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Come Back ともぞ〜記


1997.5.24

夕方、外で遊んでたねこたちを回収するがともぞ〜の姿が見あたらない。

まぁ、それまでも門限破りはたまにあったのであまり気にしてなかったのですが、外が白み始めても姿が見えず歩いて探しに行く。

But どこにも見あたらず・・・・それから毎朝AM4:30〜5:30まで約10日間、車で捜し続けるものの行方知れず。

(見知らぬ場所に行った猫は用心深くなり昼間はほとんど出歩かずどこかに隠れてて、陽が暮れてから翌朝の人間が動き出すまでの間が行動時間らしいです。そういえば、ウチに来る野良さんたちも陽が暮れると共に現れて朝6時ころいなくなります。といっても夜中はこちらの目が見えませんから、この時間帯しかないわけで・・・確かに探し回ってると出会うのは人間よりも猫の方が多いような・・・)

でも、結局見つかりませんでした。

1997.10.15

近所の女子高の調理場にお肉を納入してる業者の方がCoffeeを飲みに店に来られてたまちゃんちより(この2匹はともぞ〜によく似てます)を見て『よく似た猫があそこに居着いてるけど、いなくなったのはいませんか?』って・・・

その高校は歩いて10分くらいの小高い山の上にあるのですが、勿論いなくなった当時、その山のふもとまでは捜しました。でも山にのぼるには女子高の門を潜らないと行けないので私にとっては禁断の地(?)だったのです。

くわしく話を聞いてみると首輪もつけてもらってほとんど飼いねこ状態らしい。ウチにはいっぱいいるし大切にされてるならそれはそれで良いのですが、もう一度会いたいのと、やはりともぞ〜かどうかを確認したかったので翌日その方の車に同乗させてもらうことにする。

翌日

おおめし喰らいのともぞ〜のためご飯をいっぱい買い込んで高校の調理場へ!

到着すると草むらの中でまるくなって寝ているともぞ〜の姿を発見!!!『とも〜』って呼ぶと頭を持ち上げてこちらを向く。一瞬映画のワンシーンの如く喜んで駆け寄ってくる姿が私の脳裏をよぎったのですが‘ニャー’と一声発したのちもとのポーズに戻り眠ろうとする(さすがネコ)。近くに寄ると仕方なさそうに起きて背伸びをするが同乗させてもらった人に対しては警戒心を顕にしてるので、私の事を忘れてるわけではないらしい。

面倒を見てくださってた方にご挨拶すると「お願いだから連れて帰って」とのことなのでともぞ〜共々お礼を言って一緒に帰る。

めでたし、めでたし・・・のはずだったが、ここからが大変!懐かしの我が家に帰ったものの、ともぞ〜はみんなの事を覚えてるようだが、他のネコ達はともぞ〜のことをすっかり忘れてるみたいでよそ者扱いで喧嘩しまくる(一番仲良しでいなくなった当時おちこんでたもものみ辛うじて喧嘩しないものの以前の様にスリスリはせず)。おまけに、ノミノミはいっぱい養ってるしお腹の中では長〜〜〜〜〜〜い真田くんを飼っているし・・・以前のようにみんな仲良しになるまで一ヶ月以上かかりました。


世間では時折、何十キロ何百キロ彼方から帰ってきたネコとかが話題になってるが、それを思うと何とも情けない(^ ^ゞ。ともぞ〜の居着いていたところはウチから直線距離で500m未満。ましてウチからその高校はよく見えます(ネコの視線だと向こうからこちらは見えないかもしれませんが・・・・もしや自分の意志で家出したのかも?)

まぁ、なにはともあれよかった、よかった(^_^)

ねこ歴長いですけど、3ヶ月以上いなくなった子が見つかったの初めてです(^o^)


付録(行方不明ねこ捜し)

定かではありませんが、ウチからいなくなるネコの大半は車の下からエンジンルームあたりに潜り込みひっついていって帰ってこれなくなる場合が多いようです。(ともぞ〜の場合も自分の足で行ったのならあれくらいの距離だと帰ってこれるはずですし、そういえばいなくなった当時近所の空き地にその女子校に出入りしてるゴミ処分業者のトラックがよく駐車してました。)いなくなった時間が判ればそのときに近所にいた車の跡を追うのも1つの手です。(以前いたラスカルって子は1度その手法で5キロ先---その車がウチを出たのち立ち寄ったCarShopの駐車場の片隅にて見つけました。車にくっついていった場合、次にエンジンが止まるまで怖くて降りられないみたいです)