第143回 SFブーム [2002.3.24]

「SFJapan」という雑誌を行きつけの本屋で見つけた。
もっと前に「手塚治虫スペシャル」というタイトルが気になったあの雑誌だ。
徳間書店から出版されていて、昔の「SFアドベンチャー」より判型は大きいが同様の雑誌だろうと想像できた。
中身を開くと「SFアドベンチャー」というより角川書店の「野生時代」という雰囲気だ。
今も「SFアドベンチャー」や「野生時代」は出版されているのだろうか?
ずいぶん見かけないような気がする。
私が学生の時にはこれらの雑誌を毎月(隔月?)買ったものだ。平井和正の「幻魔大戦」も絶好調であった。

「SFJapan」に「SFが夢にみた未来」というタイトルでSPECIAL DISCUSSIONが掲載されていた。
70年代後半から80年代にかけてSFブームと見ている。
当時、私も小松左京、半村良、筒井康隆らの作品を読みあさった。夢枕莫、菊池秀行や田中芳樹、栗本薫もすきだった。
現在もそのうちの何人かの作品を読み続けている。本を読む時間がどんどん少なくなってしまって、平井作品でさえなかなかカバーしきれないのが現状となってしまったが、最初はどっぷりSFにはまっていたわけだ。

私が好きだった「SF作家」たちは独自の作風を作り出し、多くのファンの指示を得ている。すでに「SF作家」という範疇でくくることは困難だと思える。いまでは私もSFファンだったのかどうかわからなくなってきた。確かに言えることは、私はやはり平井ファン。ヒライストであるということだけだ。



David Bowie 「SERIOUS MOONLIGHT」を聴きながら


<つづく>