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映画感想記2001-2003

鑑賞日 感想 
予定 「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」
予定 「ザ・コア」
予定 「あずみ」
2003年
5月24日
「マトリックス リローディッド」
先々行で見るつもりはなかったのだが、なんとなく成り行きで見てしまった。さすがに満席状態。
映画は4年前に公開された映画の続編。前作はワイヤーアクションやカンフーを取り入れたアクションや、マシンガン撮影に代表される斬新なSFX、現実と仮想世界を描いたサイバーな内容で人気を博し、大物俳優であろうがアクションを要求されたり、マトリックスライクなアクションが乱発するなど、大きな影響を与えたようだ。ただ僕にしてみればワイヤーアクションやカンフーは昔からジャッキーチェンの映画などで見ていたので、そんなに凄いとは思わなかったが。
この映画のワールドプレミアで宇多田ヒカルが旦那に「これ見たら泣くぞ!」と言い放っていた。新聞を見るといい意味で言ったような表現をしていたが、少し前に宇多田ヒカルがいいと言った映画「たそがれ清兵衛」が大ヒットしたし、あなどれん。
ストーリーは純粋に前作の続きなのだが、なんというかこのシナリオ誰が書いたんだ?登場人物の独演→アクション→登場人物の独演→アクション、の繰り返し。この独演も京極夏彦ばりのへりくつのオンパレード。何が言いたいんだか。
アクションは相変わらず凄い、派手。ネオが飛ぶシーンは思わず笑ってしまうのだが、ネオ自身がまじめくさっているのが余計笑いを誘う。しかし、カーチェイスや生身の肉弾戦は迫力抜群。ただ、大勢のスミスと戦うシーンだけはいただけない。カメラ切り替えなしで自由自在に視点を変えながら、マシンガン撮影の効果を入れながらというのはすごいのだが、人物がクレイの作り物人形に見えた。シュレックかと思ってしまった。
実は宇多田のセリフはがっかりした、の意味だったのではないかと思う。雑誌の映画評も今はいいことしか書いていないが、そのうち手のひらを返すのではないかと心配だ。
2003年
5月17日
「サラマンダー」
てっきりB級映画かと思ったら、ホントにB級映画だった。映画のパンフレットを見たらなんだかんだきつい批評を浴びせつつ、ドラゴン映画としては良い、で終わり。なんだこりゃ。
ストーリーは結構おもしろいし(特にドラゴンの口から2種類の体液が分泌されて、それが混ざって化学反応で発火するというのは、ドラゴンが口から火を噴ける理屈としては秀逸!)、ドラゴンのデザインもいいと思ったのだが、いかんせんドラゴン登場シーンが少なすぎ。一昔前ならともかく、最近はCG技術も進んだのだからもっとばんばん出すことも可能なはずなのに、ちまちまと...欲求不満たまりまくり。ドラゴンと戦闘機の空中戦とかを見てみたかった。
そういや、ドラゴンが世界中を滅ぼした...というストーリーなんだけど、結局はロンドン近くの町とロンドンだけの話なんだよなぁ。場所狭すぎ。
2003年
5月10日
「ロードオブザリング 2つの塔」
「旅の仲間」の続編。前作の最後で仲間達が3つに分かれてしまったが、どうなるか?と思ったらこりゃ予想を外された。3つの話が交わることもなく同時進行で最後まで行ってしまった。絶句...しかも主人公の話が一番つまらない。内面の葛藤の話らしいのだが、葛藤どころか負けっ放しじゃん。
まぁつまらないパートはおいといて、戦闘シーンメインの話はストーリーはともかく映像は相変わらずすごい。SFXばりばりでオークの大群との戦い。オークが弱すぎるとかないこともないが、前作に続いて映像に圧倒される。
なんだかんだと言いつつ、第3部も見るだろう。
そういえば、なんでか「旅の仲間」のパンフが売られていたのでGET!買い損ねていたので嬉しい!
2003年3月 「ハリーポッターと秘密の部屋」
ハリーポッターは魔法使いと言いつつ、ほとんど魔法を使ってないじゃん!
2002年
10月1日
「リターナー」
「トータルフィアーズ」に続き、ダブルヘッダー。この映画も今週で終わりということもあるのか、がらがら。
この映画は邦画。ストーリーは、裏稼業の人間の前に未来から来た少女が現れて、人類存亡の危機に巻き込まれ、立ち向かうというもの。簡単に言うと、「インディペンデンスディ」と「ET」と「ターミネーター」を混ぜたようなストーリーに「マトリックス」のアクションをぱくったもの、って先より長くなってるな。誤解のなきように言うと、パクリが多いからと言ってつまらないわけではない。むしろ、すごいおもしろい!SFXも邦画もここまで来たのか!というぐらい感動した。「ピンポン」のしょーもないCGより100万倍もいい。アクションも「マトリクス」のパクリとは言え、すごいの一言。ストーリーも、メインのストーリーはもちろん良いが、最後のシーンの伏線も途中でしっかり(ばればれなぐらい)引かれているし。鈴木杏asミリの演技もいい。最初は全然可愛く見えないのに最後はすごく魅力的に見えてくる。
最も驚きなのは、この映画のクランクインが去年の10月だということ。こんな映画が1年足らずで作れるのか?(まぁストーリー自身は2000年ぐらいからスタートしているらしいが)
細かいことを言えば、やくざがそんなに簡単に研究所に入ることができるか!とか、オイルリグの回りは海原のはずなのに、ラストシーンでは海岸にあるような波が見えるとか、ミリが未来に帰る仕組みがよく分からないとかあるのだが、話自体がSFだから大目に見るか。やっぱり戦う相手がやくざではなく国家の秘密組織の方がおもしろいと思うけどな。
おまけ:墜落した宇宙人と宇宙船が運ばれてきたのがつくば市の研究所で、宇宙船の兵器によりつくば山の上半分が吹き飛ばされたのが笑ってしまう。
2002年
10月1日
「トータルフィアーズ」
今日は映画の日かつ会社の創立記念日なので見に行った。この映画は今週で終わりということもあり、がらがら。
ストーリーは、アメリカで爆発した核爆弾のために米露が核戦争に一触即発の事態になるが、それを防ごうとジャックライアンが奔走する、というもの。このシリーズは今までに3作公開されている。最近2作はハリソンフォードが演じていたが、本作はベンアフレック(「アルマゲドン」「レインディアゲーム」「パールハーバー」)が演じている。ハリソンフォードがアクションも演じていたのに比べると、潜入作戦を拒み、「僕の仕事はレポートを書くこと」とインテリに傾いた役だが、そのガタイで何言ってんだか、と思わなくもない。モーガンフリーマンは相変わらずいい味を出している。
映画の内容では、アメリカ本土で核爆弾が爆発し、何十万人も死んだというストーリーとしては、そのあたりの混乱の描写は極めて少なく、ほとんどは米露上層部のやりとりで費やされる。このあたりは感情移入はしにくいのだが、反面、トップのわずか数人の判断(しかもそれが単なる誤解や我を忘れた判断であっても)で全面核戦争に突入してしまうのだという恐ろしさはよく分かる。現実のアメリカやロシアも何でもかんでも力で解決しようとするし、力だけでは解決するどころか泥沼になるのは分かり切っていると思うのだが。パンフレットを見ると、原作のトムクランシーもこのあたりのことを言いたいらしい。
クライマックスでジャックライアンのヒステリックな演説(?)で米露の大統領が矛を納めるのはあまりにもできすぎな展開で興ざめなのだが、まぁベンアフレックの顔のでかさに比べるとまだ許せるか?
2002年
8月11日
「ピンポン」
卓球をやっているからにはとりあえず見に行かねばなるまい。いつもは映画を見る直前に原作を読むことはしないのだが、今回は事前に予行演習をして映画を見に行った。正直、中学・高校時代に卓球に入れ込んでなかったこともあり、原作もあまりおもしろいとは思わなかった。ということで、私の興味はもっぱらCGを使った試合のシーンがどれだけリアルかというところ。
で、鑑賞。台詞はほとんど原作のまま。脚本家は楽だねぇ。配役は顔だけ見ると原作をそのまま抜き出したよう。特にARATAasスマイルは、外見だけでなく演技も原作のイメージを損なわず完璧といっていいぐらい。対して窪塚洋介asペコときたら窪塚洋介が悪い訳じゃないけど、あの台詞回しはなんだ?不自然極まりない。竹中直人asバタフライジョー(大笑)はいい味を出してる。
配役以外ではつっこみどころ満載。いくら中国からの留学生でもあんなに入れ墨だらけの奴がいるか?とか、卓球のシューズにしてはかかとが高くてあんなんじゃフットワークができるわけがない(そもそもナイキの卓球シューズなんて聞いたことがない)、とかてんこ盛り(そういう意味では最初から最後まで惹き付けられる映画ではある)。
で、肝心の卓球シーン。いきなり興ざめ。ボールのスピードや軌道がおかしいし、何よりも選手のおおげさな振りが醜い。まぁこの話の中では卓球は単なる小道具のひとつに過ぎないからなのだろうが、卓球を扱うのであれば繊細さなどうまく表現して欲しかった。制作者は卓球の試合を見て研究したのか?してあれならなんて観察眼のない制作者だ。
結局、この映画には卓球に対する愛情なんてものは無いのだろう。バタフライの人がアドバイザーについていながら、もったいない。
いくらシネマピアランキング「視聴者が選ぶ満足度」でNo1だろうが、私的にあわないものはあわない。ついでに、この原作は映像化が不可能と言われていたらしいが、やっぱり不可能だったということ。
おまけ:この映画の撮影は茨城県水海道市の体育館で行われた。うちのクラブにもエキストラ募集の案内が来ていたのだが、1週間も平日の昼間に行くことができるわけもない。知った顔がでていないかじっくり見てみたのだが、やはり誰もいなかったようだ。
2002年
7月31日
「タイムマシン」
とりあえず、SF好きなので見るしかないだろうと見に行った。平日の夜なのに意外と客が多く、9割がた席が埋まっていた。それでもいつものパターンで前寄り中央の席をゲット。
監督がHGウェルズ(原作者)の曾孫ということだけでも(失礼ながら)不安大爆発なのだが、自分的には可もなく不可もなくというところか。SFXがすごいと言われているが、「スターウォーズエピソード2」など見ている今となっては特にすごいと思うほどでもない。あ、月が爆発するシーンだけはすごいか。タイムマシンのデザインも結構いい。
ストーリーは原作を読んだことがない(SF好きなのに)のだが、原作にほぼ忠実なのか?どうも80万年後というのと、あのストーリーの繋がりが分からない。現代の危機と関連する風刺的なものを暗示しているようにも思えないし(個人的にはそのようなものの方が好きなのだが)。すみません。ストーリーは理解できてません。あぁ、感想が書けない。
2002年
7月6日
「スターウォーズエピソード2」
先行上映を見に行った。エピソード1があれだっただけに不安が募ったが、これはおもしろい!細かいところを言えばいろいろとあるのだが、シリーズの謎が明かされてきたり、アナキンが徐々にダークサイドに染まっていく様子がよく分かったりしてぐいぐいと映画に引き込まれる。このアナキン役の新人俳優はなかなかのもの。無邪気な青年と時折見せる凶悪な表情の対比が素晴らしい。
それにも増して戦闘シーンがシリーズ最高とも言える出来映え。宇宙船の戦闘であればエピソード6が上だが、今回の戦闘は生身の人間の、いわばチャンバラで大乱闘。まさに数の勝利。時間が短かったのだけが惜しい。途中の暗殺者を追いかけるチェイスシーンなんてもっと手を抜いても良いからクライマックスの戦闘をこれでもかとばかりにして欲しかった。
最後のヨーダがライトセーバーで闘うシーンも感動もの。時間が短いけど。
新3部作の中では最高傑作と呼ばれるに違いない作品。
しかし、次の暗い話で終わるのはやめて欲しいなぁ。ルーカスにはもう1話根性で大団円の話を作って欲しい。それにルーカスがいなくなったら誰がSFファンタジー物を撮るの?スピルバーグはやめて欲しいし。
2002年
5月13日
「スパイダーマン」
名前は知っているが、どういう話かさっぱり知らなかったアメリカンコミックヒーローの映画。これはなかなか面白い。ビルの谷間を飛び回る映像もスピード感があって良いが、脳天気なシュワルツネッガー系ヒーローと異なり、劣等感を持ったり、恋愛や友情に悩んだりするところが良い。それが自然に表現されていると思うし。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」これはスパイダーマンの叔父の死に際の言葉で、スパイダーマンの運命を変えた言葉でもあるが、深く考えさせられる。自分には大きな力は無いのだが、振り返って世の中を見ると、国民から与えてもらった議員や公務員という地位を自分の力と錯覚して、私利私欲に走る輩のニュースが多いんだよなぁ。
ところで、見に行ったのが平日の昼間なのだが、なんでこんなに人が多いんだ?仕事や会社はどうした?僕はほんとに休みだったけど。
2002年
5月10日
「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」
世界中で大ヒットしたファンタジー小説の映画化第二弾。僕は原作を読んでいないのだが、ヒットしているようなので見に行った。
映像は素晴らしい。ハリーポッターが箱庭のような世界を描いているのに対して、この映画では雄大な映像をこれでもかとばかりに見せてくれる。このような映像は映画館で鑑賞するべき。ビデオではこうはいかないだろう。
一転、ストーリーはというとまぁありがちな展開で、ピンチに陥っても主人公は都合良く助かってしまう。主人公が死んでしまっては話が進まないので、別に文句を言うつもりはないのだが、あまりにもあっさりと助かるのが物足りない。あと、登場人物が非常に多く、一緒に旅する仲間も8人もいる。名前を覚えることもできない。仲間の中に古くからの友人もいるのだが、この友達が余計なことしいで、この2人がいなけりゃなんの苦労もなく、ピンチに陥ることもなく旅が出来たと思うのだが。単に主人公達をピンチに陥らせるためだけに仲間にしたかのようなストーリー展開はいただけない。それとも続編以降に期待できるのか?
それにしても3時間は長い。2時間を過ぎた辺りから時計ばっかり見てしまった。
だいぶ時期外れにこの映画を見てしまったため、パンフレットが売り切れていた。いつも買っていたのに...
2002年
1月5日
「ハリーポッター 賢者の石」
世界中で大ヒットしたファンタジー小説の映画化。僕は原作を読んでいないのだが、ヒットしているようなので見に行った。
映像は非常に凝っていて、ファンタジーの世界を壊すことなく描かれており、好印象。原作に忠実に描かれているのだろうと想像できる。ストーリーも原作(第一作目)に忠実なようなのだが、無理矢理に映画の時間に押し込めているせいか、説明不足が目立つし、登場人物が多い割には重要な役割を持つ人物は数少なく、脇役の印象がぼける。また、ハリーが自分の力に目覚めていく過程も無視されていて、疑問が募る。ファンタジーはその世界観や規則、独特の名前までもいちから説明する必要があるので時間内に押し込むのは大変なのは分かる。しかし、映画の最後まで名前も覚えにくいし、ルールも理解できないのはいかがなもんか?原作を読んでおかないとついていけない。それを除けば、子供向けのストーリーなのだが、同じファンタジーの「ネバーエンディングストーリー」や子供向けの「千と千尋の神隠し」よりはおもしろい。なんだかんだ言いつつも、続編が期待できる映画である。
ところで、この映画をファンタジー版「ずっこけ3人組」と思ったのは僕だけだろうか?
2001年
11月9日
「エヴォリューション」
30日で46億年進化するエイリアンが隕石で飛来したことから始まる物語。ある程度情報を仕入れる前は純然たるSFと思っていたのだが、じつはSFコメディだった。監督は「ゴーストバスターズ」「ジュニア」「デーブ」で知られるアイバンライトマン。この監督の作品は「デーブ」以外どうも好きではないので映画館に行ってからちょっと後悔したが、主演が「Xーファイル」のデビッドドゥカブニーということで気を取り直して鑑賞。
SFX(特にクリーチャーのCGI)は非常に凝っているが、現在のSFX水準からいくとこれぐらいは当たり前って感じで、特に新鮮な驚きはない。ストーリー的には科学的な考証が練られているようだが、伏線なしに唐突に問題が解決したり、都合のよいストーリー運びがいかにもコメディらしい。致命的な欠陥としては、コメディなのに笑えないというところだ。まだ「ゴーストバスターズ」の方が笑える。まぁこれは翻訳者のせいもあるだろうが。
SFXが見るところなし。ストーリーもコメディとしてはつまらない。じゃあ、この映画の価値は?と考えると、デビッドドゥカブニーが自分で「Xーファイル」のパロディをやっている、というところだろう。
あ、それともうひとつ。問題が複雑化したときに、アメリカ(だけではないが)は単純に軍事力により解決を図ろうとするが、それでは解決せず却って泥沼化する。頭を使って問題の根本から解決しなければならない、ということを訴えている(ほんとか?)ところにあると思う。
2001年
10月19日
「トゥームレイダー」
全世界で売れた有名なゲームの映画化。実はゲームはやったことがない。
夏映画の予告編で見て、アクションや映像がかっこよく期待していた映画(3回繰り返すタイトルコールもカッコイイ!)。この主演女優や監督の映画は個人的には見たこと無いのだが、この秋一番の期待作。
で、期待に違わぬおもしろさ!久しぶりに、上映中に時計を見ずに過ごせたこの映画が¥1000ならお釣りが来るな。
細かく言えば、同じ冒険トレジャーハンター物のインディジョーンズの方がストーリーも練られていておもしろいとおもうのだが、この映画の見所はそんなところには無い。この映画は、かっこいいアンジェリーナジョリー(女性にかっこいいという形容詞はどうかと思うのだが)と「マトリックス」の真似に見えるが「マトリックス」を上回るかっこよさのアクション(特にワイヤーアクションは必見!)を見るものなのだ。そうすればアクションとアクションの間のストーリー展開の退屈さも少しはしのげるというもの。SFXやCGもこれでもかとばかりに使われているのだが、アンジェリーナジョリーの前では添え物にしかなっておらず、CGが俳優を食ってしまう最近の他の映画と比較すると良い感じだ。
主人公ララ(アンジェリーナジョリー)の仲間たちの活躍が中途半端でやや物足りない感じが残るのだが、2作目の制作も決定したとのことなのでそちらを期待することにしよう。
2001年
9月7日
「猿の惑星」
公開も終わりが近づいてきたようなので、慌てて見に行った。がらがらかと思いきや、意外と入っていたので猿人気を思い知った。
旧作は衝撃のラストシーンであまりにも有名。僕もあのインパクトは忘れられないので、今回どういうリメイク(監督は「リ・イマジネーション」と言っているが)をされたか楽しみにしていた。監督はティムバートン。「バットマン」「シザーハンズ」「ビートルジュース」が有名だが、個人的にこれらの作品は好みではなかったので見ていない。この監督の作品は実は「マーズアタック!」しか見たことがない。「マーズ〜」も実はあまり好みではなかったので、リメイクにあたっては不安もかなりあった。
さて、見終わって感想は、おもしろいのだが、手放しではほめられない。それはラストシーンが理解できなかったからだ。何だ?あれは?それまでは、猿と人間の逆転の構図を描き、権力者の力への執着を風刺し、しゃべる猿の秘密(映画のだいぶ早い段階で想像はついたのだが)を明かし、ピンチになったときに最初の伏線が生きる(これも予想はついた)と、おもしろいストーリー展開だったのに。最後の最後で頭の中で?マークがぐるぐる回っている。某週刊誌の映画評論で、「このラストシーンは壮大なパロディだ!」と書いていたが、それでも理解できない。タイムパラドックスなのか?だれか教えてくれー!
ちなみにSPA!今週号の空想科学読本でこの映画が取り上げられていた。クライマックスをばらすなよ(怒)。
8月10日 「千と千尋の神隠し」
宮崎駿の最新作。「もののけ姫」を上回る観客動員を記録しているということで、期待して見に行った。
「もののけ姫」よりは良いと思うのだが、今ひとつ話が唐突すぎて付いていけない。ひとりの少女の成長の物語という監督の狙いはそれなりに達成されていると思うが、ターゲットである10才前後の子供がこれを見て理解できるのか?と思うと疑問を感じる。また、ラストが「魔女の宅急便」や「紅の豚」にあった清々しさが感じられず、唐突に終わった感じがする。エンドロールの後に何かあるのかと思ってずっと見ていたが、結局何もなかった。他の客も最後まで見ていたところをみると、同じ思いだったのでは?
映像は美しい。和風なようでいて中華街風やヨーロッパの田舎風を感じさせる町並み、幻想的な町並みが美しい。唐突に出てきた、花の中を通り抜ける場面は眩暈がするほどだった。デジタル処理をしているらしいが、それを感じさせないところが良い。
キャラクターは主人公以外はインパクトの強いキャラのオンパレード。最初は、ちょっとデフォルメが過ぎるような気もしたが、そのうち慣れてくるから不思議だ。
エンドロールでは、韓国人の名前が多数出てきた。パンフレットによると、日本のアニメーターの数と質の低下のため、韓国に下請けに出したらしい。ジャパニメーション衰退の始まりか?
8月5日 「ジュラシックパーク3」
スピルバーグに代わり、「ジュマンジ」のジョージョンストンが監督した作品。前作「2」でスピルバーグはもうやめて、と思ったので監督変更は歓迎。でも「ジュマンジ」の監督ということでちょっと不安あり。
で、不安的中。本作はSFXこそ前2作に劣らずすばらしいものの、スケールの大きさ、まがりなりにもテーマとしてあった科学の暴走への警鐘といったものが無くなっている。また、最新の学説を利用して恐竜の生態を描いているというのもウリのひとつであったが、そのような部分も一部見られるものの、プテラノドンが人間を持ち上げるなど、実際は不可能な(結局は今までの怪獣のイメージから離れられていない)演出もあったりする。インパクト優先の構成のためか、つじつまの合わない謎も多い(パラグライダーの人がなぜ死んでいるのか、とか)。しかも、上映時間が1時間半と前作より30分も短くなったわりには間延び感がある。楽しめないというわけではない。「A.I.」よりはよっぽど楽しめる。鳥かごとか、恐竜の腹から食われた人の持っていた携帯の音が聞こえてくるなどおもしろいアイデアもあったし。
島で遭難する少年の母親、どっかで見たことがあるなぁ?と思ったら、「ディープインパクト」のニュースレポーターをやってたティアレオーニでした。当時は気に入っていた女優だったのだが、パンフレットを見るまで気付かなかった。
余談だが、映画のそれなりのタイトルを見に来るときはあまり小さい子供を連れてくるのはやめてほしい。うるさすぎる。また、せっかく早くから列んで真ん中の良い席を確保していたのに、他に空いている席もあるにも関わらず、詰めてくれと言われたり(これは拒否した)。
2001年
6月23日
「A.I.」
スタンリーキューブリックが作っていたのだが、途中で死んだため、スピルバーグが監督したといういわくつきの(何が?)作品。「数千年の時を越える物語」とか大仰なコピーでCMがばんばん流されていたので洗脳されてつい見に行ってしまった。
ストーリーは簡単に言ってしまうと「愛」の感情を持ったロボットのお話で、誰でも知っている、あるお伽噺がモチーフになっています。
で、いきなり結論。「僕の趣味には合わない」
序盤ののんびりしたストーリー展開、イベントも少ないため、後半への盛り上がりにつながらない。また、やたらとこったカメラワークで、何を意図しているのか平凡な僕の頭では理解できず、ただ見難いだけ。数千年の時を越えるといっても(ピーッ!)だし。テーマがストーリーの中から見えてこないんだよな、テーマがあるようなCMのくせに。良いのは中盤以降の世界観とその映像だけだな。
スピルバーグは「観客が喜んでくれるようなアイデアを考えて映画に盛り込んでいる」と良く言っているが、「ジュラシックパーク2」はそのせいで恐竜映画が平凡な怪獣映画に成り下がってしまったし、この「A.I.」についても大人は子供型ロボットにどう感情移入しろといわれてもできないし、子供が感情移入するにはジャンクショーはあまりにえぐいし、対象が見えない。
スピルバーグはもう監督をやめて製作総指揮か総監督でもやっていれば良い。
でも、スピルバーグが「A.I.」の撮影のために監督をしなかった「ジュラシックパーク3」は期待が持てるな(スピルバーグが余計なことをしてなければ)。

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