先生との電話
2003年6月のある土曜日の夜 私はある形成外科の先生とお話をさせて頂ける機会に恵まれた
先生は漏斗胸について熱くお話をしてくださった
それは 私たち患者が知りたいとおもっている部分であり ずっと曖昧にしている部分でもあった気がする
今回は そんな先生とのお話の中で私が感じたことを 私個人の考えとしてみなさんに読んで頂けたらなぁと思っています

病院選びについて・・
私たちが漏斗胸の治療をしようとする場合 なにを基準に決めたらいいのか迷う事が多い
出来れば 近くの病院で… あるいはこの術法を行っている病院であれば遠方でも構わない… いろいろだと思う
ただ術後の感染のことを考えた場合 近い所の病院が望ましいと先生はおっしゃっていた
何ごともなければいいのだけど もし感染が起きた場合遠いからと様子を見ている間に悪化してしまうことが実際にもあるという話を聞いた
自宅近くで 希望の術法を行っている病院があれば言うこと無いと言うことだけど そんなにうまくは行かないと思うから こういう事もあるということもひとつの選択種として考えてもらえたらなと思いました

変化するNuss法
いま現在 Nuss法を受ける適齢年齢は 5歳から8歳と言われているそうだ…
マルファン症候群の場合は骨が硬くなる年齢が遅れるという理由から15歳前後が望ましいらしい
将来的にはNuss法もかなり変化をしてくるのではないかという事…
バーの通す位置 バーの曲げ方 バーの固定の仕方など 年々変化をしているそうだ
もし まだ手術の適応年齢に達していないお子さんで 内臓などに負担が掛かっていない場合 あまり急がれる事はないように感じた

現在 従来法を行っている病院については いままでの実績も経験も持っていらっしゃる先生方が多いと思うので突然の出来事がない限りはお任せしていいように感じた

私から先生へお話したこと
とても気さくな先生でいらしたので ちょっとずうずうしく私が感じていることを聞いて頂いた

従来法を受けた方に比べ Nuss法を受けた方の方が術後の状態を不満と感じている人が多いと言うこと
バーの上または下が出っ張る 一部が凹むなど…
その処置についての指示が明確に受けられない事で悩んでいる方がいることなど…

先生からのお話は Nuss法は第1段階の手術であると考え その後の変化に伴う治療は美容的な手術として考えていると言うこと

ということは やはりNuss法で100%を望んで手術を受けることはその後の予想外の変化を受け入れるのに時間が掛かったり 動揺してしまうということに繋がっていくのではないのかな…
ある程度の変化があり得るということを認識して Nuss法を受けるべきなのではないかな
そして その説明を術前に先生からお話してもらうことが必要なのではないか…

約1時間ほど お話をさせて頂いた中で私なりに考えることがたくさんありました
でも そのことを全てネット上に上げてしまうことは出来ませんので みなさんに聞いてもらっても大丈夫という部分だけをまとめてみましたm(_ _)m