眼科のページ

 

まあちゃんの目について
【眼震と斜視】
まあちゃんの目については 生まれてすぐに疑問をもっていた
目が見えるようになっているのにも関わらず 目が震える
ころっと裏返るような 黒目が一瞬隠れてしまうような動きをしていた
そして ぼーっとしている時や泣いた後などに左目がふっと外へずれていく…
私自身 幼児の頃の事故で外斜視があるので この子も斜視なのかなぁとは気が
ついていた
私も斜視についてはいい思い出がないので この子もそういう思いをするのかなぁと思うと悲しい気持ちになっていた
『どこ 見てるん?』焦点が違う私はみんなにそう言われることが多かった…
ちゃんとみんなと同じものを見ているのに みんなには私がどこを見ているのか不思議だったらしい
子供心にコンプレックスだった…
人の顔を見ることがイヤになっていた
人の顔を見ると言うことは 相手も私の顔を見るわけで…
特に【話をするときに相手の目を見て話しをする】と言われることが大嫌いだった

そんなとき 母親が言ってくれた
『笑ってみんちゃい… 笑ってたら目が細くなるからどこを見ているかみんなにはわからんよ…』事故を起こさせてしまった責任からなのか 母親は根気よく私を眼科に連れていってくれた思い出がある
そんな親の気持ちはよくよく伝わっていた

まあちゃんに斜視を見つけたとき 自分と重なる部分があった
もし この子が斜視をコンプレックスに思うときがあれば 私も母親に教えてもらった【笑顔】を教えてあげようとおもった

でも 斜視と眼震の原因は別のところにあった
『水頭症』という病気だった
幸いにもその時は自然治癒という形で落ち着いた
頭の中に出血していて それが水に変わってたまっていたものが自然に吸収されたことでシャント術と呼ばれる手術を受けることなく今まで過ごしてきている
水頭症が落ち着くに連れて 眼震は見られなくなっていった
斜視も治癒していくかと期待していたのだが それはそのまま残ってしまった

成長していくにつれて『ぼくの目 変じゃ… 横むいとる…』と言うようになった
鏡を見ることをいやがるようになった
そろそろ本格的に治療を考えなくてはと思っていた時期に ほかの大きな病気が次々に見つかってしまった
また 斜視の治療は後回しになっているのが現状…
でも まあちゃん本人もある程度いまの事情を理解しているので 目の事を言わなくなった気がする
ほかにも受けなくてはいけない手術がたくさんある…
どの手術が優先か…考えているのだろう…

斜視外来でも 手術はもう少し後でもいいですよ…と言われているのでしばらくは様子を見て予定である

【両目網膜裂孔による光凝固術】
平成16年1月 マルファン症候群による合併症検査を受けていたときにそれは見つかった
病名は『網膜裂孔』つまり 網膜に穴があいている…と言うことらしい
そのままにしておくとその穴の部分に液体が入り込み 広い範囲で網膜がはがれていく『網膜剥離』という症状に移行していき 最悪の場合はやがては失明という事になるらしい…
そのまま急遽 レーザーによる手術『光凝固術』を受けることになる
右目 1/27実施  
左目 1/30実施  

光凝固術
網膜に穴のあいている部分の周りをレーザーを使って固めていく(瘢痕(はんこん))を作って閉鎖する手術です
閉鎖することで 液体の進入を防ぎ 剥離を防止するそうです

★術前説明
幹部以外の場所にレーザーが当たってしまうと 視力低下や失明を起こすことがある
術後 出血がみられる場合がある
同じ患部 もしくは別の場所への再発がないとは言い切れない
治療費が高額であると言うこと(3割負担の場合で1回30000円強)
基本的に痛みはないが 感覚的にちくっとするように感じる場合がある

★手術順序(まあちゃんの場合)
瞳孔を開く点眼液(散瞳剤)を入れた後 麻酔なしで手術を受ける
手術時間は 約20分前後(片側の場合)

★術後
強くこすらない事以外の制限はなし

★症状
右目 網膜の一番きわのところに大きな穴があいていた
左目 7カ所のちいさい穴が開いていた
両眼あわせて120発のレーザーを打った

★蚊飛症  
本人はずっとそうだったことで改めて意識はしていなかったらしいが蚊飛症の症状は
あったそうだ…
『そういえば 黒い点々やゴミみたいなものが飛んでいたなぁ』と術後話しをしていた

術後検診 平成16年2月24日 
術後検診を受ける
経過は順調だということ

術後検診 平成16年6月7日 
右目に網膜裂孔再発の疑い
まだ孔ではないかもしれないが 今後孔があいていくことが考えられる
9月に精密な眼底検査を受けることにする

術後検診 平成16年9月16日 
眼底検査を受ける
前回の状態と大きく変化はないようで また3ヶ月後の検査になる

術後検診 平成16年12月16日 
前回と変わらない 現状を維持している

術後検診 平成17年3月17日 
前回と変わらない 現状を維持している
眼圧 正常 緑内障についても異常なし

術後検診 平成17年7月5日 
右目上部に円孔が見つかる
光凝固術を受ける (56発)

成長する事により目の大きさも大きくなる
網膜の組織力の弱いまあちゃんにはそれが負担になって再発をくり返す事になる
今後も3ヶ月ごとの検査が必要である

術後検診 平成17年10月18日 
特に変わりなし
また3ヶ月後の検査になる

術後検診 平成18年1月24日 
特に変化はなし
今後は地元の掛かり付け眼科でま眼底検査を勧められる
検査の間隔は3ヶ月以上あけないこと…

術後検診 平成18年4月27日 
新たに3カ所あやしい箇所が見つかるが まだ孔ではないので経過を観察する
今後も検査は岡山の病院で受けることにする

術後検診 平成18年8月1日
前回同様あやしい部分はあるが 経過観察とする
視力検査 右0.1 左0.1   矯正視力 両眼0.8
生活に困らなければこのままでも良いと言われる

術後検診 平成18年12月26日 
あやしい箇所はあるが 様子を診ていくことにする

平成19年3月 
右目上部に網膜の裂孔が見つかる
光凝固術を受ける 100発
近視が強くなっている

平成19年4月 
先月の術後検診
術後も良く新しい問題点も起こっていない
次回は8月に診察を受ける

平成19年8月
あやしい箇所はあるが 経過観察になる
診察は最低でも1年に1度は受けること
視野欠損等があれば至急受診すること

平成20年4月
大きく変化なし 今後も経過観察になる
視力が上がっていた…

平成21年3月
乱視が強くなっている 数値的に見ると前回の数値の7倍だそうだ…
顔面のアトピー性湿疹の悪化による影響とも考えられるので しばらく点眼をして次回再度検査を受けることにする
眼底検査の結果は 網膜剥離はないが眼球の表面に傷があるらしい

平成21年5月
経過観察の為に受診する
裸眼視力は前回の数値と変わっていない
眼底検査で眼球の傷がまだ改善されていないので 新しくめがねを作ることは出来ないと言われる
点眼薬での治療を続けているけど なかなか落ちつかないみたいだ
そのために乱視が進行しているらしい
皮膚でもどこでも 一度傷がついたら治りにくい体質だから無理ないのかなぁ
アトピーの悪化がここまで目に影響してくるとは… 無知だった自分が情け無い…
後悔したくない これ以上の負担を負わせたくないといつも思い続けているのに…

【マルファン症候群との関係】
マルファン症候群に場合 目の長さが長いという傾向を持っている
まあちゃんの場合も平均23ミリに対して25ミリであるということ
この長さの問題が網膜への影響を起こしているとも考えられるので 今後も再発を予防するためにも定期的に診察を受けることにする
【視力】
平成16年1月27日測定  裸眼 右0.15  左0.1  《めがねが必要》
平成18年4月27日測定  裸眼 両目 0.15 《めがねを掛けて1.0》
平成18年8月1日 測定  裸眼 右 0.1  左0.1《めがねを掛けて0.8》
平成20年4月3日 測定  裸眼 右 0.2  左0.5 なぜか良くなっていた
平成21年3月    測定  裸眼 右 0.15  左0.15 
                                 乱視の数値に7倍なっていた

【めがねを作る】 平成16年2月
眼科で視力検査をした後 処方箋を頂いてめがねを作る
裸眼が両目0.1なので 急激にめがねの度をあげてくことを避け 矯正視力0.5で始めることにする
半年後 視力測定を行い 度数を上げていくことにする