岡山・高松地区最新の動き2003年4・5月


115系湘南色10連のひまわり号が高松へ。

 備前西市駅で交換待ちの「ひまわり」号。B04編成との並びも実現した。2003.5.25 Cyber-shotF707で撮影。

 2003年5月25日に毎年恒例である倉敷発のひまわり号が運転されました。今回の行き先は高松で、高松側からA03+D09+D21の湘南色10両で運転されました。ここ数年は付いていなかったというHMも付きました。
 編成は昔の1987年3月まで走った宇野線快速と同じで、ある種のリバイバル運転といった感じでした。ここ最近の岡山電車区115系は、急ピッチで30Nリニューアル化しており、長編成の全車湘南色は今後大変貴重なものになりそうです。


キハ185系毎年恒例の集約臨。

 この日は岡山側の2両が一般色で残り3両が剣山色でした。2003.5.6 備中箕島-早島間にて Cyber-shotF707で撮影

 この時期は毎年恒例のキハ185系集約臨(修学旅行)が運転されています。初日は5月6日で5月分は7・10・14日に設定されています。(この情報はオロフ50様より)


GW期、「やくも」増結で先頭車同士の併結が実現。

画像上:先頭車同士の併結部分のUP。「やくも」色の3両が増結車。画像下:出発を待つ「スーパーやくも」5号。2003.5.5 岡山にて。 

 今年のGWですが、当初予定されていた「マリンライナー」の増結はなくなりましたが、「いなば」の増結と「やくも」・「スーパーやくも」・「しおかぜ」などの増結運転が実施されました。5月5日には「スーパーやくも」2・5号では「スーパーやくも」6両編成(パノラマ車付き)+「やくも」色3両の9両で運転されました。先頭車同士の併結は結構まれです。(昨年は夏の甲子園臨で岡山まで、やくもに併結されたような記憶が) 5月5日にはスーパーやくも色のみの9両編成がありました。混色が多いのでかえって新鮮だったようです。  


しらさぎ用683系が自力で回送される。

 岡山駅でおそらく2度と見られない並びが実現。JR四国2000系うずしおと並ぶ「しらさぎ」用683系。 2003.4.15 岡山にて Cyber-shotF707で撮影。

 4月15日に山陽線の下松にある日立製作所笠戸工場から出場したしらさぎ用683系8両は公式試運転を兼ねて自力で回送された。笠戸工場で製造されたしらさぎ用の683系は初めてだが、683系の製造自体は初めてではなく、683系の第1編成が1番最初であった。(伝説?にもなった構内試運転でクロ682-1がクラッシュ、2000年12月に8両編成で回送され、クロの修復が完了した2001年2月に8両が下松に迎えに行ったことで有名に)


史上初、岡山発札幌行きトワイライトエクスプレスが運転される。

 画面上:万富-瀬戸間を行くEF81 44牽引のトワイライトEXP。画面下:岡山駅10番線ホームに停車するトワイライトEXP。機回しの為、金光へ向かう最中である。(いずれもCyber-shotF707で撮影)

 4月15日に史上初、岡山発札幌行きトワイライトエクスプレスが運転された。これは、JTBのツアーパック?による団体列車だった模様です。トワイライトEXPが岡山県内を走行したのは昨年6月の西日本1周ツアー以来ですが、岡山県内を撮影可能時間帯にフル編成で走行したのもおそらく初ではないかと思います。
 復路(岡山県内通過は17日)は広島まで運転されました。(牽引機はEF81 104)


ゆうゆうアンパンマン号が岡山に姿を現す。

 画面上:朝の瀬戸大橋線を下る「ゆうゆうアンパンマン」号。2003.4.10 備中箕島-早島間にて(後追い撮影)。画面左下:早朝、高松から岡山駅へ回送されてきた「ゆうゆうアンパンマン」号。2003.4.10 岡山にて画面右下:高松へ回送するため、停車中の「ゆうゆうアンパンマン号」。2003.4.10 岡山にて いずれもCyber-shotF707で撮影。

 4月10日、ゆうゆうアンパンマン用車両(キロハ186-2)が昨年9月22日大阪での展示回送以来、初めて旅客運用(団体)で岡山に姿を現した。これはJR西日本岡山支社が瀬戸大橋開通15周年記念として企画した「アンパンマンミュージアム日帰りの旅」の為にキロハ186-2のゆうゆうアンパンマンを含めたキハ185系4両を使用したもの。早朝に高松から岡山へ回送され、岡山8:00発で土佐山田へ(車両は高知まで?)向かい、18:50に岡山へ戻ってくるスジでした。これは翌週の17日と18日(18日に関しては未確認だが、走った模様)にも運転されている。JR西日本岡山支社のHPによると、このツアーは好評のようで5月22日と6月5・26日(いずれも木曜日)にも設定されています。


FGT四国へ

画像上:岡山駅で機回し中のFGT。台車は仮台車でTR223?(コキ50000でおなじみ)を使っていました。前面の連結器カバーの他にパンタグラフなどの屋上機器や側面の床下機器カバーも外されている。画面下:EF65 108の牽引で多度津へ向かう。2003.4.8 いずれも岡山にて。いずれもSONY Cyber-shotF707で撮影。

 4月7日から8日にかけて小倉工場にいたFGT(フリーゲージトレイン。略してフリゲ)試験車がなんと四国でのテストの為にEF65 128の牽引で多度津へと回送された。今回の目的はカーブのあるロングレール区間でのテストということで、多度津-坂出間が選ばれている。あと、架線試験の為、松山にも顔を出します。到着後、多度津工場に入場し、試験用の整備がなされた後、(台車はその日のうちに交換)5月3から5日まで多度津工場で一般公開(ただし、車内の公開はなしで、台車の撮影のみ禁止)され、JR四国のHPでは6日の深夜からテストを開始する模様(12日深夜からの説もある)です。
 回送された8日多度津駅で(T○Sをキー局に持つ岡山のテレビ局(といったら分かりますよね。一部自主規制。)の若いクルーが列車到着直前ぐらいにやってきたにもかかわらず、撮影に来ていた人に対して邪魔(カメラの列の前に入った)をした上に撮影後、車のクラクションを鳴らすなどの挑発行為を行なった模様。報道関係者だったらかなり早く来て(深夜の2時ぐらいとか)スタンバイすることが原則なはずです。僕はその頃はマリンライナー1号で移動中だったのですが、撮影仲間がたまたま多度津で撮影されていて迷惑をこうむったようです。報道のモラルが問われそうです。
 ということで、試験日初日はこのようなこともありそうなので様子を見る予定です。


パンタ測定中?

画面上:パンタグラフの測定中?モハ114-1204を挟んだD05編成+A編成。下:パンタ部のアップ。投光機が光っているのが分かる。この角度では分からないが、中心線上にカメラも付いている。2003.4.15 万富-瀬戸間にて Cyber-shotF707で撮影。(下はトリミング)

 岡山電車区D05編成のモハ114-1204のパンタグラフに向けて投光機とカメラが設置されている。詳細は不明だが、昨年秋から今年の2月頃までの数日間に深夜の赤穂線で走行試験があり、それに使われたのではないかと思われる。