リアまわりオーバーホール
今回は半日かけて、リア回りをオーバーホールしました。
そりゃもぅ大変でした。14年間なんもしてなかったんでしょう。
リアクッションとアームのところのピボッドのブッシュ抜くのに万力ではさんで、万力のハンドルにパイプかまして
力点のばして、抜けるかな?とおもったら、バキバキ言うし。
万力壊れるかと思いました。
つくづく飛行機の整備はやりやすいナーと思いました。
なんでかっつーと飛行機は50時間飛べば給油(グリース類)するところは決まってるし、可動部分はよく手入れしてるから
当たり前に分解できるところは、簡単に固着せず、分解できるのです。
その点、こいつは・・・10何年間なにもされずにいたのだから。とにかく凄かったです。
では始めましょう。
まず下の写真はなんてことない予備作業です。
ショックユニットを取り外すためにオイルタンクとバッテリーをはずします。
マニュアルどおりです。
ここまでは簡単でしたが、これからが難関です。なんせひつこく言いますが10何年間ノーメンテです。
全部の可動部分のグリースがひからびて、ぱりぱりになっていました。
おそろしい。こんなにすごいのは始めてみました。
その時の写真を取りたかったのですが、あせる気持ちで写真とるのをど忘れしていました。
上の写真はブッシュも抜いて洗浄、グリースアップした後なんですが、ここに至るまでが大変でした。
まず、ブッシュを抜くのに1時間30分もかかっちゃいました。作業員2人がかりで。
万力にスペーサーかまして、ブッシュを圧出しました。万力がパキパキと悲鳴をあげておりました。
抜いたはいいが、ブッシュの口(ボルトが通る穴)が狭まって、ボルトが通らなくなってしまい、
急遽RZR’86のものを取り外し、転用しました。
ちなみにグリースはヤマハ純正グリースBがなかったので、航空機用の17番MIL-G-?忘れた”モリブデン配合”を使いました。
MILとは米軍規格です。
それから、自分のRZRはパーツカタログとマニュアルからいくと、スイングアームとクッションを繋ぐリンクは
スイングアームを挟む形で付いているはずなのに片持ち?(下写真)タイプでした。RZR’86を見ると
同じでした。なんなんでしょう?こいつはひょっとして事故車?そういえばフロントフォークも片方は
くびれがあるタイプで、片方はくびれがなかったのです。どういうこっちゃ。
こんなタイプです。なんか不安定そうですが、付いてたとおりつけました。
とりあえず、仮付けして、作動を確認しましたが、不具合なくそのまま復旧しました。
のってみたら、明らかにキーキー音もなくなり、スムースに作動しますが、なんだかクッションがぬけてるみたいです。
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