スキトキメキトキス
 
 
 
 
「この馬鹿猿!!《スパーン!》」
 
今日も勢い良く罵声とハリセンが飛び交う。いつもと変わりのない日常・・・だが、アイツは突然やってきた・・・
 
「まあまあ、悟空も反省してるようですし。許してあげたらどうですか?」
「袂に何が入っていようとテメーには関係ねーだろ!!」
「だって〜ハリセンとかの収納場所が超→気になったんだもん」
「だからって断りもなしに手を突っ込むのは良くないですよ悟空」
「・・・ゴメンなさい」
 
「めっきり主夫だね〜」
 
辺りで起こっている出来事を笑う悟浄をよそに、三蔵さん一家の家庭の事情(笑)はいつも通り八戒の仲裁と悟空の謝罪で解決しそうだった・・・。
 
「チッ・・・仕方ねーな。今度からするなよ」
「うんっ。ゴメンね三蔵」
「馬鹿猿が・・・ひっく」
 
そう、突然やってきたモノ・・・それは
 
「三蔵珍しいですね。しゃっくりですか?」
「しゃっくり?・・・って何?」
「しゃっくりも知らねーのか?お前したことねーの?」
「知らないモンは知らねーんだよ!わりーかエロ河童!」
「テメーら・・五月蠅いんだ・・・よ・・ひっく!」
 
突然三蔵を襲うしゃっくり。なかなか止まる気配を見せないしゃっくりに、三蔵の言葉はとぎれとぎれになっていく。
 
「コレがしゃっくりなんだぁ〜」
「いや・・・別に感心するコトじゃないと思いますよ悟空・・・」
「どうでもイイけど、なかなか止まらねーな」
「・・・ひっく!・・・くそっ」
 
一度出たしゃっくりはなかなか止まらない。
 
「水でも飲みますか?」
「ああ・・・うっく」
 
差し出された水を飲み干す。普通ならコレで終わるはずだった・・・が、しかし
 
「止まりましたか?」
「・・・・・ああ・・ひっく」
 
しーん・・・。
 
「・・・かなりしつこいみてーだな」
「三蔵大丈夫?苦しそうだけど」
「なかなか止まりそうにありませんねぇ〜」
 
コレは困ったといった感じで八戒が苦笑する。しゃっくりを経験したことがない(珍しい)悟空は、三蔵のなかなか止まらないしゃっくりを不安そうに見つめる。
 
「やっぱさぁー、しゃっくりを止める方法って云やぁ、『驚かす』コトか?」
「普通はそうでしょうね・・・ですが」
 
八戒は悟浄の提案に疑問を抱く。
(一般の人ならともかくこの三蔵が驚くコトって・・・あるんでしょうか?)←八戒の心の声。
 
「んじゃ、他に方法あるか?」
「息を止める・・・あっ、コップに割り箸を十字に置いて対称側から水を飲むって手もありますよね」
「本当に効くのかソレは・・・っく」
「ま、とりあえず息を止めるっと云う手はどうですか?」
「・・・解った」
 
とりあえず云われるままに息を止めてみる。
 
チッチッチッチッチッチ・・・
 
「さ・ん・ぞぉ!!」
 
急に顔を覗かせた悟浄の顔はこの世のモノとは思えないほど奇妙な作りに変わっていた。
 
「・・・死ね!!《ズキューン!》」
「オイ、コラ待て。ソコは思いっきり吹きだして笑う所だろ!?何で怒るんだ?」
 
普通なら馬鹿笑いを起こすほど可笑しい顔をしていた悟浄は、三蔵に笑いを取ることなく逆に命を狙われた。
 
「三蔵に笑いを取るなんて難しいコトですね・・・」
「しみじみ語ってないで助けろ八戒!!」
「そー言えば、三蔵しゃっくりは止まったの?」
「そうだ!!ソレだ!!逆にビックリしてしゃっくり止まったんじゃネーか?」
「・・・・・・そー言えばそんな気が・・ひっく」
 
「まだじゃん・・・」
 
なかなか止まる気配のない三蔵のしゃっくりはかれこれ数十分続いている。
 
「さんぞぉ〜苦しくない?」
 
やたら三蔵を気遣う猿1匹。
 
「他に止める方法なんてあんのか?まじこのまま百回ひゃっくりして死んだりして」
 
しゃくり百回・・・誰が言いだしたのか解らない迷信をまことしやかに囁いて楽しむ悟浄。
 
「え゛え゛!?しゃっくり百回したら死んじゃうの!?三蔵死んじゃ嫌だー!!!(涙)」
「誰が死ぬか馬鹿猿!!(怒)っく!」
 
 
迷信を素直に信じる馬鹿猿。素直というか・・・つーかやっぱり馬鹿?
 
「あっ、そうか!!こうすればいいんだ♪」
 
閃いたと云わんばかりに悟空は三蔵に近寄る。
 
「さんぞぉ〜♪」
「・・・なッ!?」
 
突然、悟空からの口づけに固まる三蔵。しばしの沈黙が辺りを覆う・・・。
 
「・・・ねっ?止まった?アレ、三蔵?」
「固まってるな・・・」
「ええ、固まってますね・・・」
 
唐突なキスでなかなか元に戻らない三蔵。
 
「三蔵戻ってきてー!!!」
「五月蠅い!何しやがる馬鹿猿!!///《スパーン!》」
 
強烈なハリセンが悟空の脳天にクリティカルヒットする。
 
「痛ってー!!何するんだよ!!」
「ソレはコッチの台詞だ!!テメーこそ何しやがる!!」
「だってなかなかしゃっくり止まらないから、キスしたら止まるかなーって思って」
「止まるか馬鹿野郎!!///《スパンッ!スッパーン!!》」
 
強烈なハリセンの連打攻撃を受ける悟空。
 
「で、でも・・・止まってませんか?」
「ああ、止まったんじゃねーの?」
「ああん?・・・ん?そー言えば・・・」
 
いつの間にかしゃっくりが止まっていることに気付く。ビックリ仰天する出来事でしゃっくりもどうやら止まったようだった。
 
「ほら、止まったじゃん!!」
「胸張って云うんじゃねーよ馬鹿猿!!」
「まあまあ・・・悟空にしては上出来なんじゃないですか?」
「猿の浅知恵だけどな」
「オレってひょっとして天才!?」
 
確かにしゃっくりは止まった・・・だけど、三蔵の怒り(?)は今まで以上に爆発寸前5秒前!?
 
「悟空ソコに立て。・・・安心しろ、一発で仕留めてやる!」
「オレのおかげでしゃっくり止まったんだろ?」
「だからって・・・あんな・・・///」
「あっ!ひょっとしてキスが恥ずかしかったとか?」
「「(うわっ、気にしてることをそんなダイレクトに!!)」」
「・・・死ね。何度も死ね。永眠しろ。《ズキューン!》」
「ギャーーー!!!!」
 
銃弾を向けられて必死で逃げる猿。ソレを死ぬ気で仕留めようとする坊主。一騎打ちを静かに見守る部外者達(?)。
 
 
「オレは三蔵を思ってやったんだって!・・・っく・・・あれ?」
「・・・今度は悟空がしゃっくりですか?」
 
今度は逃げまどう猿にしゃっくりが襲いかかる・・・。
 
「ひょっとして三蔵から移ったのかな?へへへっ///」
「移る訳ねーだろ!!///」
「・・・ハッ!でも百回したら死んじゃうんだっけ!?」
「「「(・・・ンな訳ない)」」」
「どうしよ?助けて三蔵ぉぉぉ!!」
 
「・・・そのままくたばれ」
「そんなー!!!ゴメンってば三蔵ぉ〜(涙)」
 
たかがしゃっくり、されどしゃっくり・・・人生楽ありゃ苦もあるさ(?)。色んな意味で受難な日々?!効果的な止め方募集中☆(笑)
 
 
おわるよろし♪
 
 
今回のネタは、実は夏の某東京のイベントの長蛇の列に並んでいる時閃いたモノです。(マジで)
 
私の場合、まず息を止めてそれでも止まらない場合水などを飲んで止めますが、皆さんはどうやって止めますか?(聞いてどうする?)←さぁ?
しゃっくりをひゃっかい(シャレ?)なんて一体誰が言い出したんでしょうか?
マズ死ぬわけないし。(・・・死んだらどーしよ?)
 
って云うか内容について語らなきゃ?
うーん・・・幸せ馬鹿コンビめ!!って感じィ?(はっ?)・・・いつもと何も変わらねぇ。(涙)進歩しろよ自分・・・。ゴメンナサイ。(反省)



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