第37回 「ハルマゲドン」 [2000.3.12]

「ハルマゲドン」シリーズは第2次幻魔大戦として平井和正ライブラリーの第8集として刊行された。
当初、
第1部「破壊王」・グローイングアップ1・グローイングアップ2、
第2部「人類復興」・ダブルキャスト
という構成だったが、

後に徳間ノベルスとして3巻にまとめられ、
第1巻「人類復興」・ダブルキャスト
第2巻「万霊の主」・グローイングアップ
第3巻「破壊王」・リンケージ
という構成で再発表されてる。

ハルマゲドンシリーズは「ルシフェル伝」を目指し、「悪の救世主」の成長を描きつつあった。
この時点での読者からの反応が再構成となった理由らしい。
また徳間ノベルス発表時、「人類復興」の末尾が追加されている。

追加部分は久保陽子と木下少年のくだりだ。
やはり再構成のために書き加えられたのでしょうか?

ハルマゲドンシリーズを読んだとき、物語が高鳥慶輔を追い始め、だんだん暗いベクトルを持ち始めたと感じた。
「幻魔大戦」は「真幻魔大戦」と同時進行しており(読者側が読む時点でのことだが)
双方が私の幻魔世界の均衡を保っていたようですが、ハルマゲドンシリーズのみ進行しはじめるとだんだん読みたくなくなってきた。
望みは東丈の帰還のみ。そんな感じでした。

「幻魔」シリーズを読まなくなって久しいですが(集英社文庫版は目を通していません)
再開されるのなら、はやく東丈に会いたいものです。

 

<つづく>