2、 −不治から治癒へ−

 ハンセン病(らい病)に正しい理解を

      −その意見広告を出して−

                                     長島曙教会牧師  大嶋 得雄 

  一九九二年一〇月二五日(日)のクリスチャン新聞に、標記のキャッチフレーズでハンセン病療養所内の単立の六つの教会、即ち北から松丘聖生会、キリスト教信交会、秋津教会、長島曙教会、大島霊交会、恵生教会名で意見広告を出しました。
 何故、この意見広告を単立の六つの療養所教会で出したかでありますが、好善社が毎年出している国立療養所内教会状況表によると六つの単立の教会以外は、日本キリスト教団、キリストの教会、日本新生キリスト教会、カトリック、日本聖公会に属しており、これらの諸団体はハンセン病を正しく理解されていると判断したからであります。
  意見広告は次の通りです。

−不治から治癒へ−

ハンセン病(らい病)に対する正しい理解を
  
◎意見広告を出した理由

  
近代医学の進歩により、らいは治癒する病気であることが立証され、啓蒙活動により、正しい理解が広まりつつある中で、キリスト教界、特に福音派と言われる諸教派、諸教会の中には旧態依然として聖潔(きよめ)の教義において、らい病を罪の象徴としてとらえ、恐ろしいもの、癒されがたいもの、伝染しやすいもの、忌むべきもの等として書き、語り、伝えているのはどうしたことでしょうか。私どもハンセン病療養所内のキリスト者は、こうしたことが正され、キリスト教会につらなる皆さんの理解を得たいと願って意見広告を出すことにしました。
 なお、全国ハンセン病患者協議会は、らいは偏見や差別を生むことから、昭和二八年のらい予防法改正時点から、厚生省に具申し、らい菌を発見したノルウエー人ハンセン氏の名前をとり、通称名ハンセン病と呼ばれるようになりました。


◎WHOの指針及びらい専門医の見解
 
 一九七九年に、既に、国連の機関・世界保健機構(WHO)が次のような「らいコントロールの指針」を出しています。 『らい治療におけるスルホン剤の導入は、制御手段に漸進的かつ広範な変化をもたらした。感染性の減少および停止をもたらしたスルホン作用は、多数の感染性患者(再燃患者を含む)の入院を不必要にし、多くの患者が療養所を去ることを許されたのである。隔離が非強制的になり、接触伝染性患者も家庭で治療することができるようになったという意味で、らいは人間回復されたのである。したがって、外来診療所がらい管理事業において第一次的任務を担うことになった。いまや療養所は合併症の一時入院施設として、また調査、訓練、身体的リハビリティション等のセンターとして徐々に活動を高めつつある』。また、『療養所の役割』に関しても、次のように述べている。『急性合併症や間欠発生疾病のために一時入院を必要とするらい病人は一般病院に入院を認むべきである』としている。更に『らいは他の伝染病と同一分類すべきである。病気に直結した特殊な法律は廃止さるべきである。無茶な法律が撤回されない場合は、既存の法律の適用は現在の知識に従わねばならない』としている。

 それでは日本の専門家はどう言っているでしょうか。国立療養所・長島愛生園医官・中井栄一氏は次のように述べておられる。らいは、らい菌に感染することによって起こる病気です。一般に病気は菌が感染しても、必ず病気になるとは限りませんが、特にらいは発病しにくい極軽微な伝染病です。日本のような国ではまず、感染はおこりません。なぜなら、患者であった人や今も患者と言われる人も、みんな治療済みであったり、治療されているので、感染源にはなりません。感染すること自体が不可能です。らいは感染によるもので遺伝ではありません。らい菌が感染するのは乳幼児期に限りますし、しかも多数の菌を持つ患者と日常生活において濃厚接触した場合のみです。したがつてその時期を越えれば感染いたしません。日本及び世界の療養所の歴史の中で職員が発病したケースはありませんし、夫婦間での感染も極めて稀です。
 ダミアン神父(一八四〇〜一八八九)のことがよく話題になります。彼はベルギーの人で、一八七三年ハワイのモロカイ島で発病して四十九歳で亡くなりましたが、幼い頃ベルギーで感染して、モロカイ島で苛酷な労働をしたことが発病の原因だろうと考えます。ダミアンの幼少期には北欧にらいの患者が多かったと思われるからです。
 らいは治る病気です。患者さんの中には治療しなくても治るケースもあります。ことに現在はよい薬がありますので、一〇〇パーセント治ります。
 罪の譬えとしてのらいにつきましては、絶対に許されることではありません。現に今も、らいを患っている人たちがいる、その背景になんらの考慮をも払わず、罪の譬えにすることが理解出来ません。率直に言って皆さん不勉強です。


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◎らいを罪の譬えにする聖書解釈の誤り
 今までも、らいを罪の譬えにした説教が修養会やラジオ放送でありました。注解書や信仰書物にもあり、抗議もしてまいりました。 ところが、今夏、衝撃的な書物に二件、私たちは出会い、それぞれ、その団体の長に抗議して、教案を新しいものに取り換えたり、販売停止などの協力を得ました。

 まず、その一つは、ある教団が発行した夏期学校教案特集号(小学科教案)で、その第一課の目標は、「ナアマンのらい病を通して罪のおそろしさを知る」とあり、例えば、「らい病というのは最初、体のあちらこちらに腫物ができて、やがてそれがひろがり、最後には体が腐っていく恐ろしい病気なのです」、「らい病という病気は、人から人へうつるように、罪も人から人へうつっていきます」、「聖書は、罪人がどのような者であるかを表すためにらい病人として記しています」など。らい病(ハンセン病)」)は人から人へうつる病ではありません。聖書はらい病人(ハンセン病患者)」をして、罪人がどのような者であるかを示していないと信じます。

「図一」の絵が書かれて、らい病の心をあらわす言葉をハートの中にいれましょうとあり、「図二」の絵も非常に問題です。

 ある療養所教会の信徒代表は、「人間の心そのものを養う教会の営む夏期学校の教材に、この種の誤謬が公然と取り上げられ、幼い人たちの心奥に植え付けられることを思うと肌に粟が生じる心地がする」と嘆げいています。 
 もう一つは、ビー・エフ・バックストン(一八六〇〜一九四六)の「レビ記講義」(初版明治三七年)が、初版本そのままの内容で、一九九一年(平成三年)一一月一日に再刊行されました。特に、一三章、一四章が問題ですがここには第一三章『らい病について』の一部を引用します。
『これはらい病の章です。即ちここで生来の罪が洗われることが分かります。聖書に於いてらい病は生来の罪の譬えです。又斯様な譬えが度々書いてあります。詩三八篇を見ますならば何処にでもらい病の譬えがあります。五、七、十一を御覧なさい。自分の罪をらい病のように感ずる者です。(中略)私どもはらい病を忌まわしきものと思うように罪を忌まわしきものと思わねばなりません。又らい病という病気は本当にその性質から起こる病気です。他の病気は性質からおこりませんから速く過ぎ去ります』。『らい病でありますならば必ず肢体が腐ります』。

 明治三七年初版を考慮に入れれば、らい病に対する理解については、止むを得なかったと思われるものの、らい病を罪の譬えとして語ることは、らいを病む人々の心を傷つけるものであり、それを何等の修正もせず今回再発行したことに驚きを禁じ得ませんでした。


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◎ 新たな翻訳

  新共同訳旧約聖書によれば、従来「らい病」と訳されていたものを「皮膚病」若しくは「重い皮膚病」と訳しています。(「皮膚病」若しくは「重い皮膚病」の訳は広い解釈で不正確、新たな差別、偏見を受ける人たちを多く作ってしまいます)。
 
スタンレーG・ブラウン著、石館守三訳「聖書の中の『らい』」(キリスト新聞社発行)によると聖書の中でらいと訳されているヘブル語のツァーラハトとギリシャ語のレプラの訳について、次のように書かれています。 「『らい病』とその同じ語源からきた言葉は原語からロマンス諸語へ訳された大体の翻訳にみられますが、これがそのまま医学的な意味での『らい』にあてはまらないのです。ヘブル語とギリシャ語の聖書が、今新たに英語か他の言葉に訳される場合、歴史的言語学と現代医学用語学の双方に熟達した学者で、しかも先入観にとらわれていない人なら、ヘブル語のツァーラハトとギリシャ語のレプラという語の訳語として『らい病』や『らい』という名は選ばないでしよう」。

  現在は旧約聖書だけが、そのように置き換えられていますが、私達は新約も同意と言われるので、同様に訳出されることを願っています。

 過日、日本福音同盟(理事長・山口昇氏)に正しい啓蒙方をお願いしましたところ、九月一〇日付で、理事長・山口昇氏、社会委員会委員長・油井義昭氏の連署で、私共の要望書のコピーをつけて、会員・各位に文書を出していただき、その誠意に感謝しています。 
 その一文に「・・・私たちは聖書にしるされている『らい病』は必ずしも現代のらい病(ハンセン病)と同じではないこと、また、聖書において『らい病』が罪の象徴としては記されていないことを確認いたします。らい病を正しく理解し、また私たちの伝道牧会において誤解を招くことのないよう、また、ハンセン病の方々にご迷惑をかけることのないようにたがいに注意していきたいと思います」とありました。

  今後は一般社会からも、糾弾されかねないような、書物やテープ等はキリスト教界から一掃されることを願っていますが、現在そのようなものが、出版、販売されていますなら、速やかに、回収ないしは改訂されるようお願いいたします。                     
  以上のような意見広告を出しましたが、もう少し、詳しい理由と経過などを次に記します。今夏、私は、あるセミナーに出席していて、不思議にも、上記の意見広告に記しました教案を作られた直接の責任者と本を再発行されました責任者と同席しましたので、同時に二人に口頭で抗議しました。

 
帰ってから、長島曙教会の長老会に計りその教団と神学校に抗議し、教案の撤収と本の販売停止を求めると共に啓蒙依頼を決めました。また、福音派の教団等が多く加盟している日本福音同盟(JEA)、きよめ派の教団で構成されている日本福音連盟(JEF)、きよめの信仰を持つ個人の加入団体である日本聖化交友会に正しい啓蒙依頼をすることを合わせて決めて、それぞれ文書を出しました。 例えば、「ナアマンのらい病をとおして罪のおそろしさを知る」の教案を作った教団の責任者に出した抗議文の内容は次の通りです。 一九九二、五、夏期学校教案特集号の三頁から九頁の内容における抗議に係る件

 標記の内容は、聖書を曲解しており、らい(通称名・ハンセン病)を病む人たちの人権を著しく侵害し、らいに関して間違った啓蒙をし、一層偏見をうみますので抗議します。 この教材を速やかに撤収し、今後、このようなことのないよう万全をはかられ、委員長におかれましては教団内の諸教会に徹底して下さいますよう、ご指導下さい。

  抗議の主な理由は

  一、らい病を罪の象徴として語っていること。

 二、現在、らい病はおそろしいものではなく、遺伝しない、なおる病いで    あり、伝  染しないと言って良いほどの極軽微な伝  染病であるの   に、殆ど反対の表現をして  いること。

  三、らいを病む人の心を傷つけ、苦しめて  いること。

  四、らいに関して間違った啓蒙をしている  こと等であります。

 どのような処置をなされるか、どのように処置をなされたかをご回示下さるようお願い申しあげます。

  まずは、抗議と善処方お願いまで。 

  この結果、教案を作りなおして持ってこられましたが、部分的な修正だけであり、例えば先の目標の「ナアマンのらい病をとおして罪のおそろしさを知る」の「らい病」を「悩み」に変えただけでありました。そこで、ナアマンの物語りを通して罪の恐ろしさを示す教材を目指すかぎり、認めることは出来ないと答えました。               
 その結果、この教材を取り止めて、全く違う教材が一千部を作られた後、教団委員長と教案編集発行人の連名により、謝罪と共にらい病を罪の象徴として語ることは誤りであること、正しい病気の理解を啓蒙する旨の文書が来ました。

  曙教会では、今後、同じような誤りがおこらないようにしていただくことと、そのために、教団内教会並びに牧師、教役者に周知徹底していただくようにお願いしました。

 教団では九月三〇日付で、委員長と教団書記の連名で所属の各教会と教職宛に教会学校夏期教案に対する抗議のあった内容と次の五項目からなるハンセン病に対する正しい理解の通知と指導がなされました。

  一、聖書に記されている「らい病」は必ずしも現代のらい病(ハンセン病)   と同じではない。

  二、聖書において「らい病」が罪の象徴として記されていない。

  三、現在、らい病は恐ろしい病気ではなく、遺伝しない、治る病気である    。

  四、らい病を正しく理解することを怠るこ  とによって、らい病を病む人   々の心を傷  つけ苦しめてはならない。

  五、らい病に関する正しい啓蒙の資料を後  日送付するので活用して   いただきたい。 実は、この一〜四の見解は先に啓蒙依頼を願った    日本福音同盟(JEA)が確認し、九月一〇日付で加盟の教団、協力    会員に理解と協力を求めたものでもあります。

  その文書は次の通りであります。

 JEA加盟会員、協力会員各位

 主の御名を賛美いたします。この夏の異常なほどの暑さも一段落し、日毎に秋らしさをかんじさせられますこの頃です。
主の福音宣教のためにいよいよ励んでおられることと存じます。
 さて、このたび長島愛生園にある長島曙教会の大嶋得雄牧師より別紙のような要望書がLEAあてに提出されました。この件につき常任理事会及び社会委員会で協議いたしました。わたしたちは聖書にしるされている「らい病」は必ずしも現代のらい病(ハンセン病)とおなじではないこと、また、聖書において「らい病」が罪の象徴としては記されていないことを確認します。らい病を正しく理解し、また、私たちの伝道牧会において誤解を招くことのないよう、また、ハンセン病の方々にご迷惑をかけることのないようにおたがいに注意していただきたいと思います。
 加盟各団体におかれましても、ご理解とご協力をいただきたいと存じますので、よろしくお取り計らいくださいますようにお願いいたします。                    主にありて

               一九九二年九月一〇日

                     日本福音同盟(JEA)理事長       山口 昇

                                 社会委員会委員長    油井義昭

 福音派の多くの教団、教会、伝道団体が加盟している日本福音同盟がかくのごとく確認し宣言されると、クリスチャン新聞は一〇月四日(日)付の新聞の第一面の三分の二以上の紙面を使い、大見出しでらい病は罪の象徴ではない。小見出しを日本福音同盟が確認、啓蒙。説教、文書から旧来の誤解一掃を。療養所教会の指摘に応答と中文字で活字し、聖書においてらい病が罪の象徴としては記されていないことを確認するからはじまって正しいらい病(ハンセン病)の理解を詳しく報道しました。


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 前記の教案を発行した教団の委員長に長島曙教会への訪問を要請していた所、一〇月一九日に訪問があり、長老会と懇談し、現実のハンセン病の正しい認識をしていただきました。イエス様が弟子たちの生れつきの盲人に対する質問に、「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現れるためです」(新改訳ヨハネ九の三)と答えられました。そのことを通しても、この盲人だけでなく、らいも(どんな病も、障害も)罪の譬えに語ることは出来ません。 イエス様がらい患者を訪ねられ、共に食事をされ、よく交わられました。ならば、クリスチャンはらい患者を避けては通れません。新約聖書の視点に立つことを確認すると共にお願いいたしました。

 少なくとも説教者は現実のことを知って正しいことを語る必要があります。ゆえに、牧師は少なくとも一度は、療養所教会を訪問をしていただくようにと提案をしました。

 一方レビ記講義の本の方も、同様に抗議文を出しました。提言を受けますとの回答をいただきましたので、即時ハンセン病の正しい啓蒙と共にこの本の即時販売中止、この本が神学校で長く教材のように使われていたので、卒業生に、このような理由で販売停止になったことを通知すること、さらに購入者や所有者がわかった時は、販売中止になった理由を通知していただくことを提言しました。

 その結果、卸店の伝道文書販売センターといのちのことば社卸し部に販売中止と小売店に出回っているものを引き取ると言う文書を出していただきました。(まだ卒業生や購入者などに通知した報告は受けていません)。 近いうちに、発行責任者に曙教会に来ていただいて、現実のハンセン病の正しい認識をしてもらい、提言に対する実行についての話し合いをしたい考えています。

 十一月にはきよめ派で構成されている日本福音連盟(JEF・樋口茂理事長)で、理事会を開き、提出している啓蒙依頼と要望について、協議するとの回答をいただいていますので、日本福音同盟と同様、確認、宣言をし、加盟教団に指導して下さるものと信じています。 

 今後とも、強力に啓蒙依頼して行かねばならないと思われる団体は日本聖化交友会(本田弘慈会長)であります。

 啓蒙依頼文を出す前に、本田先生にお電話し、文書を出しましたが、いまだ回答を得ていません。この会の三役と言われる岸田馨総務に電話をしたときに、次のように語られた中に、この会に問題があることを感じました。 らいを罪のたとえとする質問の中で、「聖書の記述はかえられない」と言われた。聖書は神の御言葉であるので記述はかえられないことは当然である。わざわざ、そのように言われたことは、聖書においてらいを罪のたとえに書いていると言うことですかと聞くと言葉を濁された。聖書の中にらいを罪のたとえに書いていると思われるところがあるのなら、教えてほしいと言うと、答えられませんでした。 ハンセン病の正しい啓蒙をお願いしたら、会議などで話はするが、個人加盟なので指導出来る立場ではないと。この問題は会議などで話すようなこと、ついでに連絡しておくと言うような軽いことではありません。 この会に入っている会員が、間違った説教や書物を書いているとするならば、指導してもらうことが出来ますので、名簿を送ってほしいと求めると、本部で名簿は分からない。全国の八つの支部で聞いてほしいと言う。

 全般的に好意的でなく、消極的な応答でありました。この会はきよめ派の日本で有名な教職が加盟されていると思われますので、是非、正しい理解をしていただきたいと思っています。

  以上のような理由、経過により意見広告を出しましたたが、意見広告や、クリスチャン新聞が一〇月四日付で報道した記事を読まれて、各地から反響が寄せられています。

 北海道のある牧師からは北海道における会議にこのことを一つのテーマーとしてとりあげ、提案して行きたいと電話を下さり、東京のある牧師はこれらの記事を読んで大変に勉強になったと、また中国地方のある牧師夫人も正しい理解が与えられたと葉書を下さいました。四国の日本キリスト教団三島真光教会では長内敬一牧師と信徒一同名で一〇月四日付のクリスチャン新聞の記事を四国教区の教会の牧師や関係者に九〇通ほど送り、正しい理解のための確認をして下さいました。  療養所教会の一つである日本キリスト教団光明園家族教会の津島久雄牧師も関係者にこの意見広告の記事を多く送って下さいました。 キリスト新聞の一〇月二四日号の第一面の望桜欄(朝日新聞ならば天声人語にあたるところ)の一段全部に、クリスチャン新聞の記事を見られて、ハンセン病の正しい理解と啓蒙を適切に掲載し報道されました。

 他にも、葉書、手紙、電話などをいただいていますが、クリスチャン新聞からは、意見広告が全国で用いられていること、一〇月四日付のクリスチャン新聞の記事も反響がありますと手紙がありました。

 最後に、このMOLの記事をお読み下さった皆さんにお願いします。これまでにお聞きになられた説教テープ、ラジオ説教、お読みになられた書物の中で、らいを罪の象徴として語られていたり、正しい理解がなされていないものがありましたら、長島曙教会の大嶋までお知らせ下さい。関係者の方々と相談しながら、啓蒙につとめると共にその説教者や著者に正しい理解をしていただくように働きかけていきたいと思います。

  また、この記事に対するご意見やご感想をお寄せくだされば、嬉しく存じます。

  〈連絡先〉〒七〇一−四五

      岡山県邑久郡邑久町虫明六五三九

                  長島曙教会 大嶋得雄         
                    電話 〇八六九(二五)一一〇四         
                    自宅  〇八六九(二二)二一七三

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