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 僕がCanon EOSユーザーになって15年以上が経過しました。僕が現在、所有しているボディ・レンズを紹介します。


・現在、所有しているボディ・レンズ

現在のメイン機、EOS-1V HS(2002.7.23導入)

 2002.7.23に導入した、EOSシリーズのフラッグシップ機である。そのため、ファインダーが視野率100%(ファインダー内でで見えない部分が写る事がない。)なのと、高速連写(最速で秒間10コマ)、防塵・防滴処理がなされている。ただし、ニッケル水素バッテリーパックは導入していない為、高速連写は秒間6コマになる。この機種が、EOS-3に代わってリバーサル専用機となるため、ネガフイルムを入れるのは結婚式での撮影に限られる。この機種は専用のリンクソフトウエアES-E1を使って、撮影データをPCへ転送・編集が可能である。
 なお、ES-E1はマックOSXに非対応だったのとフィルムカメラ縮小の影響を受けたのが大きく、現在では生産完了となっています。

 2003年10月のF1日本GPにてEF70-200mmF2.8L IS USM+EF1.4XU装着時にナップサックから転落事故。この時は大きなダメージはなかったものの、2004年になって不具合が発生。PB-E2の修理とフランジバック調整を実施。2005年にはピントはMFで連写時にピントのズレが起こるようになった為、オーバーホールに加えピント調整とフィルム圧着板調整を実施した。
 2008年8月には通算フィルム本数が1,000本を突破。その際にオーバーホールを実施。同時にシャッター交換、レリーズ端子とアクセサリーシュー、フィルム圧着板の交換を実施した。

 ここ近年のデジタル化の流れの中でも私自身フィルムカメラをメイン機として使う考えであるので、現在でもメイン機種であることには変わらない。本音としてはもう1台新品で導入したいところである。


もう1つのメイン機 EOS-1N (2005.6.8導入 中古)

 EOS-1V HS不調による修理など不安定要素が続いたため、視野率100%の機種で信頼性の高いEOS-1Nを導入した。AF測距点は5点ではあるが、暗所でのAF精度などもEOS-1Vよりも高いとされている。
 2006年の6月にオーバーホールとシャッター幕交換、レリーズ端子のRS-80N3対応改造を実施した。2007年3月にサブ電子ダイアル故障のため交換を実施。2010年2月に修理部品の期限ギリギリで電源スイッチ部のユニットとミラーユニットの交換を実施。その関係でEOS-3を使う頻度がやや高くなっている。
 通常は予備機となるEOS-3に取り付けているPB-E2を取り付けて使用する。ネガフィルムをメインで使用するが、春や秋の撮影シーズンにはベルビア50などリバーサルフィルムを入れて撮影をする。

 

 初めてのデジタル一眼レフ EOS 20D(2007.5.5導入 中古)

 私自身のデジタル分野でのスキル向上と鉄道ファンのWebやデジタルデータ投稿可能になったことで速報性が求められるようになったことからデジタル一眼レフの導入に至った。この点は報道分野での変わり方と同じである。
 しかし、デジタル一眼レフは値段の下がり方が早い上に、商品サイクルも早い。新機種には新しい機能がもちろん載るような時代。当然ながら数年後に下取りした場合はどうしても査定が下がってしまう。それを考えると性能は比較的よく、ボディ状態のよい中古を導入することにした。

 2007年に5月に導入したEOS 20Dは当時発売されていたEOS 30Dとスペックでは変化がなかった点(EOS 30DはEOS 20Dのマイナーチェンジ機種。EOS 20DNと言ってもよい)が大きく、APS-Cサイズ820万画素CMOSと秒間5コマ連写やノイズの少ない画像処理エンジンなどバランスの取れた性能だったのも選択理由のひとつであった。
 幸いショット回数も約4,000回だったので初期に発生するシャッターなどから出る粘着性のゴミがCMOSセンサーに付くことも少ないのも好都合であった。
 導入後は原則としてEOS-1V HSやEOS-1Nと同時使用となる。2007年の富士スピードウェイで開催されたF1日本GPでは9月29・30日とも終始雨に翻弄された。フィルム交換ができない状況であったためEOS 20Dが大活躍した。
 2009年5月現在で導入から2年が経過するが約12,000カットぐらいは切っていると思われる。

現在はサブ機、EOS-3+PB-E2(1999.8.21導入)

 EOS-1V HSの導入まではメイン機であったが、導入後は事実上、ネガ専用機になった。基本的にパワーブースターPB-E2を装備した状態で使われるが、重量対策でPB-E2を外して使用することもある。EOS-3の特徴である、視線入力は使用していない。ファインダスクリーンは、EOS-3用ではなく、EOS-1V用のものをつけている。(ピントの山がつかみやすいため)EOS-3ユーザーでMFでピントを合わせる方にお勧めします。(スクリーンマットの設定変更が必要です。F-0)

EOS-3導入前のメイン機・現在は完全なサブ機のEOS-5(1994年9月導入)

 EOS-3導入前までのメイン機がこのEOS-5である。発売当時はEOS-1の次に位置していたカメラであり、ファインダスクリーンも交換可能である。世界初の視線入力AFが搭載されたのもEOS-5であった。EOS 7が登場した際に生産完了となった。
 2002年以降はサブ機となり主にネガフイルムを装填して撮影するが、2004年と2005年のF1日本GPの時のみ、パドッククラブ対策としてポジフイルムを装填した。
 EOS-1V HS導入前は、基本的にEOS-3と同じように同時撮影をしている為、サブ機とはいっても使用頻度が高かったが、導入後は出番が少なくなった。2000年に故障の兆候がみられたモードダイヤルボタンを交換している。視線入力は、EOS-3と同様に使用していない。
 完全にサブ機になったが、F1パドッククラブ対策の為に2004年9月にオーバーホールを実施。シャッター幕交換をしている。また同時にレリーズの端子をEOS-3に使っているものと同じ端子にする改造を実施した。

 現在ではほとんど使用機会がないものの調子はまずまずである。


レンズ

EF70-200mmf/2.8L USM(1999.8.21導入)
EF70-200mmf/2.8L IS USM(2002.7.23導入 1本目)
EF70-200mm f/2.8L IS USM(2003.10.19導入 2本目)
EF28-70mmf/2.8L USM(2001.9.29導入・中古)
EF28-135mmf/3.5-5.6 IS USM(1999.8.21導入)
EF75-300mmf/4-5.6 IS USM(1998.10.4導入。2004.5.31売却)
EF50mmf/1.8U(2004.5.30導入)
EF28-105mmf/3.5-4.5 U USM(2004.5.31導入)
EF400mmf/5.6L USM(2006.6.10導入)
EF24-105mmf/4L IS USM(2007.5.5導入)
EF300mmf4L IS USM(2008.12.27導入)

 左上:キャノンEF70-200mmf/2.8L USM。右上:EF28-135mmf/3.5-5.6IS USM。
左下:EF28-70mmf/2.8L USM右下:EF75-300mmf/4-5.6IS USM。

 EF70-200mmf/2.8L USMがメインレンズで、当初はEOS-3、2004年以降はEOS-1V HSに装着されて使用される。エクステンダー1.4XUを併用することも多い。

 EF28-135mmf/3.5-5.6IS USMは2001年9月にEF28-70mmf/2.8L USM導入前はEF70-200mmf/2.8L USMに次いで使用頻度が高かった。2004年5月にEF28-105mmf/3.5-4.5 U型導入後は殆ど使用されていない。2001年6月にレンズ内の部品が外れてズームが動かないトラブルが発生し修理を実施している。現状では稼動実績がほとんどない。

 EF28-70mmf/2.8L USMは、当然ながら70mm以下での使用となる。現在所有しているボディ・レンズの中で唯一の中古品である。一度オーバーホールを実施した。

 2002.7.23に導入されたEF70-200mmf/2.8L IS USMは、EF70-200mmf/2.8L USMの派生バージョンで、手ぶれ補正機構が付き、防塵・防滴処理がなされている。EF75-300mmf/4-5.6ISの置き換え用として導入した。
 当初はEOS-1V HSに装着して常時使用していたが、2003年10月のF1日本GPでナップサックからの転落事故でISユニットとEWD(電磁絞りユニット)が故障。急遽2本目を導入することとなった。2本目はEOS-3やEOS-1Nのメインレンズとして使用している。
 故障した1本目はお金を貯めて1年後に修理を実施して予備レンズとして復活した。EOS 20D導入後はこの1本目の方を使用している。

 2004.5.30・31日にEF50mmf/1.8UとEF28-105mmf/3.5-4.5U USMを導入し、近年ほとんど使用していなかったEF75-300mmf/4-5.6IS USM を売却している。EF28-105mmの導入理由は2003年にレンズ制限が出たF1のパドック対策も兼ねた。EF28-135mmf/3.5-5.6IS USMの方が使い勝手がいいようにみえるが、レンズの開放値を優先した結果である。
 EF50mmf/1.8Uは主に鉄道での流しや形式写真、風景のスナップ用で使用している。値段はリーズナブルながら意外と写りがよいレンズのひとつで、デジタル時代になってから再評価されたレンズでもある。

 EF400mmf/5.6L USMは鈴鹿サーキットでのF1日本GP用として導入。設計自体は古いものの、デジタルでの使用も問題がない。単焦点レンズで非常にシャープな描写力を持っており、S氏からもお勧めのレンズでもあった。アウトカーブでの撮影や新幹線撮影にも重宝している。
 
 EF24-105mmf/4L IS USMはEOS 20D用のメインレンズとして導入。EOS 20DなどのAPS-Cサイズセンサーの場合は焦点距離×1.6となる。
 従来の28-70mmと70-200mmでの組み合わせは35mm換算で112mmのところでレンズ交換が必要になり、意外と使い勝手がよくない。EF24-105mmの場合は35mm換算で38.4〜168mmとなるため、使用割合の高い焦点距離である85・100・135mm近辺を1本でカバーできる点で使いやすい。EOS-1Vなどのフィルム一眼レフに使用することは稀である。

 EF300mmf/4L IS USMは2009年F1日本GP用としてEOS 20Dに装着するレンズ用として導入。
導入のきっかけは2007年のF1日本GPでキヤノンさんのEOS 40D貸出サービスの際にこのレンズを選択したこと。流し撮りには最適のバランスであったことが決め手となった。2009年2月以降少しずつ増えておりEF70-200mmでテレコンを入れるような条件の時に使用する頻度が高くなっている。
 主に新幹線撮影や在来線のアウトカーブからの撮影に使用。時々マクロ機能を生かした植物の撮影にも使用される。
 

スピードライト・テレコンバーター

左:スピードライト550EX。右:テレコンバーターEF2x 2

 スピードライト550EXはEOS-1V HS・EOS-3用として、EX580EXはEOS 20D用として使用される。しかし、使用頻度は非常に少なく、友人への貸し出しが行なわれることもある。
 テレコンバーターEF2x 2はF1日本GP対策として導入した。こちらは当初、F1日本GPと2002.5.19の「リバイバルはと」の撮影時だけであったが、ここ近年は200mm以上の焦点距離がいる場合のネガ用で使用中。EF1.4x 2はEF75-300mmf/4-5.6ISの置き換え用で導入したEF70-200mmf/2.8L IS USMと同時に導入。こちらの方は使用頻度が高い。2008年夏には1本追加して2本体制としている。


単体露出計・三脚

 

 単体露出計(セコニック ズームマスターL-608)は、露出精度を上げる為に2001年7月に導入したもの。この機種では、当時では珍しい1/3ステップも対応していた為、EOS-1V HSやEOS-3の露出を出すのには重宝している。また、入射式の他に、反射式(TTL)スポットメーターも備えており、使い勝手がよい。
 2006年には修理に伴いセコニックの入射式露出計のL-358を導入している。現状では両者を交互に使用している。

 三脚は、2002年の2月に「SLIK プロフェッショナル2」(手前の三脚)を導入して、「SLIK グランドマスターBK」(奥の三脚)との2本体制となっていた。カメラを3台同時使用するために、SLIKのマルチアーム2(いわゆる鉄ちゃんバー)とケンコーの自由雲台を使用している。機材の撤収スピードを上げるために、ベルボンのクイックシューを使用している。
 メインは「プロッフェッショナル2」で、友人への貸出三脚としてグランドマスターBKを使用することが多かった。

 2008年3月の原材料値上げに伴い価格が大幅に上昇。値段が上がる前に「スリック プロフェッショナルN」を導入した。こちらはハイアングルでの撮影が可能となったことで、沿線での新幹線撮影などに効果を発揮している。重量があるため徒歩での移動に一苦労するが、EF70-200mmF2.8の3本体制でも安定した三脚でもある。


使用フイルム

左上:富士フイルム リアラ(ISO100 ネガ)、右上:富士フイルムプロビア100F(RDP3 ISO100 ポジ)、下;富士フイルム プロ400(PN400 ISO400 ネガ)
 

 使用フイルムですが、ポジフイルムは富士フイルムのプロビア100F(RDP3)が基本です。感度はISO100ですが、時々ISO200に増感現像(カメラ側の感度を高感度に変えて撮影し、現像時に第一現像時間を長くすることで、露出も適正にするやり方。ノーマルの現像に比べて、粒子の荒れが若干目立つ他、コントラストが若干低下するといわれる。値段のほうはやや高め。急な雨で交換が不可能になったりするような緊急時に行なうことを推奨する。) をします。

 2003年6月に発売されたベルビア100Fを発売当初からRDP3に変えてメインフイルムに使用し、2004年春まで使用していましたが、冬から春にかけてプリントしにくい色となってしまいカラーバランスが悪くなるなどしたため、メインフイルムをRDP3に戻しています。個人的に夏向きのフイルムという感じがするので、夏場を中心として時々水銀灯下での夜間撮影時にFL-Wと併用する場合に使用しています。

 悪条件時は、RMS(現在廃版)をISO400にして使うことや、プロビア400F(RHP3 廃版)、現行ではプロビア400X(RXP)を使います。
 また、低感度のベルビア(ISO50 RVP)も使う時がありますが、基本的には快晴時に鉄道と花と絡めた撮影、快晴時にF1での撮影時や桜やひまわりなどのネイチャーフォトの時しか使いません。
 
 ネガの方は以前は主にISO100のリアラとISO400のプロ400(PN400N)、スペリアビーナス400(S-400)を使用していました。PN400Nの特徴は、一般的なスペリア400(S-400)と比べて、階調のやわらかさなどが特徴です。天気が快晴の時やF2.8のレンズが使える時はリアラを使います。こちらは色の出方が自然なのと、色の深みが良い点が特徴です。現在の富士フイルムではスタンダードの4色感色層を使った初めてのフイルムであります。

 2004年以降は富士フィルムのデジタルミニラボ フロンティアのソフトウエアVer.UPで発色傾向がかなり派手目になったことで湘南色の再現が難しくなっており、原則プロ400かリアラしか使用していません。
 ネガのほうは、テレコンや天気が悪い日を除いて、以前はリアラが常用フイルムになっていましたが、現在ではプロ400の割合が高いといえます。