今までに作ったものたち
小さい頃から道具を使ってものを作るのが好きで,今までいろんなものを作ってきました。その中から,まだ形をとどめているものをいくつか紹介します。
右上 CDプレーヤー,左上 真空管アンプ,下 プリアンプ
CDプレーヤーは誠文堂新光社刊のオーディオクラフトマガジン2000年3号の記事を参考に作りました。
パソコン用のCD−ROMドライブを流用しているので,順番に曲を再生するだけですが,約10,000円でできます。
真空管アンプは知る人ぞ知る,エレキットのTU−870です。それなりの性能です。
プリアンプは日本放送出版協会刊のエレクトロニクスライフ1988年6月号の製作記事をもとに製作しました。
製作開始から足かけ10年はかかり,今年の夏にようやく完成しました。制作費は今となってはいくらかかったかよくわからないのですが,
おおむね30,000円くらいだと思います。
オーディオ装置については,初心者が自作した場合,はっきり言って引き合わないと思います。でも,わかっていてもやめられないのですね,これが。
というわけで,性懲りもなく,今はICパワーアンプを作っている途中です。
2001.11
パソコン用のスピーカーが欲しいと思っていたところ,ホームセンターに展示処分で半額になっていたカーステレオのスピーカーがあったので,箱を作って取り付けました。
最初は塗装をするつもりはなかったのですが,何となく着色ニスを塗り,ついでにサランネットもつけてしまいました。
これも製作開始から5年くらいかかり,今年の夏に完成しました。そんなわけでパソコン用のスピーカーは完成品を買ってしまい,このスピーカーは上のアンプにつないでいます。
なかなかいい音を出してくれます。
2001.11
上の子供がよちよち歩きの頃,妻に頼まれて子供と座ることのできるベンチを作りました。2本の背もたれには二人の子供の名前をいれています。
下側は薄いピンクで書いてあるので,写真ではほとんど見えません。何年も屋外で雨ざらしになっていたので,塗装がはげかかっています。
サンドペーパーで磨いて塗装しなおさないといけませんね。幅約1mで,大人が一人と子供が二人並んで座るのにちょうどいいくらいです。
脚のぬきは設計ミスで,足があたってしまい,少し座りにくいです。完成してから気づいたので,手遅れでした。
2001.11
大学1年の後期の木材加工実習で作った食器棚です。1981年に作ったものなので,もう20年になります。今でも変わりなく使っています。
後期の実習では自分で自由に設計できたので,下宿に食器棚がなくて,ちょうど欲しいと思っていたところだったので,設計して作りました。この写真は当時の下宿での使用の様子です。
2001.11
前任校で作ったチューブベルです。
吹奏楽部がコンクールで演奏する曲にチューブベルが必要だったのですが,買うと20万円くらいするので,何とかならないかと相談を受けました。
そこで,建築資材の直径50mmの真鍮のパイプを購入し,製作したのが右の写真のチューブベルです。材料代は,全部で30,000円くらいだったと思います。音程は,B♭,F,B♭の3音です。
この自作楽器で,夏のコンクールに出場しました。他校の先生には値段の割にはいい音だとほめていただきました。しかし,生徒は木製の支柱に金色のベルということで,なんだか恥ずかしいとあまり評判はよくありませんでした。
このような真鍮のパイプに
旋盤でふたを作り
このようにはめ込みます。ふたをつけないと,単なる真鍮パイプの音ですが,ふたをつけると不思議なことに,チューブベルの音になります。
支柱の材料です。市販のものは鉄のパイプでできていますが,加工が難しいので,角材で作りました。
パイプに穴をあけ,ワイヤーロープでつるしています。
転勤することになった同僚に,餞別にと思って作ったオルゴールです。ふたに紫檀をはめて模様にしています。
2003.07
この作品は同僚との合作です。オーブン陶器で作ったランプシェードに合うランプができないかと相談され,作ってみました。
1辺が10cm位の箱に乾電池とスイッチ,豆電球を取り付けました。
完成品の高さは15cm位で,玄関先にでも置くといい感じではないでしょうか。
2003.07
自分が転勤することになったので,お世話になった同僚に餞別にと思って作ったスライド式の棚です。同じ設計のものを3個作ってみました。
前側のスライドする棚にはカセットテープが,後側の棚は棚板のつけかたにより,ビデオテープまたはCDを入れることができます。
扉を閉じた状態(左)。扉を開けた状態(中)。真鍮板にエッチングをしてカシューを流し込んでネームプレートを作ってはめ込みました。(右)
2003.07
このほかにもこれからおいおい増やしていく予定です。(本当か!?)
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