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はっぴー☆ジンクス
待ち合わせ時間は9時45分。場所は遊園地前。・・・何故そんな場所に自分は向かっているのか?三蔵は重たい足を引きずりながら渋々待ち合わせ場所に向かう途中だった。折角の休日を・・・天気も良く清々しい1日の始まりはため息で始まっていた。
コトの始まりは猿の一言から始まった。
「今度の日曜デートしよ!さんぞぉ〜♪」
「・・・(デート?)今、幻聴が聞こえたな・・・」
「げんちょー?ソレって旨いの?それより、デートしようぜ♪なっ?」
「・・・空耳か?」
「空豆?なぁ〜さんぞぉ〜ってばぁぁぁ〜(泣き落とし)」
「・・・(五月蠅い)」
そんな理由で(?)毎度お馴染みの悟空のごり押しに負け(笑)休日出勤っと言う羽目に陥った三蔵だった。
待ち合わせ場所の時間は悟空が指定した時間だ。・・・が、あの馬鹿猿の事だから時間通りに来るとは思えン。どのくらい待つ羽目になるのか・・・三蔵はため息を吐く。予定は45分に遊園地前・・・只今45分15分前。
「ちっ、早く来すぎたか」
時間配分を考えて自宅を後にしたはずなのに、何故か待ち合わせよりも早く着いてしまった。コレじゃあ「楽しみだったんだ♪」っと言わんばかりではないか?
あと15分・・・いや、15分+α(悟空の遅刻分)どうやって過ごそうかっと三蔵は考える。
「あっ!三蔵だぁ〜♪おっはー!!」
突然自分の名を呼ばれ、一瞬心臓が高鳴る。呼ぶ主の方向を向くとソコにいたのは悟空だった。
「悟空?・・・お前イツからココにいたんだ?」
「えへへへへー。今日は三蔵とデート♪だから、ウキウキしちゃって30分前に着いてた」
「(早っ!)・・・そんなに遊園地が楽しみだったのか?」
「違う!ソレもあるけど、『三蔵とデート』、三蔵と一緒ってコトが一番嬉しいの♪」
「・・・っつ///」
てっきり遅れてくると思っていた悟空の不意打ち攻撃によろめいてしまう三蔵だった。
「でもラッキー☆遊園地のタダ券手に入って♪」
「そう言えばお前・・・それ何処で手に入れたんだ?」
「えっ?八戒が『三蔵誘って行ってらっしゃい』ってくれた」
「・・・(アイツのせいか!!!)」
折角の休日を潰してくれた張本人(?)を恨みながらも、今更引き返せはしないっと三蔵は覚悟を決めた。
「まずはアレ!アレに乗ろうぜ!!」
「・・・ウルトラツイスターーー(汗)」
「レッツラゴー!!」
初っ端から絶叫マシーンかよ。眼を輝かせて乗る気満々の猿を誰が止める事なんて出来るんだ・・・。
「次はアレーーー♪♪」
はしゃぎまくる猿は到底18歳には見えない。ガキレベルではしゃいで喜んでいる猿を保護者としてちゃんと見なければ!!しかし後々「後悔」っという2文字が浮かぶ羽目になる。
「・・・うっ(青冷め)」
「大丈夫三蔵?」
青冷めた顔と息づかいが今までの経路を全て語っていた。悟空に合わせて絶叫マシーンに乗り続けた結果。体力が伴わなかったのか・・・三蔵は乗り物酔い状態に陥っていた。
「気分悪い?平気?大丈夫?」
「大丈夫な訳ない・・・けど、大丈夫だ」
悟空が心配そうに見つめる瞳を見て、三蔵は「大丈夫な訳ない」とは言い切れなかった。
「もう少し休めば・・・大丈夫だ」
「じゃあ、オレなんか飲み物買ってくるね。ココで待ってて」
「・・・ああ」
ベンチに腰掛けて深呼吸をし、気分を落ち着かせる。周りを見渡しても流石休日だけあって親子連れかカップルの姿が多いようだ。
「バカップル・・・か」
「カップルがどうしたの?」
「悟空・・・いや、何でもない」
「はい、コレ」
「ああ」
手渡された清涼飲料水で喉の渇きを潤す。一呼吸置いた為か先程の様な気分の悪さはもう無かった。
「カップル・・・多いよね」
「・・・?ああ・・・」
「カップルって言えばさ、俺らも同じじゃん♪(ニヤリ)」
「ブッ!!」
三蔵は飲みかけていた清涼飲料水を思わず吹きだしてしまった。
「いっぺん死ね!!《カコーン》」
「痛ッ!オレに向かって缶投げるなよ!空き缶はゴミ箱に!だろ!?しかも中身まだ入ってるじゃん。うわっ、ベットベト」
「自業自得だ」
「わ〜ん。さんぞぉ〜置いてかないでよ」
「ふんっ///」
端から見るとドツキ漫才の様に見える2人が・・・どうやったらカップルなんかに見える?!!
「さんぞぉぉぉ〜ゴメンってば〜」
「・・・次は何に乗るんだ?もう時間的に最後になりそうだぞ?」
「三蔵もう気分は大丈夫なの?」
「・・・ああ」
「じゃあ、最後にアレ乗りたい」
「観覧車?」
時間は真っ赤な夕日が照りつける夕刻。男2人でなんで観覧車に乗ってるんだろう・・・。
「なあ、すっげえ!景色キレイ!!高い!!」
「暴れるな猿!揺れる!!」
「三蔵高いトコダメ?」
「んな訳あるか!!」
「あそこ!ほら見てよ!!!」
「テメえ・・・人の話聴いてねえな?(怒)」
無邪気に喜ぶ悟空にそれ以上の突っ込みは入れなかった・・・三蔵はただ静かに悟空を見つめていた。
すると、はしゃいでいた悟空の顔が急に真剣な眼差しに変わった。
「もうすぐてっぺん・・・」
「ああ、ソレがどうした?」
一番景色がキレイだろうと思われる観覧車の頂上。悟空は今まで以上にはしゃいで五月蠅いはずじゃないのか?なのに急に真剣な眼差しに変わって・・・。
「三蔵・・・知ってる?観覧車のジンクス」
「ジンクス?」
「観覧車のてっぺんでキスをした2人は・・・永遠に結ばれるって・・・」
「・・・っん」
丁度頂上に来た瞬間、悟空は三蔵に口づける。急な悟空からの行動は三蔵の頭はショート寸前だった☆そしてしばらくの沈黙が続く。
「・・・・・・(覚醒中)なっっっ!!///」
「オレ、ずーーーっと三蔵のコト好きだった!急にこんなコトしてゴメン・・・でも、オレの正直な気持ち伝えなきゃって思って・・・そしてら・・・」
「・・・悟空///」
「三蔵・・・キレイだし、誰かに取られちゃいそうな感じで・・・その、今日デートに付き合って貰えて本当に嬉しかったんだ。夜も寝れないくらいドキドキしてたんだ・・・(以下無限に続く理由)」
だから朝・・・あんなに早く。三蔵は合点がいった。
悟空からの猛告白・・・悟空からの愛の告白。
「悟空・・・オレは」
「《ガシャン》足下にお気を付け下さい」
観覧車のガイドの声と扉の開く音。いつの間にか一周したようだ。もう観覧車を降りる時・・・三蔵からの答えを聞かぬまま・・・
「もう1周」
「ごゆっくりどうぞ」
そう言って、三蔵はガイドにフリーパスを見せた。そのまま三蔵と悟空はもう1周する羽目になる・・・。
「さんぞぉ〜?」
「・・・言っとくが、このままうやむやになったら気持ち悪いからだからな・・・その///」
「三蔵・・・ソレって」
「・・・くうっ///」
そして今度は三蔵から悟空に口づける。
「さんぞお!!!///」
「解ったか?今日は・・・特別だ///まだてっぺんじゃないけどな」
「じゃあ、てっぺんでもう1回・・・する?」
「甘えるな!!《バシッ!》」
「痛って〜。そのハリセンどっから出したんだよォ?(涙眼)」
「五月蠅い。死ぬか?」
「でも・・・このまま天国に行けるかも〜。だって俺ら両想いじゃん?」
「・・・地獄に堕ちろ」
「うわーーー!!三蔵死ぬ!マジ死ぬってば!!そんな観覧車のドア開けて・・・落ちる〜!!!(悲鳴)」
夕暮れの遊園地に悲鳴とハートが木霊する。何はともあれ今日も平和です。。。(投げやり)
おわるよろし。。。
結構ノリノリで書いちゃいましたけど、こんな話はNGでしょうか?いや、ダメって言われても遅いです。(殴)ご、ゴメンなさい・・・酔った勢い(大嘘)なんです。(注*酔っていません)
現代版(?)最遊記・・・ちょっと無理が有りすぎ?(いや、だいぶ有りすぎ?)設定とかは何も考えずに、ただノリだけで書いてしまった。詳しく突っ込まれても答えは出ません。(逃走)
空×三なんですけどね・・・見えなくても。(苦笑)
ただ「観覧車の頂上でキスをすれば・・・」のジンクスが書きたかっただけ?!!日本の遊園地はなんて素敵なジンクスがあるんだろう♪キャッ♪
But、遊園地と言えば破局で有名な遊園地が沢山有りますよね・・・そういう暗い話はシカトしてっと。(笑) |