----------------------------------------------------------------------   SStopDLL(スクリーンセーバ制御用HSPDLL)  ver 3.10b (2001/2/16) (C)2001 すにゃんソフト (=^^=) ----------------------------------------------------------------------   この度はすにゃんソフトのプログラムをご利用いただき誠にありがとう   ございます。この文書には、ソフトのご使用法等、さまざまな情報が書   かれています。プログラムをご使用になる前にお読み下さい。 □□□ ソフト概要 onion softwareのインタプリタ言語「HSP」の機能を拡張するDL Lのセットです。HSPで使用すると、スクリーンセーバの起動と、 省電力設定を一時的に止めることができます。 --- こんな時にご利用下さい。 ・DirectX を使用したゲームソフトの作成   DirectX の使用中に画面が切り替わってDirectX のバッファが壊   されてしまうのを防ぎます。 ・デモやアクセサリーソフトの作成   観賞中に画面が切り替わるのを防ぎます。 ※ Ver3.0からジョイスティックをサポートする命令が追加されまし た。2軸4ボタンまでのジョイスティック2台、ジョイスティック未 接続の場合の負荷の自動軽減、ベクトル自動変換命令などをサポート しています。 □ 動作環境 【 HSP 】   HSP2.5以降 (それ以前のバージョンでの動作は保証していません) 【 OS 】   Windows95、98、ME、NT3.51以降、2000 (Windows95,98,2000以外での動作確認は行っておりません) 【 CPU 】   Pentium 以上 □ アーカイブに含まれるファイル及びフォルダ一覧 sstpdll.dll プログラム本体です sstpdll.as DLL設定ファイルです readme.txt この文書です □□□ インストール、アンインストール方法 【 インストール 】   1.圧縮されたファイルすべてを適当なフォルダ内に解凍します。   2.HSP本体の置かれているフォルダに"sstpdll.dll"をコピーし     ます。   3.HSP本体の置かれているフォルダ上にある、 "common"フォル ダの中に、"sstpdll.as"をコピーして下さい。以上でインス トールが完了です。(解凍してできたファイルが不要の場合 は、インストール作業の後、削除して下さい。)   ※ 以前のバージョンがすでにインストールされている場合は、     ファイルを全て上書きして下さい。Ver3.10 は以前のバージ     ョンの機能を全て含んでいます。 【 アンインストール 】   インストール時にコピーしたファイルを、すべて削除して下さい。 □□□ DLLの使用例 【 使用方法 】   DLLを使用するスクリプトファイルの先頭、またはDLLを初期化し   たい場所に、次の一行を追加して下さい。(※プログラム内で一   度だけ実行して下さい。)   #include "sstpdll.as"   その後新しく6つの命令が使用可能になります。追加される命令   の詳細は、「DLLで追加される命令の詳細」の項をご覧下さい。 【 プログラム例1 】   次の例では、作成されたHSP のウインドウを閉じるまで、スクリ   ーンセーバを無効にしています。 ----------------------------------------------- #include "sstpdll.as" sstop ;スクリーンセーバーを無効に mes "スクリーンセーバー停止中" stop ----------------------------------------------- 【 プログラム例2 】   ジョイスティックでキャラクターを操作するプログラムの例です。 ----------------------------------------------- #include "sstpdll.as" screen 0, 640,480, 1 x = 100 : y = 100 repeat : wait 1 : redraw 1 : redraw 0 : cls jstick i ;ジョイスティックの情報を取得 if i & 16 : dialog "ボタン1が押されました" if i & 32 : dialog "ボタン2が押されました" jsx vx, i, 8 ;X方向のベクトルを 8倍にして取得 jsy vy, i, 8 ;Y方向のベクトルを 8倍にして取得 x = x + vx : if x< 0 : x = 640 ;画面の端まで行ったらワープ : if x>640 : x = 0 y = y + vy : if y< 0 : y = 480 : if y>480 : y = 0 pos x,y : mes "○" loop ----------------------------------------------- □□□ DLLで追加される命令の詳細 ・スクリーンセーバー制御命令   ■ sstop (スクリーンセーバーを無効にする) 書式: sstop スクリーンセーバを一時的にストップします。同時に、OSの省電力 設定( ※ ディスプレイの省電力モード、ディスプレイの電源を自動 的に切る機能)も無効にします。 ※ OSがWindows95 の場合、省電力モードの無効化が正しく動作しな い事があります。   ■ sson (スクリーンセーバーを有効にする) 書式: sson sstop 命令で無効にしたスクリーンセーバなどを、再び有効にします。 この命令は、HSP が終了すると同時に呼び出されるので、プログラム 終了時には、記述する必要はありません。  ・ジョイスティック制御命令   ■ jstick (ジョイスティック情報を取得) 書式: jstick VAL, JOY_ID  VAL : ジョイスティック情報を取得する数値型変数  JOY_ID : ジョイスティックID コンピューターに接続されているジョイスティック等のゲームコント ローラーの情報を取得します。JOY_IDを省略するか、0 を指定すると ジョイスティック1、0 以外の数を指定するとジョイスティック2の 情報が、VAL で指定した数値型変数に返されます。 --- VAL に返される値 スティック左 : 1 スティック上 : 2 スティック右 : 4 スティック下 : 8 ボタン1 : 16 ボタン2 : 32 ボタン3 : 64 ボタン4 : 128 ※ ジョイスティックの方向を示す値は、stick 命令と同等です。 ※ 複数同時に押されている場合は、全てが足された値が返ります。 ※ 未接続、又は使用不可能なジョイスティックが指定された場合は、   常に0 が返ります。 ※ 実際に使用できるボタンの数は、ジョイスティックのドライバー、   設定、OSなどにより異なります。 【 スクリプトの例 】 jstick i ;変数i にジョイスティック1の情報を取得 jstick i,1 ;変数i にジョイスティック2の情報を取得   ■ jsx (ジョイスティック値からX方向のベクトルを取得) 書式: jsx VAL, JOY_VAL, MULTI  VAL : ベクトルを取得する数値型変数  JOY_VAL : jstickで取得したジョイスティックの値  MULTI : ベクトルの倍数 jstick命令で取得したジョイスティック情報の値を元にX(横軸)方 向のベクトルを取得します。MULTIに値を指定するとベクトルをMULTI 倍にした値が返ります。(取得したジョイスティックの値に、ボタン 情報が含まれていても問題ありません。) 【 スクリプトの例 】 jstick i : jsx vx, i   ・スティックが左に傾いていたら-1、右なら 1が返ります。 jstick i : jsx vx, i, 16   ・スティックが左に傾いていたら-16、右なら16が返ります。 ※ stick 命令で取得したカーソルキーの状態も同様にベクトルに変   換することが可能です。   ■ jsy (ジョイスティック値からY方向のベクトルを取得) 書式: jsy VAL, JOY_VAL, MULTI  VAL : ベクトルを取得する数値型変数  JOY_VAL : jstickで取得したジョイスティックの値  MULTI : ベクトルの倍数 jstick命令で取得したジョイスティック情報の値を元にY(縦軸)方 向のベクトルを取得します。その他はjsx 命令と同様です。   ■ jsreset (ジョイスティックを再接続) 書式: jsreset ジョイスティックの接続を調査し、jstick命令を使用可能にします。 この命令は、#include "sstpdll.as" としてDLLを初期化した時に 自動的に実行されます。ジョイスティックの接続状況を知りたい場合、 又は、ジョイスティックの接続状態を再調査したい場合にのみ使用し て下さい。 【 スクリプトの例 】 jsreset : j = stat ;システム変数statに情報が返ります  ・statの値が0 の場合、ジョイスティックは未接続または使用不可  ・statの値が1 の場合、ジョイスティック1のみ使用可能  ・statの値が2 の場合、ジョイスティック2のみ使用可能  ・statの値が3 の場合、ジョイスティック1と2が使用可能 □□□ ソフトウェアQ&A   Q1 スクリーンセーバを起動させなくする仕組みは?    A sstop 命令は、一時的にスクリーンセーバを「なし」の状態にします。 一時的な変更のみで実際の設定は変更しません。   Q2 システム設定などを変更しますか?    A Windows の設定や、レジストリの内容は変更しません。システムにフ ァイルを追加することもありません。   Q3 実行形式(exe )ファイルを作成したら動作しなくなった    A sstpdll.dll ファイルを、作成した exeファイルと同じ場所にコピー して下さい。 exeファイルに dllファイルを埋め込んで実行する事は 出来ません。 ■■■ 実行不可能、あるいは動作が不良と思われる場合には・・・ プログラムに思いがけないエラーが含まれている可能性もございます。 実行条件を満たした環境で、正常に動作しない場合は、お手数ですが 本文下記、サポートの項にある連絡先までご一報下さい。 ※ すにゃんソフトのホームページには、この説明書に含まれない最 新の情報が掲載されている可能性があります。その他問題点などござ いましたら本文下記、サポートの項にあるアドレスにて、ご確認下さ い。 □ 転載、再配布等に関するご注意 本ソフトはフリーウェアです。本ソフトの著作権はすにゃんソフトが 所有しています。転載、再配布の場合は以下の点にご注意下さい。 【 転載について 】   不特定多数に配布される雑誌、CD−ROM等(有料、無料を問   わず)、ソフトウェアのダウンロードサイトなどへの転載につき   ましては、事前にご連絡下さい。 【 再配布について 】  ・アーカイブを全て配布する場合   個人での再配布については自由に行って頂いてかまいません。  ・"sstpdll.dll"ファイルのみをソフトに組み込み配布する場合   個人が自作のソフトウェアに組み込んで配布する場合は、配布形   態(ダウンロードサイト、店頭配布等)や、ソフトウェア形態(   フリーウェア、シェアウェア等)を問わずご自由に行っていただ   いてかまいません。ただし、DLL の著作権は、すにゃんソフトに   ありますので、ご注意下さい。(マニュアル等にすにゃんソフト   の著作権等を表記する必要はありません。)  ・法人の場合は、メールやサポートフォームにてご相談下さい。 ※ いずれの場合も、アーカイブ内のファイル、その他の内容変更は 行わないで下さい。 □ バージョン履歴 ver 1.00 (2000/12/21) : ver 2.00 (2001/1/2) : パワーマネージメント機能に対応 ver 2.00b (2001/1/5) : マニュアル一部変更 ver 3.00 (2001/1/9) : ジョイスティック命令追加 ver 3.10 (2001/1/17) : ジョイスティック接続状態判別機能 ジョイスティック2に対応 ベクトル変換命令追加 ver 3.10b (2001/2/16) : マニュアル一部変更 □□□ 免責事項、プログラム実行、使用における注意点 (※ ご使用前に必ずお読み下さい。) ・本ソフトを使用後、あるいは使用する前に生じた、いかなる障害、  損害についても、すにゃんソフト及び関係団体、その他個人等は一  切の責任を負いません。 ・本ソフトはすべての環境で正常に動作することを、完全には保証し  ていません。 ・本ソフト内の実行ファイル、その他付属するデータファイル等を指  定された通常の使用目的以外で使用することを禁止します。 ・実行ファイルを含む、付属しているファイルの逆アセンブル、バイ  ナリー又はアスキーデータとしての参照、変更、複製、再利用など  の行為を禁止します。 ・本文中の社名及び商品名等は、各社の商標または登録商標です。 ・HSPはonion softwareが作成した、Windows 用のインタプリタ言  語です。HSPの最新版は、以下のアドレスから入手が可能です。 http://www.onionsoft.net/hsp/ ・すにゃんソフトは、個人が運営するソフトウェア制作団体です。 ■■■ サポート、お問い合わせ先 以下のアドレスに、ソフトウェアに関するサポートフォームをご用意 しております。使用方法や使用に関する問題点などありましたら、お 気軽にご利用下さい。ソフトウェアを使用した感想などもお待ちして おります。 ・すにゃんソフトサポートフォーム http://ww1.tiki.ne.jp/~swinepal/sunyansoft/support.html Eメールでもお受けいたしております。 ・すにゃんソフト連絡先 swinepal@mx1.tiki.ne.jp また、以下のページにて本ソフトやその他の取り扱いソフトのサポー ト、ダウンロードサービスを行っています。 ・すにゃんソフトホームページ http://ww1.tiki.ne.jp/~swinepal/sunyansoft/ □□□ このソフトに対する寄付金を募集しています   すにゃんソフトでは、すにゃんソフトの活動をご支援下さる方からの寄付   金をお待ちしております。   郵便局窓口から、所定の用紙に必要事項をご記入の上ご送金下さい。送金   価格は一口500円とさせて頂きます。(何口でも結構です) ・郵便振替口座 口座番号 01360-0-19479 加入者名 すにゃんソフト    ※ 送金時の手数料はお客様にてご負担下さい。    ※ 特別な場合をのぞいての返金はご容赦下さい。    ※ 受領確認を希望される方は、払い込み用紙の通信欄に、連絡先のE    メールアドレスをお書きそえ下さい。   すにゃんソフトにおよせいただいた寄付金、援助金は、今後のソフト開発   のための資金とさせていただきます。 《《《 COPYRIGHT 2001 すにゃんソフト (=^^=)