幼稚園 保育園 学校への説明
漏斗胸っ子たちが成長するにつれて 家族だけの関係から大きな集団へ参加するようになります
いままで自分の胸について疑問を持っていなかった子供たちが 自分の胸とみんなの胸の違いに
気がつく時期であり ほかのお子さんから指摘を受ける時期でもあります

そんなとき どう対応したらいいのか…親として悩むことが幾度と無く訪れると思います
『なんでぼくだけ(私だけ)胸の形が違うの?』『○○ちゃんに……と言われた』と訴えてくるのもこの時期だと思います
でも これは当然の道のりなんですよね…
幼い子供たちは自分の疑問を率直に口に出して表現します
こんな事言ったらだめかな…というような事はまず考えていないと思います
そして 徐々に成長して行くに連れて興味の視線になったり 時としていじめのような精神的に辛い状態になっていくことも考えられます

そんなとき その違いの原因や興味の視線に対して正しく説明してもらうことが必要だと思います
漏斗胸であることを一番意識するのは 学校での身体測定やプールの授業の時だと思います
そういう機会で子供の反応が予想される場合は事前に 胸の凹みは【漏斗胸という骨の形の病気である】ことを説明しておくこともひとつの方法だと思います

担任や教科担任の先生方には この疾患について早い時期に説明をさせて頂くこともいいのではないかと思います
疾患名 原因 今後の治療に対しての考え 注意してもらいたいことなどを書面にして提出しておくのもいいと思います

 

緊急カードの携帯について
漏斗胸の治療後 学校など関係の機関に緊急時の対応についての説明をしておくといいと思います
下記の要項は関係資料からの抜粋ですので 各ご家庭に合った要項でお作りください

手術を受けていることの提示
・手術を受けた日付
・術法
・バーが入っている場合 バーの種類など
・手術を受けた病院 診療科 担当医師名 カルテのID番号など

・本人の氏名  保護者の氏名
・住所 電話 

緊急時の注意事項
・緊急時は上記の事に留意して治療を行ってください
 不明な点は速やかに上記の病院の担当医師に連絡してください
・使用しているバーによってMRIまたはCTの撮影に影響を及ぼす場合がありますので事前に主治医
 ドクターにバーの金属名や注意することをきいて書き留めておくといいと思います