治 療 日 記 11

 

平成18年11月27日 
皮膚科と小児科の診察日

顔の状態はなかなか良くならない…
一度 喘息で抗生剤の点滴を受けてからしばらくはとても調子がよかった事を考えるとやっぱり抗生剤が効くのだろうか。。と素人考えをしてみたりする
今日は1本追加の塗り薬が出された
塗ると顔が熱くなる…という薬でアトピー治療用だそうだ…
これが効いてくれればいいんだけどなぁ

午後から小児科の診察
身長157.2センチ 体重37キロ
身長はまだ伸びているといったところかな…
でも 公費負担の規定は越えているので 今後のことも考えなくてはいけない
春休みの入院も 有効期限内ぎりぎりの3月の最終週にしてもらった

最近 膝が痛い事が多いので湿布を頂いた
たぶん半月板の影響だと思うのだけど 先生が変わられたのでなかなか整形外科にもいけず…(-_-;)
診てもらった方がいいんだろうなぁ〜〜
でも 次の12月末の診察は 循環器の検査や眼底検査も入っているので無理だから…年が明けてからにしようかなぁ……

今回は特に変わったこともなく 診察終了…
来月は 大変だ……(-_-)

 

平成18年11月18日 
10月の中頃 24時間の酸素飽和度をはかってもらう検査を地元で受けた
定期検診の今日 その結果も聞かせていただいた

夜間は1度だけ88を示したけどそれ以外は90を切ることがないので大丈夫だそうだ
でも 日中は1時間の内に何度か90代前半に落ちることがあるらしい
やはり活動すると飽和度が下がるので 無理をしない負担を掛けない生活をするように言われる
車椅子は使った方がいいらしい…(-_-)

いま 役所に申請をしている車椅子は手押しのタイプの物なので 出来れば自由に動くことが出来る電動の物にしてやりたいと思う
そのことを先生にお伝えして 書類を書いていただくことにする
先生も自由に自分の意志で動ける方がいいよね…と理解してくださった
書類が出来たら 役所にお願いにいかなくっちゃ…

弁の閉鎖不全で 小児慢性特定疾患の申請をしてみようと思う
その用紙の記入も先生にお願いするm(_ _)m

 

平成18年10月30日 
皮膚科と小児科の診察を受ける

少しずつ良くなってきているけど 一進一退を繰り返している皮膚炎…
やはりかゆみがあるようで 薬が1種類増えることになる
夜 無意識のうちにかきむしっているので 寝る時には手袋をするように言われる
また 次は1ヶ月後…

午後から小児科の診察
身長は156.6センチ 公費負担の規定をついに越えた…
これで来年度の継続治療は公費では出来なくなると思う
3年間 よくがんばったし…もう治療を続けることはしないでおこうかなと思っている
本人がどういうかはわからないけど…

低血糖も最近よく起こすようになったので 相談する
あまりひどいようなら入院検査を早めにしてもいいんだけど…と言われる
もう1ヶ月様子を見てみてから 決めることにする

 

平成18年10月5日 
9/20に実施した24時間心ホルター検査の結果を聞きに行く

9/18に地元の小児科で心電図と心エコーの検査を受けた
結果は岡山での診断とほぼ同じ
心電図も同じ波形を示していた
大動脈の拡大 弁の閉鎖不全と逆流…
ただ 生活面でどれくらいの負担を掛けてもいいのか…その部分の判断が付かなかったので9/20に心ホルター検査を受けていた

結果的には いまのところ特に目立った不整脈は起きていないのでいますぐどうこうということはないということ
ただ いまの状態を維持するために 負荷はあまり掛けない方がいいだろうと言うことになった
階段は昇降機を使うことに スロープは車椅子 平地は出来るだけ歩くこと…
体育もグランドゴルフはOK 走ったり飛んだりと言うことでなければ大丈夫と言うことだった
いまより悪い状態にしないための努力…自己管理が大切になってきたなぁ
リハビリの内容はまた次回の時までに相談しておいて頂くことにした
あとは 小児慢性特定疾患が使えないかなと思い 確認をしていただくことにした
でも 小慢も自己負担が出てしまうとかえって支払いの方が高くなってしまうので そのあたりを考えなくては…
今後は 1−2ヶ月に一度 循環器の検査を受けることにする

 

平成18年9月25日 
皮膚科 耳鼻科 小児科の診察

皮膚科では なかなか良くならない湿疹に自然治癒は無理だと先生が判断されたので 再度ステロイド剤を使うことになった
顔にはキンダーベイト 体幹部はジフラールを使用
飲み薬は ウルソ ハイボン エバステル
これで良くなってきたら免疫抑制剤を使いましょうと言われる
免疫抑制剤・・?? 免疫を抑制される薬だよなぁ……

耳鼻科では 聞こえの検査をしていただく
先月とあまり変わらないということ
生活には支障のないレベルの難聴らしい…
だから学校の検査にはひっかからないのかぁ
ただ 1年ほど前よりは聴力が落ちているので 進行性難聴についても経過観察は必要らしい
まあちゃん自身も右耳が聞こえにくいと自覚があるようなので気をつけてやらないとなぁ…

小児科では 身体計測から始める
身長156.1センチ 体重35.9キロ
身長は縮んでいるみたい?? それとも計測間違い??
体重は先月よりは増えているけど やっぱり減少しているなぁ…
食べる量もあまり多くないし 運動会の疲れもあるのかも…

最近朝起きるときに動悸が激しかったり 足に力が入らなかったりする
食べた後に気持ちが悪くなったり…いろいろなことがある
それをまあちゃんが自分で先生に伝えた
先月の血液検査の結果 アレルギー値がまたまた高いらしい
いろいろなことを考えて 検査をした方がいいだろうと言うことになった 
成長ホルモン分泌不全以外にもなにかあるかもしれないねぇと言われる
低血糖の様な発作も時々起こるようになっているので脳下垂体のホルモン異常も考えられるらしい
春休みに1週間ほどの入院検査をすることにする
これだけの複雑な染色体異常があれば なにが起こるかわからないだろうなぁ…

また春休みに入院かぁ…
テンションが下がらなければいいんだけどなぁ…

 

平成18年8月28日 
小児科 耳鼻科 皮膚科の診察を受ける

最近右耳が聞こえにくい…というまあちゃん
地元のかかりつけで見てもらったけど 特に問題はなく長い間の中耳炎の後遺症でしょう…と言われる
治療しても治らないですよ…といわれたけど なんだか納得できなくてセカンドオピニオンを受ける
聴力検査では やはり大きく聴力が低下していた
レントゲンをとって見ると 鼓膜内に水がたまる滲出性中耳炎になっているという診断だった 
このまま放置してしまうと本当に聴力が落ちますよ
長い治療になると思いますが治療を受ければ良くなる可能性もありますから…と言われる ただ岡山まで通ってくるのは無理なので地元の掛かりつけ病院で診ていただけるように紹介状を書きますから…と言ってくださった
岡山では月に1度程度で経過を診ていただくことになった

皮膚科でも同じように言われる
地元の病院での処置には私は賛成できないから…と薬を変えられた
ステロイド性の皮膚炎の怖さを知らないからこういう治療が出来るのだ…と私に怒られてもなぁ………(-_-;)
まあ確かに長い間治らないことで相当塗り薬も変えられた
薬を変えると一時は良くなるけど また同じ事になってしまう
この先生の言われることも理解できる気がする
しばらく この先生にお任せしてみよう…

しかし 耳鼻科にしても皮膚科にしても 先生が変わるとこんなにも見方が変わるのかぁ… セカンドオピニオンって大切なんだなぁと思う
ころころと医者や病院を変えることは 医療費の無駄遣いだと言われるけど やっぱりおかしいなぁと思ったらお医者さんを変えてみることも一つの方法なのかもしれない

午後から小児科で診察…
今回は身長も体重もなんだかはかり方が悪かったみたいで どちらも減少…
血液検査を受けて診察終了…
血液を4本も取られたらしくて 目がチカチカしてふらふらするぅ〜と言うまあちゃん
そりゃ まずいでしょ〜(-_-;)

 

平成18年8月21日 
広島の主治医の診察を受ける

漏斗胸をずっと診ていただいていた主治医が4月に広島へ転勤された
まあちゃんはこの先生をとても信頼している…
いままでの苦しみや痛みや辛さをこの先生は理解してくださっているからだと思う
転勤されても継続して治療して頂くために 広島まで追いかけることにしていた
今日が転勤されてからはじめての診察
朝早く家を出て新幹線で広島へ向かった

診察に呼ばれると まあちゃんはにやにやと照れている(笑)
久しぶりにお会いできたうれしさが満面に出ている

先生の手元には 循環器の先生からのお手紙が届いていた
漏斗胸の為の圧迫による心電図の異常ではないか・・だとすれば改善の治療についての打診も書かれていた

心電図を見ながら この波形は漏斗胸では出てこないと思う…
実は…と話を始められた
マルファン症候群2型についての予後症例が学会で発表されたそうだ
その中に… マルファン症候群2型の場合は循環器に対する症状が重く1型の患者より早めに出てくるだろう…
心不全や心筋梗塞が 早い時期にやってくるだろうから そのことを私たち親子に伝えてあげてください…と研究をされている関係機関の方がお知らせしてくださったとの事だった
だから この波形の異常もその循環器から来ているのではないか…と言われる
仮に再々手術を行ったとしても 再度変型することは十分に考えられるし エコーで見ると心臓壁への癒着が広いのでそれをはがしながらの手術はとても困難である
いまの状態を踏まえて いろいろな方面の先生と相談をしてみるが いますぐに治療…ということにはならないだろう…

胸郭の手術に関しては やはりいまは行えない・・という結論になった
もちろん我が家での結論も 再々手術は考えていないのでいまの状態で過ごせるのであればこのままで良いと思っている
これ以上の治療はまあちゃんにとって命がけになってしまう

先生から伺ったまあちゃんの予後は正直すごくショックだった…
診察が終わってまあちゃんと2人で 広島市内を観光した
まあちゃん自身ショックは大きかったのだろう 口数は少なかった

ぼくは もうだめなんかなぁ…
なんでこんな体になってしまったんかなぁ…

この言葉が私の胸に深く深くしみこんできた
ふっと 考えてはいけないことを考えてしまう自分がいた…
でも やっぱりそんなこと考えちゃだめだよな
私にはあっきーもいる…

私はこれから先 この日の広島の思い出をずっと忘れないと思う
暑い暑い日ざしのなかを2人で歩いた広島の街…
苦しくて苦しくてどうしようもない1日を…