出張旅行  新潟六日町編

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プランニング
 5月21日から新潟へ出張の機会を得る。当初は午後出発、大阪から サンダーバード、富山からはくたかを予定していた。しかし悲しいか な仕事の都合がつかず、自分だけ同僚と別れ、夜行で行くはめに ・ ・ ・。
 選んだ列車は急行きたぐに。この列車で直江津まで行き、北越急行 ほくほく線に乗り換え、六日町へ行くルートにした。六日町に朝8時 に着けばよいという事だったので、プランでは様々なコースが頭に浮 かんだ。

    1.大阪から急行きたぐに、直江津からほくほく線
    2.大阪から急行きたぐに、長岡から上越線
    3.大阪から急行ちくま、長野から飯山線
    4.大阪から急行ちくま、名古屋からムーンライトながら、東京から新幹線
    5.京都から特急出雲B個室、東京から新幹線

というふうに。旅費の点では2番だが、5番のB個室寝台も捨て難かった。 結局ほくほく線が開業したばかりで、まだ未乗という事で1番のルートを選んだ。


いざ出発!!

 会社定時終了後、中国ハイウェイバスで大阪へ向かう。大阪21:30定刻到着。 大阪で、今回の旅の乗車券を購入する。大阪市内→京都市内行きで経路は、 東海道/湖西/北陸/信越/ほくほく/上越/高崎/東海道だ。この切符を発行して もらうのに30分近くかかった。ま、きたぐに発車まではまだ2時間近くある のでいいっか。ついでに帰りのムーンライトながらの指定券も買っておく。  ホームにはすでにきたぐにを待つ乗客の姿がちらほらとあった。中にはスキ ー道具を持った学生の団体もおり、1号車を貸切にしてほしいとの事。大学の スキーサークルの合宿で、これから立山に滑りに行くそうだ。きたぐに定刻発車。
 今日のきたぐには平日とあってか、すいている。ボックスを1人で占領する。 前回乗った時は、10月の連休前で、超満員であった。今日はゆっくり寝られるだろう。
 2日目糸魚川付近で目覚める。1号車に陣取っていたスキー学生はもういなかった。 しばらく海岸線を走り、程なくして直江津到着。普段なら隣のホームに札幌からの トワイライトエクスプレスがいるのに今日は、木曜日とあって運休日だ。  ここから、3月に開業したばかりのほくほく線に乗る。ほくほく線は全線電化され ており、これから乗る普通列車も1両編成の電車だ。直江津から次の犀潟までは 信越線の線路を走る。犀潟から信越線と別れ、真新しい高架線の上を快走する。 まわりは田園地帯の真っ只中だ。さすが新潟、米所とあって駅名のサブネームに コシヒカリの郷などとうたってある。しばらく田園の中を走った後、山岳地帯に入り、 長大トンネルが連続する。まるで新幹線に乗っているようだ。トンネルの中に行違い 設備のある駅や信号場があった。なんだか北海道の石勝線と錯覚する。六日町までの 最後のトンネルを抜けると、急に視界が開ける。まわりの景色は北海道の富良野に似ていた。 六日町駅8:11定刻到着。上越線列車を待っていると、今朝金沢を出発した上り特急はく たか2号が通過していった。


仕事は終わった



 六日町から帰りは上越新幹線で帰る。上越線で越後湯沢に出、そこから臨時のあさひ548 号に乗る。六日町から湯沢までは長閑な田園地帯の中を走る。上越線はムーンライトで何度か通っているが、 昼間に乗るのは久方ぶりだ。列車は水上行きなので、このままループ線を超えて水上まで 行きたいくらいだ。湯沢から新幹線に乗り換える。駅は、スキー客を当て込んでか、広々してい るが、今日は閑散としている。湯沢を発車してすぐ大清水トンネルに入る。トンネルを抜けると 今まで晴れていた天候が、今にも降出しそうな天気に変わっている。上野定刻到着。乗った列車は 臨時列車なので上野止まりだ。東京行きに乗り換え、東京駅で同僚と別れる。
夜行大垣行きの指定券を持っているので、それまで東京で時間をつぶす。まず秋葉原へ行く。 今年になって何度か足を運んでいるので、ただ通り過ぎただけみたいだった。 この後何をしようかと思案した挙げ句、野球観戦に行くことにする。 ちょうど今日は神宮球場で、 ヤクルト-巨人の試合がある。秋葉原を後にし、地下鉄で外苑前へ向かう。メガホンを持った人達の 流れについて歩くと、そこが神宮球場だった。幸い当日券があった。入場券を買おうとした瞬間、 親切な人が、これを使ってくださいとチケットを頂いた。よく見ると、シーズンシートの特等席 だった。ちょうどバックネットがホームベースにかかるかかからないところかというところで、 試合の様子がとてもよく観戦できた。チケットをくれたおじさん・おばさん、どうもありがとう ございました。 試合は巨人西山、ヤクルトブロスの投げ合いで、始まり、巨人広沢のホームランで追いついたのも つかの間、8回裏ホージーの逆転ホームランで再びリードされ、結局5−4で巨人が力負け(残念)
 野球の試合がちょうどよい時間つぶしになり、東京駅23:43発ムーンライトながらに乗車し、 帰途につく。列車は9両編成で前3両が名古屋まで指定席、残り6両が小田原まで指定席である。 この列車は、深夜の浜松、豊橋で、それぞれ30分近くの小休止があるので、夜食を 買い忘れた時など駅前のコンビニで腹ごしらえができ、便利である。名古屋6:05着。ここで半 分近い乗客が下車する。ながら号もここで後ろ3両切り離しだ。終点大垣6:51到着。網干行き に乗り換える。18切符期間中ならば、席取りの争奪戦が繰り広げられるのだか、今日は乗り換え 客も少なく急ぐこともあるまい。車内の広告も関西の広告が張られており、大阪へ帰って来たこと を実感する。大阪9:36到着。

出張旅行 新潟編  終わり



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