まあちゃんをとおして いるんな病気と闘っている子供たちに出会った
まあちゃんが病気を持っていなければ きっと知らない世界だった…
今まで 幼くして 大きな病と闘っている子供たちの事は テレビの特番で見ることが
あったとしても 身近に感じられる物ではなかった気がするでも 自分たちの隣で命を懸けて闘っている姿を目のあたりにしたとき
私はテレビを見て涙を流していた自分がなにも知らなかったことに気がついた
現実はもっともっと厳しいのだ…
もっともっとがんばっている子供たちがいるのだ…
生きたくても生きられない…
どんなにがんばってもがんばっても届かない思い…
そして その気持ちに寄り添う親の気持ち 兄弟の気持ち 家族の気持ち…
そんな大切なものを私はおしえてもらった
平成15年11月にまあちゃんの友達mくんが亡くなった…
発病して2年…
全身が傷だらけだったmくんの冷たくなった顔をなでながら 私は言葉がなかった…
1年前の夏 まあちゃんの辛かった夏を一緒過ごしたmくん
小さい子が苦手なまあちゃんの意固地な態度にもめげずにいつもついて歩いてくれた
『おにいちゃん おにいちゃん』と慕ってくれるmくんをまあちゃんは徐々に受け入れて
いった…
mくんの粘り勝ちだったね
まあちゃんが術後で苦しいとき 病室までいつもおやつとお手紙を届けてくれたね
【おにいちゃん はやくよくなってまたあそぼうね ぼくもがんばるからおにいちゃんも負
けないでね】
やっと覚えた文字で書いてくれていたね
病室にいるのが嫌いでいつも廊下で遊んでいたmくん
点滴がいやだっ 注射がいやだっ 検査がいやだっ 手術がいやだっ
精一杯抵抗しているmくんを ママや看護婦さんがいつもなだめていたね
そりゃいやだよなぁ…
今思い出してもそんな元気な姿しか思い出せない…
元気な声しか思い出せない…
力つきてしまったmくんを 私はなでてあげることしかできなかった…
でも この冷たさはずっと忘れないでおこうと思った…
これが死ぬということだと…
死というものは美化される物ではないんだと感じた…
もがいて あがいて それでも生きたいと願う…
親は生きてほしいと一心不乱に願う…
そんな必死の願いもある一瞬の時間の後には 叶わないものとなる…
現実はこれなんだ…と胸に刻んだ…
私がよく口にする『覚悟』と言うことの甘さを知った…
本当に覚悟出来ているのか? その時にだれも責めずにいられるのか?
そんなきれいな物じゃない…
『覚悟』なんてそんな簡単な物じゃないんだ…
私はこれからもあがくだろう…
まあちゃんの事を思い 苦しいくらいに悩むだろう…
でも mくんたちが残してくれた物は 私の中になにかの形として残っていると思う
言葉にして書き並べることは出来ないけど 言葉に出来ない何か…
大切な何かを 私は彼らから学ばせてもらったと思う
出会えてよかった…
悲しいけど よかったと私は思っている…
【平成14年の記録】
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