The Beatles ザ・ビートルズ
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ビートルズ 公式 全アルバム一覧と簡易解説

  
40年以上たってもいまだ色あせないビートルズの楽曲
リマスターCDでさらに新たな歴史が開かれた
  
 赤盤1962〜1966
 【国内盤】 【輸入版
  
 青盤1967〜1970
  【国内盤】 【輸入版

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序章


   ビートルズがすごいのは、その理由は、、、
やはり一枚目から聴いていただくしかない。

「ラバー・ソウル」でその変化に驚き、「ホワイトアルバム」で完成された個性にちょっと寂しさを覚えつつ、
最後の「アビーロード」で “もう終わりなのね” と有終の美を実感する。

そして、「アンソロジー」の新曲を聴いて号泣するのだ


、、、と言っても
ビートルズをあまり聴いたことのない人にとっては、何が何やら分からない。
結構CDの種類も出てるし。
どうなってるの?
どれがいいの?
とりあえずどれがおすすめなの?


そんな疑問の答えを探す手助けになればと思い
今回ベスト盤(赤盤・青盤)リマスターCD発売記念に、簡単な一覧と解説を
私の少ない知識を元にまとめてみました。




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オリジナルアルバム 一覧と簡易解説 - リマスターCD


1作目

プリーズ・プリーズ・ミー
Please Please Me
国内盤】 【輸入版


2作目

ウィズ・ザ・ビートルズ
With the Beatles
国内盤】 【輸入版


3作目

ア・ハード・デイズ・ナイト
A Hard Day's Night
国内盤】 【輸入版


4作目

フォー・セール
Beatles for Sale
国内盤】 【輸入版


5作目

ヘルプ
Help
国内盤】 【輸入版

6作目

ラバー・ソウル
Rubber Soul
国内盤】 【輸入版

7作目

リボルバー
Revolver
国内盤】 【輸入版


8作目

サージェント・ペパーズ・
ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
Sgt. Pepper's
Lonely Hearts Club Band
国内盤】 【輸入版

9作目

マジカル・ミステリー・ツアー
Magical Mystery Tour
国内盤】 【輸入版


10作目

ザ・ビートルズ
(ホワイト・アルバム)
The Beatles(The White Album)
国内盤】 【輸入版
(2枚組)


11作目

イエロー・サブマリン
Yellow Submarine
国内盤】 【輸入版


12作目

アビー・ロード
Abbey Road
国内盤】 【輸入版


13作目

レット・イット・ビー
Let It Be
国内盤】 【輸入版


14作目(シングル集)

パスト・マスターズ Vol.1&2
Past Masters
国内盤】 【輸入版
(2枚組)


リマスターCD
2009年9月9日世界同時発売
国内盤 ¥2600・¥3700(2枚組)
輸入盤 ¥1800・¥2700(2枚組)

iTunesicon
2010年11月17日配信開始
¥2000・¥3000(2枚組)
¥200/1曲


以上で公式曲は全て揃います(14作品16枚・全256曲)。やっぱりおすすめとしては2年くらいかけて1作目から順に聴いていくことですね。10年未満の活動(1962年10月レコードデビュー 〜 1970年4月解散)で、これだけ変化しつづけ時代をけん引していったビートルズの影響力を肌で感じるためにも。
え〜、そんなの面倒くさい」という人。分かりました。そんな人用にはまた後ほど「初心者Q&Aのコーナー」で述べましょう。

それでは、とりあえず1作目からの非常に簡単な説明から。


1枚目(プリーズプリーズミー) ・ 2枚目(ウィズザビートルズ)
やっぱり普通とは一味違う、ビートルズテイスト・ロックンロールが堪能できます。

3枚目(ハードデイズナイト) ・ 4枚目(フォーセール) ・ 5枚目(ヘルプ)
ロックにポップス要素が絡んでいく独特のビートルズセンスの確立。そんな過程が楽しめます。

6枚目(ラバーソウル) ・ 7枚目(リボルバー)
ライブバンドからロックアーティストへ。曲の雰囲気がガラっと変わり、現代音楽に多大な影響を与えた原石がつまってることが実感できます。

8枚目(サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド) ・ 9枚目(マジカルミステリーツアー)
ロック史上誰もが認める金字塔「サージェント〜」とそれに続く「マジカル〜」であらたな次元への飛躍が感じられます。

10枚目(ザ・ビートルズ=通称ホワイトアルバム)
サイケデリックな音楽からまたしても一変、メンバーの個性と実力が見事に融合したロックが仕上がっています。
アーティストとして完成されつつあるメンバーの能力。勢いというよりかは落ち着きが出てきて何かさびしさを感じます。

11枚目(イエローサブマリン)
アニメ映画のサントラ盤としての扱いなので、半分はちょっとつまらないオーケストラのインスト曲ですが、残り半分のビートルズの曲はやはり秀逸の出来。
「サージェント〜」や「マジカル〜」の流れの上にユーモアを全面に打ち出し、余裕すら伺えます。

12枚目(アビーロード) ・ 13枚目(レットイットビー)
実はコレ、レコーディング時期は逆なんです。「レットイットビー(ゲットバック)・レコーディング」は散漫なセッションに終始しアルバムとして完成できず当時発売されませんでした。でも、このまま終わってはいけない、ということでメンバーが結束し「アビーロード」が完成、発売されました。
その後ビートルズは解散。しばらくして未発表の「レットイットビー・セッション(ゲットバック・セッション)」の音源を編集して発売されたの「レットイットビー」でした。なので、発売順は上記一覧のように「アビーロード」→「レットイットビー」なんですが、レコーディング順は逆で「レットイットビー」→「アビーロード」。
個人的にはレコーディング順で聴くのがおすすめです。「レットイットビー」のバンド崩壊寸前の哀愁漂う空気感さえもが伝わる作品を聴いて、最後の奇跡の結束「アビーロード」で歴史的バンドの集大成の醍醐味を味わう。コレ最高です。

14枚目(パストマスターズ)
シングルでのみ発売された曲でアルバムに収録されていない曲を集めたもの。ヒット曲満載でちょっとしたベスト盤のよう。
リマスター化に伴い、以前はVOL1、2と別れて発売されてたのが2枚組ワンセットに集約されました。お得感はありますね。





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初心者Q&A


「初心者Q&Aのコーナー」
その1(アルバムについて)


Q.どれを買ったらいいのか?どれがおすすめなの?
とりあえず、このあと記述するベスト盤がおすすめです。
  

Q.いや、そんなの分かってるよ。せっかくなんでオリジナルアルバムが欲しい。その中からおすすめは? あっ、1作目からというのはナシね。
前期では「ラバーソウル」→「リボルバー」。これは前編・後編のような作りになってますので、どっちか1枚に絞るならまずは「ラバーソール」ですね。この2作は「お気に入り&影響を受けた」ビートルズアルバムとして挙げる人も多いです。
後期では「レットイットビー」→「アビーロード」。一般的に有名なのは「レットイットビー」(同名曲が有名ですよね)ですが、アルバムとしての完成度は圧倒的に「アビーロード」。ただビートルズ初心者がいきなり「アビーロード」聴いてもねえ。最後にとっておいて欲しい気もします。それも前述のような「レットイットビー」→「アビーロード」の流れで。ちなみに「レットイットビー」単独ではおすすめしない。
無難なのは「パストマスターズ」でしょう。シングル発売順に収録されてるので時系列にビートルズヒットを味わえますし。アルバムとダブってる曲もありますが、全て別ヴァージョンですのでそこも安心です。

Q.結局、どれがいいの?ズバっとどうぞ!
難しいですが、入門者には「ラバーソウル」、初心者にはベスト以外では「パストマスターズ」がおすすめということで。
 


その2(輸入盤・国内盤について)

Q.輸入盤と国内盤ではどっちがおすすめ?
輸入盤の方が600円以上は安いんで迷うところですが、こと今回のビートルズリマスターに関しては国内盤がいいでしょう。ライナーノーツ(解説書みたいなもの)の日本語訳、日本ビートルズクラブの詳細な解説、英語版歌詞(オリジナルライナーに英語歌詞が載っているアルバムもある)と英語歌詞の日本語対訳、映像特典に日本語字幕がついてますので。
日本版ライナーの曲解説などは旧作日本版ライナーとはもちろん違います(書かれている内容自体は同じようなもんですが)。

Q.輸入盤と国内盤の値段は?
発売から3年。
現在、国内盤の値引きはアルバムによって5%〜35%ぐらいまであり、定価2600円が1600円〜2500円前後。定価3700円が3200円ぐらいで購入可能。
そして、輸入盤はべらぼうに安く、1000円〜2000円前後。2枚組で1500円〜2300円前後で購入可能です。
これだけまちまちだと、どっちを買うのがいいか断言できなくなりました。アルバムによっては倍くらい差があったり、あまり変わらなかったりしますからね。国内盤・輸入盤ともに価格変動が結構あるようですし。





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リマスターQ&A


リマスターQ&A

Q.リマスターってどうなのよ?音質の違いは?
明らかに音がクリアで迫力も増してます。メンバーの息使いまでもが鮮明で、各種効果音もハッキリと聞こえます。低音の圧力に関しては、単純に音量を上げたり、ありがちなイコライジングやエフェクト処理をしたわけではない、本当の音圧とはこういうことを言うんだなと認識させてくれます(ほめすぎ?)。
音をいじり過ぎると原曲の雰囲気が壊れるし、かと言ってただノイズを減らして音のツブの質を高めました的な微妙なリマスターじゃ違いが分かりにくい。その辺をせいいっぱい考慮した渾身のリマスターと言えるでしょう。以前のCDを持ってる人でもこのリマスターを聴くと新鮮な気持ちになれるはずです。
ただ初期の頃の作品に関しては、音の分離(右チャンネルがヴォーカル、左チャンネルが楽器系というような)がはっきり分かれすぎてて、モノラルに慣れてた人には違和感もあります。

Q.リマスターってどうなのよ?ジャケットの違いは?
紙ジャケットは光沢印刷で三面開き(ホワイトアルバムは四面開き仕様で箱に入ってます)なので開くのが楽しくなります。ライナーノーツの表紙も光沢系でつやがあり中身の写真も豊富。「マジカルミステリーツアー」などは結構分厚く感じてミニ写真集(言いすぎか)のようで、かなりうれしくなります。日本語版ライナー(白黒印刷)はそれらオリジナルライナーの中に冊子としてはさんであります。
はっきり言ってリマスター版を見た後、以前の旧作CDのジャケットを開いて見るとそのショボさに愕然とします。旧作の国内盤は3200円もしたのに(しかも割引もなかった)。当時でも割高感はあったものの、昔のアルバムのCD化だし、まあこんなもんなのかとは思ってましたが。
リマスター版は紙の質、印刷技術と手間のかけ方、内容の量など、かなり良質です(あくまでも旧作と比べて)。あれから20数年、旧作CDで漠然と抱いていた古いイメージを見事に払しょくさせてくれました。

マジカルのライナー中身一部比較

 → 
旧CD → リマスターCD

サージェントのジャケット見開き



開いて、さらに右側を開いて計三面

ホワイトアルバムのジャケット見開き



開いて、さらに両側をそれぞれ開いて計四面


Q..特典は?CDエキストラ?
パストマスターズ以外、アルバムにまつわるドキュメンタリー映像が「Quick Time方式」でそれぞれ3〜5分くらい収録されてます(専用再生ソフトも入ってますが、そのソフト以外でも再生できます)。これ、実はCDの中に音楽と一緒に入ってるんですよね(CDエキストラ仕様・エンハンスト仕様)。もちろん音楽は通常のCDプレーヤーで再生できますが(中には無理なのもあるかも)、映像はパソコンでしか再生できません(通常のDVDプレーヤーでは無理)。
*特典の映像は「パストマスターズ」には入ってません。「ホワイトアルバム」には2枚目のCDにのみ入ってます。
あと、紙ジャケットと特典映像は初回限定ということなんですが、いつまでの期間が初回になるのか、初回限定以降はどんな仕様や値段になるのかも不明です。
ちなみに特典映像はそんな大したもんじゃなく、アンソロジービデオの抜粋といった感じで本当にオマケ程度な内容です。








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