど、作者の、ちょっとスプラッタオカルトホラー系のオタクっぷりが覗いたような気がします…
この作品あたってよかったよね…
 前回の別れから立ち直るダレンのあたりは感動的です。トラスカおかーさんだよ〜(^^ 


夜回り先生」/水谷修
 これすっごくいいのよ、といわれて借りて、読み始めたら止まらず1時間くらいで読み終えてしまいました。
一介の教師だけど夜たむろする若者に寄り添って、救いの手を差し伸べている著者。
そこには不登校、暴走族、リストカット、薬物乱用などあらゆる問題があって、みんな苦しんでいる。
そんな子供たちにかける「いいんだよ」のコトバが印象的。
内容的には 「ヤンキー母校に〜」と同じようにこんな子もあんな子も居たというものだけど、
同じように心打たれる本でした。
 お礼に進めたのは 風切る翼/木村裕一 (^^)

 水谷さんのサイトもちょっと覗いてみては。
  www.sanctuarybooks.jp/pc/

探偵伯爵と僕」/森博嗣 
読もう読もうと思って手元においてたものの、なかなか時間が取れなかったんですが。やっと読み終わりました。
 ある日新太が出会ったおじさんは、夏なのにコートでブランコを漕いでいた。
名前はR伯爵。職業は探偵。見るからに怪しいのに、言ってることはマトモでふしぎ。
そんな二人が話したあとに、同級生が行方不明になる事件があって、伯爵はその事件を調べているらしい――。

 けっこう子供のホンネはこんなもんかもしれない、と思えるクールな@ボク=新太@がかわいかったです。
探偵伯爵のキャラもあやしいのにきちんと新太を大人扱いしてくれたして◎。
探偵伯爵とのやりとりは森さんらしくて読むのが楽しかったです。
ミステリだから、ほんわりした謎ではなく児童連続殺人事件てなところが途中からドキドキを誘うし、
ラストはアイタタな染みる一言を用意していて。このラストのトリックは他の森作品でもあったものですが、
また違う、社会への投げかけで私は好きです。
車に対する描写とか、勉強に対する姿勢とかがあまり見かけない手触りなのも森さんらしくて良いです〜♪

2004.6

エドウィナからの手紙」/スーザン・ボナーズ 
 課題〜も面白いな、と思ったので(大人意見ですね)読みました。
 きっかけは大おばさまがホームに入ってしまうので、部屋(家)を片付けていたときに出会った手紙。
市長さんにいろんな意見書(公園の噴水が壊れてますよとか)をだしているもの。
そして自分が見た公園の壊れたブランコ。エドウィナと大おばさまは同じ名前で、
大おばさま名義なら市長さんも読んでくれるかもしれない。
最初は軽い気持ちでだした手紙はホントに要求にこたえてくれたのです。
それはおばあちゃんが資産家だから!
でも次々と町の不具合をみつけては市長に意見するエドウィナですが…

 という話。いかにもアメリカらしい政治への参加の仕方だとか、環境を考えよう、という物語なんだけど、
ちょっと悪いことをしながらいいことをしてるエドウィナがかわいくハラハラさせてくれるので、読みやすかったです。
また両親がラブラブなところもかわいかった(^^


 「伊藤ふきげん製作所」/伊藤比呂美  
子供が思春期になりました!ってオビ書いてある本です。
教育書かと思いきやむちゃくちゃおもろい親の、子観察日記ふう。
ドタバタの日常を描いてて、言い争いやケンカもしょっちゅうなんだけど、やっぱり親の愛〜が見える本…
と書いたらやっぱり教育書みたいですが…リアルに、体当たりで書いてあって、すごいテンポのいいエッセイでした。舞台がアメリカに移り住んで、っていうのがあって、いくらかこちらのリアリティがないのも良かったのかな。

2004.7

「チェーン・メール」/石崎洋司 
 途中、物語中で出てくるストーカーがホントにいるような錯覚に陥らされて、怖くて面白かったです。いつもだれかとつながっていたい。でも、まわりにいる子とは馴れ合いたくない。そんな孤独を抱える少女たちがカキコむ携帯web小説。それに夢中になる4人はいつしか…。

 私がネットをはじめたのはほぼ大人(と呼ばれる年齢)になってからで、ゲームをはじめたのもまぁ物事がわかるようになってからで。小さいころからアタリマエのようにコミュニケーションツールとして使うという概念は、どうなんだろうと想像がつかないんですが、少なくとも世間で言われてるほどバカじゃないと思う。けど、対ヒトとして思いやるという心の育成としてはむずかしいのじゃないかな、と感じたりの、例の事件について思いをはせたり、です。
 オフラインありき、ですよ。ね。(古いかな?) あのオンナノコの争いの、内容はわからないけど。某リカちゃんがコメントを寄せていたように、大好きな友達と自分との境界がなくなって、自分の範疇外のことが起きると、親しみが妬み憎しみになることというのは、オンナノコやったことのあるヒトなら経験したことあるのではないでしょうか。(とほとぼりが冷めたころ読みにくく書いてみる) 
 というのが含まれ含まれている物語、でしたので、例の事件(サセボの)がさっぱり想像つかない人は読んでみてはいかがでしょう。(もしくわウテナ(笑))


 
 「スポットライトをぼくらに」/あさのあつこ
 高村薫中学生ver、な印象とでもいいましょうか。
風俗などでなりあがった父を持つ主人公と主人公の幼馴染ふたり、ひきこもりで秀才皮肉屋の少年、寂しい大人になりたくないとつぶやく少女。
 息苦しい、自分の将来への不安と、自分の無力さ。鮮やかで純粋な憧れの混ざる、さわやかでありきたりで、でも非日常な、そんな一部を切り取った話でした。



2004.8

「ゴール・ゲート 高原直泰 1979-2003」
 客がこないつもりでひたすら本読んだりしてたので、愛想が悪かったかもしれません。サッカーの、タカハラ選手の本です。
 子供時代、ユース、u23オリンピック代表、そして出られなかったW杯、得点王、海外移籍、クラブチームで完全優勝。
 それぞれの時に直面する問題と、乗り越える力と精神力。外から見てるだけだとわからない、本人の苦労が見える本でした。
 この本読んで、それにしても、黄金時代っていいなぁ〜と思った次第。でも、次のストライカーも育ってるし。ね。


「ここはぐりーんうっど」/那須雪絵
 南君、を見ていて、ふと読みたいシーンが蘇ったのでひっさびさに読み返しました。
 私が持ってる数少ない漫画のひとつです。
 もう10年以上前か…と思うとちょっと寒くなりますが(苦笑)古き良き高校生の青春だな〜って思ってしまい(やっぱ寒い)ました。


「X」/CLAMP
 久々に読んでいます。読んでいますつーか読み返してさせてもらってます。
「読みます?」と言ってくれたうちのお客さんから借りて(笑)。
懐かしいですね。○学生のころまわりで熱中していたマンガ時代。購入するのがもったいなくてほとんどッ借りてたので、続きを知らないものがたくさんです(笑)。マンガ喫茶でもいくかなぁ。

 「ダレンシャン11」/DarenShan
 もう11巻です。そしてラストには「最終巻へ続く!」とか書いてあって、ホッとしたのは、やっぱり「もぉいいよ〜」という感想がでるような内容になってたからです。
 中期が面白いのはどの作品もでしょうかね。
 前の巻で正体がわかったからといって、そんなに劇的なことでもないようなハーキャットですが、「それでも和平交渉はしたい」という意思がでていたのは嬉しいです。
 こんな世の中だしさー児童文学で火サス見たいな展開は止めて欲しかった…。

2004.9

「ゲド戦記外伝」/アーシュラ・K・ル=グウィン
つまみ読みしてしまいました。
ロークができるまでのお話。
どんどん深くなってしまうのがファンタジー。歴史を作り出したらとまりませんよ!という意気込みすら感じる気がします(笑)
それこそ単位から人種から宗教から作れるんですから。

 

「ハリ―ポッターと不死鳥の騎士団」/JKローリング
ネタバレ…しそうなので印象を軽く。
ていうか毎回ですけど、前巻のこと忘れてすぎです。
うっかり「チョウチャンって誰」て言いそうになりました(セーフ!)

 ・冒険よりヒミツより、(特に上巻)思春期の心の動きっつーか、ともだち(ハーとロン)とつっかかってぶつかっては 仲直りし…って所が多くてちょっとウンザリ★
 そういう邪魔なのとっぱらったらもっとシャープな話になるような気が。
 あ、全世界の子供たちが読むんだからいいんですけど。
 ・どうしても我とシンクロしないハリーの性格(笑)。うーん主人公になりきって!とか読めなくなりましたねぇ。
 (ヴォルはいいのか)
 ・でもちょっとは大人になりかけて、1・2巻のような勢いだけでつっぱしることに、ふとギモンを抱いてる姿が丁寧で すよね。
 踏みとどまって欲しいような突っ走って欲しいような。
 ・対決シーンがなんかグロいんですけど!…イギリスだから?(偏見…)
 ・やっぱり外伝で親世代モノ書いて欲しいです。
 ・15歳で試験。あれって日本でいう受験みたいなやつかしら!?進路指導とかあるし(笑)
 ・「森」のキャラたちが今後どうかかわってくるかも楽しみ。
 ・わんこーーーーっ!(叫ばせて)
 

2004.10

 「NO.6」/あさのあつこ 
ちょっと前から気になっていたのをようやく読みました。
そしてハマりました!ぎゃー、ネズミかっこいい!(笑) 
エリートのみが住むことを許される都市、NO.6にいた紫苑は、台風の日に突然飛び込んできた犯罪者チップのついたネズミと名乗る少年と出会うことで、運命が変わっていく、という話の始まり。
 出会いが運命的でなんだか素敵なのと、その数年後、奇妙な事件に直面して犯人扱いされる紫苑とネズミとの運命の再会、の描き方が最高。
やっぱりこの人の描く少年はカワイイなぁーと思うわけです(支離滅裂!)
えっと、私のイメージではこの世界、やまざき貴子さんのZero なかんじ。

 1.2巻が手元にあったので、一気に読みました。
 そしてNO6に3が出てるようなので、これもさっそく注文しました(笑)

 

「TheMANZAI 2」/あさのあつこ
無事1を読み終え、2も読み終わりました。
オイオイオイ、ほんとにそっち系に走りそうだよー!とアセりながらも読んでるんですけど、児童文学ですしねぇ…。
あさのさんに真意を聞きたい(笑) 
それにしても。女の子が凛々しくてかわいい。かわいいはずなんだけど、一途過ぎてウザくもかんじちゃう。
ストーリィ上ね。



「ですのーと」(マンガ)
 基本的に、マンガにはすっかり疎くなっている私ですが、まわりが貸してくれるものは拒まず借りますv
ということで。借りました!
余裕がないときに読むの疲れるくらい、しち面倒で小難しいマンガだなーってのが第一印象です(笑)
ミステリ好きですが、コロンボ形式よりは探偵よりのほうが好きなんで…どきどきしながら読みました。
りゅーくんナイス(笑)



 「夜回り先生と夜眠れない子供たち」/水谷修 
かるく1時間くらい?。
ときどき入ってくる水谷先生の生い立ちモノローグがもういらないかな、と思ったのですが、
前作をよまずにも読めるようにするには入れたほうが、というカンジですね。
どの子もいとおしい。
でも自ら火に飛び込んだウサギのように、自分の体を省みなさ過ぎて、こちらが心配になります…。


「闇の中の赤い馬」/竹本健治
まぁまぁ…だったかな?
たしかに赤い馬の真相がわかるところは面白かったのと、
キリスト系の学校という舞台が新鮮でした。
いっそ女子校か男子校だったらもっと物語りっぽくて良かったような。
動機がよかった(笑)やっぱりこの人の描くオトコノコもかわいくてよい(^^


2004.11

 「きみを守るためにボクは夢をみる」/白倉由美 
びっくりするくらい一部始終リリカル。OH!(笑)
オビには『こんなにも切ない恋がある…』
 内容は、10歳の主人公がふとうたたねをして起きると7年が経っていて…というもの。
10歳でまずデートしてるのがカワイイ(笑)んだけど、あんなにカワイイ子はまずいねーよ!!という設定。(爆)いたら気障〜。
 そして7年たっても信じて待ち続けたカノジョ。
純粋でヒくくらいでした…。という感想を書いてみましたが、ホントにピュアでキラキラした文章の綺麗な、素敵なお話でした。
大好きなゲドさんも載ってたし。
 ちなみに主人公の名前は「朔」くん。ブームに乗って人気が出る…かな?(笑) 



2004.12


 『いま、アイニゆきます』/市川拓司 
ベストセラで要望が多いので、つい入荷してしまったので手元にきました(笑)サクっと読みました。
シロウトの印象。…うすい…。泣けるのは泣けます。いいはなしでした。
そりゃー世界〜の時も思ったけど、最愛の人が死ぬとかいう話は泣けるようになっていますってば。こういうのって@お涙頂戴@っていうんだよね?
 語り口がずっとやさしいのでさらーーっと読めます。
「 」ばっかりでその行下の空白が多いので、こばるとぶんこか!と思うような見栄えです。
深みはありません。
でもその辺が主人公の特性によって巧妙に隠されています(笑)
深いもの書けるのかも。