5000系・223系5000番台 快速 「マリンライナー」


  2003年10月1日から快速「マリンライナー」が213系から、5000系・223系5000番台になりました。最大の特徴はJR四国所有車初の2階建て車両になる 5100(2Fと運転席後部展望室がグリーン席・1Fと連結面車端部が普通指定席)で、ベースはJR東日本のサロE217。前面から見ると桃のイメージしたデザインになっているようです。ヘッドライトは両端がシールドビームで、車体中心側がHID(高輝度放電灯 ディスチャージヘッドランプ)、シールドビームとHIDに挟まれた所にテールランプ(LED)となっています。
 普通車は223系2000番台をベースに、常時貫通構造や側窓が下降窓に、窓ガラスがUVカット機能が付いた緑色のもの(2000番台はスモーク系のUVカットガラス)になるなどの変化が見られますが、内装はほとんど変わりがありません。
 2003年10月中は期間限定HMも取り付けられました。(ただし、取り付け位置や大きさなどで賛否両論があったようです。)

 2004年には、2階建て車である5100がブルーリボン賞を受賞しました。

 試運転など営業前の模様はこちらです。

 画像左:なぜか、「新快速」幕を出して留置中の223系5000番台P3編成。期間限定のヘッドマークを付け出番を待つ。 2003.10.1 岡山電車区にて。(敷地外より撮影。) 画像右:岡山駅に到着したM1編成。この後出発式が行われた。2003.10.1 いずれも、Cyber-shotF707で撮影。


 

 マリンライナー8号の先頭に立つP5編成。
2003.10.1 備中箕島-早島間 EOS-1V HS EF70-200mmF2.8L ISUSM EF1.4XU RVPF


 珍しい普通車4両編成の快速「マリンライナー」

 これは、10月1日の快速「マリンライナー」1号。編成は高松側からP3+P5でした。通常は2両編成ですが、高松へ先送りしていた編成が少なかった為、(10月1日の2・3号用のP2編成を回送したのが1日の深夜で、1:30頃に岡山電車区を出区した。)このようになったものと思われます。その後、高松にいたM6編成と組んで、快速「マリンライナー」8号の4〜7号車として運用しました。 クハ222-5000にもHMが取り付けられました。2003.10.1 早島にて Cyber-shotF707で撮影。


 クモハ223-5000側

 鈴鹿から帰ってすぐに「京阪神ホリデー」を撮影。そのついでに撮影したP2編成先頭の快速「マリンライナー」2003.10.13 備中箕島-早島間にて。Cyber-shotF707で撮影。


限定ヘッドマークステイ

 223系5000番台(クモハ223-5000とクハ222-5000)と5000系(5000)には貫通扉に手すりがありません。その為、専用のヘッドマークステイが作成されました。貫通幌の差込穴に取り付ける方式だった為、位置が上気味になってしまったようです。(下側にも幌用の差込穴がありますが、貫通扉の歩み板が干渉する関係でこうなったみたいです。)クハ222-5000用のは近くでは見ていません。


 備中箕島-早島間を走る快速「マリンライナー」

 備中箕島-早島間はJR瀬戸大橋線撮影ポイントとしても有名なところですが、来年になると大きく変化する予定です。それは、備中箕島-久々原間が複線化することが決まり、この冬頃から工事が始まる模様です。単線時代の「稲穂と快速マリンライナー」の組み合わせは最初で最後になりそうです。
 画像上:M3編成先頭の下り「マリン」画像中:M4編成先頭の下り「マリン」、画像下:P4+M2の「上りマリン」。 いずれも、2003.10.9 Cyber-shotF707で撮影。

 画像上:M2編成先頭の下り「マリン」、画像下:M5編成先頭の下り「マリン」。 2003.10.28 Cyber-shotF707で撮影。


朝の7両編成「マリンライナー」 

 画像上:「マリンライナー8号」、画像下:「マリンライナー12号」 いずれも2003.10.30 備中箕島-早島間にて Cyber-shotF707で撮影。

 213系時代には通勤時間帯に2本だけ、9両編成の「マリンライナー」(6・10号)がありましたが、5000・223系5000番台に置き換えられてからは、改正前と同じ時間帯の2本(8・12号)が7両編成での運転になっています。朝のラッシュ時は213系時代に比べ減車になっている為、混雑は以前よりも激しくなっています。特に5両で運転の10号は酷い状態だそうです。(213系時代は6両)


早島駅での上下「マリン」並び

 画像上:5100同士の並び(5号・6号)、画像下:クモハ223-5000同士の並び(11・12号) いずれも早島にて。 画像上:2003.10.31、画像下:2003.10.27 Cyber-shotF707で撮影。

 213系時代は朝の早島駅で1・2号(3両編成同士の並び)、8・9号(6両編成同士並び)、10・11号(9両と6両編成の並び)の並びがありましたが、5000・223系5000番台になってからは、5・6号(5両編成同士)と11・12号(5両編成と7両編成)が並んでいます。
 5・6号は6時台の並びとなる為、冬になると日の出前に並ぶ形になります。11・12号の場合は、クモハ223-5000は綺麗に並びます。(画像では上り列車が発車していますが)、5100側は、いずれも動きながらの並びになりますが、213系の時ほど難しくない感じです。こちら側は順光にはなりませんが、側面からいい感じで当たるので、夏よりは冬の方が向いていると思います。


コスモスと新「マリンライナー」

 早島のチューリップ畑でおなじみのところにコスモスが咲きました。(数年前に植えた種から自然に生えたらしい。)213系マリンの時には全く咲いていませんでしたが、(他の場所では早島駅の岡山寄りなどには咲いていました。)10月下旬頃から咲き始めました。光線状態ですが、14:00頃から16:00頃ぐらいがOKですが、快晴が条件になります。17:00頃には日没になりますので、16:00を過ぎると夕日を浴びた車両が撮影できます。(コスモスは黒くつぶれる可能性大)
 11月30日には来年春用のチューリップを植えるようなので、予想では1週間前ぐらいには消滅になりそうです。チューリップの時と同じくコスモス畑とJR瀬戸大橋線の間には道路があるので、車が構図に入る可能性もあります。
 
 2004年以降はコスモスは咲くことがなく一度きりとなってしまいました。

 画像上・中:2003.11.4 画像下:2003.10.28 Cyber-shotF707で撮影。


岡山駅にて

 HIDも点灯して発車を待つマリンライナー。通常はHIDの点灯はしない為、このシーンは非常に珍しい。今ではこの構図でも撮影することができない。2003.12 岡山にて Cyber-shotF707で撮影。


 ブルーリボン賞HM付 M1編成 

 2004年9月19と20日にブルーリボン賞受賞記念のHMが取り付けられた状態でマリンライナーの運用に入りました。この時からM1編成のみ編成札の文字がシルバーに変更された。
 2004.9.19 備中箕島-早島間にて EOS-1V HS EF70-200mmF2.8L USM EF1.4XU RDP3

 2004年9月21日以降はM1編成もM2〜M6と同じ受賞記念マークが編成番号の左側に掲示された。この状態は2005年9月末頃まで続いた。
 複線化が完成した今では50mmを使って撮影することは不可能となり、2009年3月2日頃には完成時からあった防音壁に加えインカーブ一帯にまさかのフェンス設置でインカーブでの撮影はできない状況となってしまっています。ストレートでの撮影も時間の問題となりそうです。
 2004.11.7 備中箕島-早島間にて EOS-1V HS EF50mm F1.8U RDP3


 早島名物の線路際の花とマリン

 この線路際に咲く赤いカンナはJRグループの車内広告にJR四国8000系とともに登場したことでも有名でした。残念ながら、早島側にある黄色のカンナとともに複線化工事で消えてしまいました。2004.11.21 Cyber-shotF828で撮影。


 わら干し風景

 マリンとわら干し風景の組み合わせを撮影してみました。Cyber-shotF828で撮影。