CDIの乗せ換え

**CDIはこわれやすいもの**

私の場合、過去RZR系に3回のCDI故障を経験しました。
CDIの故障から発生する不具合の症状はいろいろとあります。

パターン1・始動特性が悪い
この場合ですと、キックは30回ざら、たまに点火したと思うと「プシュッ」と音をたててストール・・
もちろん、夏冬かかわらず、始動性が悪い。

パターン2・走行中にエンジンストール。又、復活する
パートスロットルだろうが、フルスロットルだろうが走行中にいきなりパワーダウン。
もちろん点火プラグは失火しているためエンジンブレーキをかけたと同じ状態。
でも、止まる手前でエンジンは復活。いやなパターンですね。こわれるならきっちり壊れてほしい・・・

パターン3・全く火花は飛ばない
これは1回だけ遭遇したのですが、全くうんともすんとも点火プラグに火花は飛びません。
完璧な故障ですね。こうなると、交換しかないのでじたばたせずに交換してください(笑)


**どうすりゃいいの?**

下に症状と対策例を掲げます。
  1. 29LのCDIユニットが壊れた!!

    この時、症状は始動性がめちゃくちゃに悪く、キック30発とかやっていました(笑)
    で、かかったと思えばプシュッと音をたててエンジンストール・・・・
    CDIユニットの良否を確かめるには、エンジン運転中にタンク裏面にある(タンクは付けたまま)
    ユニット部をドライバーの柄の部分などで軽くたたき、エンジンが止まったりする場合は、
    まず、CDIユニットの故障を疑った方が良いでしょう。
    私は過去にユニットが3度パンクしました。
    参照として、このページ内にあるトラブルシュートを参照してみてください。

    −−−−−−−

    まず私が選択した方法はCDIユニットを又、使えるかどうかわからない中古の29Lのユニットを入手し、
    交換しました。結果は良好でしたが、又、パンクしやすいといわれている29Lユニットは、ハラハラものでした。
    案の定、2度目の同じ不具合が来ました。2度目も同じく解体屋さん系から入手し、対処しました。
    結果はまた、繰り返され、絶望の縁に立たされました。


  2. 29Lのエンジン(CDIステーター、ローター)に3HMのCDIユニットを装備

    29LのCDIユニットと3HMのCDIユニットはカプラー(電気的接続部)の形状が違っているため
    配線し直さなくてはなりません。おまけに3HMのCDIユニットはYPVSも入っているため、やや、難しい
    改修となります。あと、接続部は比較的電圧が高い為、リークの心配もありました。が、マニュアルを
    参照して接続し、キックしたところ点火栓は気持ち良く火花が飛び、喜んで、エンジンに点火栓を付け
    キックしたところ、何度やってもエンジンがかからない・・・・・・
    それどころか、プシュッ、とかパシュッといって全然だめでした。
    断念して、元のさやに戻しました。


  3. 29Lのエンジン(CDIステーター、ローター)に1XGのCDIユニットを装備

    私も往生際が悪いというか、学習能力が無いというか・・・・・またまた、試みました。
    が、結果は同じでした・・・・


  4. 29LのCDIステーター、ローター、CDIユニットを取り外し、1XGのCDIステーター、ローター、CDIユニットを装備する。

    まあ、上記3の結果は予想していたものの、往生際が悪い性格のせいか、屋台骨となってしまいました。
    この時は不動(水没していたらしい・・・)の1XGより取り外したユニット類を入手し、一念発起し、
    ユニットごとごっそり交換しました。
    まぁ、何が難しいかといえば、付いているCDIユニットの取り外しでしょう。今回はプーラーもなく、
    えらい手荒な方法ではずしましたが、結局CDIステーター取り付け部が何個所か折れたりしたものの、
    無事、取り外すことができ、新しい1XGのものを装備できました。電気的なカプラー等の改修は少々
    ありましたが、難なく終了しました。この時、私が行ったカプラの接続方法は今まで付いていたものを
    切断して、新しく付ける物に配線し、用いました。配線方法は電工さんがつぶしてかしめるタイプの
    電線結合材を用いました。結果は良好で今の所、ノートラブルらしいです。
    今、手元に写真がないため、次のアップは写真を取り、回路図もPDか何かで書きましょう。


今しばらくお待ちを・・・・・・



スキャナで読み取りました。
専門知識が無い方は決して無理な作業をしないでください。事故につながります。
どうしても・・・と言う方はメールください。


左は古い(29L)のCDIの配線図で、右は1XGの配線図です。
カプラーが形状違いです。

画像は2つ合わせて160KBですので、慌てず、おちついてダウンロードしてください(^^) 旧ワイヤリング//新ワイヤリング
乱暴ですが、CDIを交換する場合、カプラーをどちらかに統一して、同じ配線にします。もちろんACマグネトも同じ型に一緒に交換します。ここで、配線をなめてかかると一発でCDIがおしゃかになる危険性もあります。
私がした作業は、29LのCDIを一式ごっそりと1XGに変えました。3HMに変えるのは、デジタル進角を取り入れているらしく、ごっそり交換すると動くとは思いますが、配線の結線はYPVSコントローラとCDIユニットが一緒になっているため少々複雑です。おすすめできません。
が、将来はチャレンジしたいと思っています。




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