NUSS(ナス)法

 

  まあちゃんの受けた手術法について  

 

       漏斗胸手術 NUSS(ナス)法について・・

NUSS法とは 最近国内で行われ始めた漏斗胸の手術法です。

特徴としては 従来の『胸骨挙上術』や『胸骨翻転術』のように 胸部を開胸 

する事なく傷跡や手術中の出血などのリスクも少なくて行える手術法です。

ただ 手術をバーを入れる時と抜く時の2度行わなくてはいけないという事

も考えておかなくてはいけません。。

 

   手術についての具体的な説明・・

          (まあちゃんに対して受けた説明です)

両脇の下にバーと内視鏡を通す部分を 約3センチ前後の切開します     

その後凹んだ胸骨に沿って ペクタスバー(金属のバー)を差し込んで行き

そのバーを体内で反転させ 凹んでいる胸骨を前に押し出します。

 胸骨に沿って挿入したバーを
 反転させます
 バーの挿入位置です
 2本挿入の場合は位置が
 変わります

ペクタスバーは2年から3年間の間体内にありますので成長を考えて少し余

裕のある長さのものが入れられます。

プレートの端は両脇の皮下で固定されてます。

皮下の部分の傷口は縫合せず テープで止めます。このテープは大体退院

前後には自然にはがれますので それで傷口の状態がよければそのままで

良いそうです。

手術中は内視鏡で内部を見ながら ペクタスバーを差し込んで行くそうなの

で 心臓などに傷が付くことがないように細心の注意をされるそうです

 

  ペクタスバー抜去術について

   

バーの端の穴に 鉗子をはめ込み

体を一定角度まで回転させながら

鉗子を手前に完全に引き抜く

 

体を回転をさせない場合もあります